狂気の沙汰も萌え次第

雑記ブログのはずが同人女の日記になりました。

祈りと過去の幻燈[2024/2/24(土)]

今日は盛りだくさんな一日。全部を書くと冗長になりそうなのでかいつまんで書く。
朝、プチヴェール(ケールと芽キャベツのあいの子の野菜)とベーコンをソテーしたものとトーストを食べる。リーフレタスよりしっかりした歯ごたえで美味しかった。ベーコンと葉野菜を炒めたものが好きなので、積極的に食べていきたい。最近鍋以外の野菜を食べていない。つまりもやし・白菜・人参しか食べていないということなので、圧倒的に緑黄色野菜が足りていないことになる。

晴天だが風が強く、とても寒い一日。今日はずっと行ってみたかった東京ジャーミィとしながわ水族館に行く。
代々木上原の東京ジャーミィに着くとどうやらこれから結婚式が執り行われるらしく、1階のロビー部分は華やかな雰囲気に包まれていた。2階の礼拝堂は参拝可能だということだったので、スカーフを借り、頭に巻いて中に入る。
信者の人が膝まづくような体制で礼拝を行っているのが見える。我々が神社や寺に行ってする祈りは、数秒~数十秒程度で終了するが、イスラム教徒の方はしっかり時間をかけて祈っていた。最近「祈り」ってめちゃくちゃ大事じゃないか? と思う。別に、怪しい宗教にハマっているわけではない。祈ってるときって、自分がどうしたいのか、どうなってほしいのかが見えてきやすいし、心が落ち着く気がする。あとは「他者に幸せになってほしい」という表れでもあると思うし(SHIROBAKOでもみゃーもりが「じゃあみんなで(みーちゃんが)受かるよう祈ろう!」と言っていたように)、いろんな意味があるね。
モスク内は瑠璃色のアラベスク模様が本当に美しく、心が洗われるようだった。


電車でブログを書きながら移動。スマホで長い文章を書くのは本当に好きじゃない。フリック入力が思考のスピードに追い付かなくてイライラする。大井町しながわ水族館行きの無料バスに乗り換え、やっと着いた。小さい規模の水族館だが、連休中日&唯一の晴れの日ということでかなり混んでいた。魚見るってレベルじゃねーぞ! だったので、イルカショーの座席交代のタイミングに滑り込み座った。寒い中外でじっとしているのは結構つらい。それプラスまわりは小さい子供連ればかりで、非常にやかましいのがつらかった。いや休日に一人で来てる私が悪いんだけれども…自分と似た世代の人が子供をもうけているのがすごいなと思う。私は絶対欲しいと思えない。イルカショーは10分ほどの短いものだったが、座席が近いぶんダイナミックで楽しかった。動物のショーを見ていつも思うのは「調教師がすごいな」ということ。動物の訓練は非言語コミュニケーションの最たるものだ。
ショーの後いったん外に出てまた館内に入り直すと、驚くくらい人波が引いていてゆっくり見られた。今回水族館に来たのは、たなと『あちらこちらぼくら(のあれからとそれから)』の聖地巡礼のため。園木と真嶋がデートしたとこここか~とひとりでニコニコしながら歩いた。
途中、高知の足摺海底館からの出張展示のウミウシがいてかわいかった。足摺海底館といえばpanpanya『足摺水族館』なので、偶然とはいえ見られてよかった。高知にも近いうちに訪れたい。昔行ったときは、四万十川がものすごく綺麗だった記憶がある。

大井町のマックでチュロスを食べて休憩する。星形の外殻の中に丸い生地とチョコが入っているような構造でなんか面白かった。中延まで大井町線で移動。大井町線に乗るのは3年ぶりくらいで、結構懐かしかった。隣町珈琲でkashimir先生とpanpanya先生、そして楽園の飯田編集長のトークイベント。「楽園の背景」と題し、二人の先生が撮った風景写真についてひたすらコメントをするというイベント。panpanya先生が「油壺マリンパークで見たクジラの標本づくりのビデオ映像が忘れられない。でももう閉館しちゃったんですね」と言っていた。おふたりとも、「これは〇〇で撮った写真で…」と当時の光景を事細かに覚えているのがすごと思ったし、こんなふうに写真を披露できるほど写真を管理しているのが凄いと思った。
穏やかに写真を見て回が終了した。「カステラ風蒸しケーキ」の実物写真が投影されると客席からは歓声が上がる。食べてみたかったな。
それにしても、他人が撮った風景の写真を本人の解説を交えながら見るのは楽しい。自分でもお出かけの写真をまとめてスライドショーにしてみるかとiCloudの写真を整理し始めた。iCloudに残っていたのは2014年以降のデータだけだったが、ここから本格的な選別作業を始める。PCのiCloudスマホを同期させ、スライドに使えそうな外出の写真をざっくりピックアップするだけで4時間くらいかかった。外出に関する写真おおよそ6000枚あった。これでもかなり見落としはあると思う。

写真を選別し始めて思ったのは、カメラロールを見ていると、自分が当時何を大事にしていたかがよくわかった。筋トレに打ち込んでいた時は自分の体の写真ばかり保存してあったし、自転車に打ち込んでいた時は自転車の写真が多かった。コロナ以後は美術館や本の写真が増え、最近は散歩の写真が多かった。紹介する写真については何かしらのテーマを設けたほうがいいなと思うので、いろいろ分類しながら動画を作っていこうと思う。整理中、大学生の頃の写真がでてきて、友人のきなちゃんが写っているのもあったのできなちゃんに送る。

イベント後は五反田の平太周で背油ラーメンを食べた。正直微妙だった。新潟で食べた背油ラーメンに超えるラーメンにまだ出会えていない。ちなみにその店は2017年で閉店してしまったとのこと。悲しい。家に帰って風呂に入ると寒さによる疲れがどっと出て、早めに寝た。


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パンダさん回についに石田さんが登場。だーいし感がたまらない!

読んだ本

こち亀 1~2巻

破天荒中川が見れると評判のこち亀1巻。拳銃をぶっ放したり、女の子をナンパしたり、高級な服を自慢したりと、今とはずいぶんキャラが違う。両津の一人称がワシじゃなくて本官なのがいい。漫画全体もトーンではなくスミで塗ってるのが趣深い。山止たつひこ名義の読み切りも載っていた。


観た映画

タクシードライバー(1976年、マーティン・スコセッシ監督、アメリカ)

見ながら福祉と社会復帰について考えてしまった。
ベトナム戦争帰りの元海兵隊員が「夜眠れないから、どうせなら稼ごうと思って」とタクシードライバーになるところから話が始まる。やや社交性に欠ける彼はマンハッタンの荒廃した様子(ドラッグや売春など)を目にし、辟易する。
彼は最終的に、アイリスがいる売春宿で元締めのマフィアを殺した。結果「マフィアを成敗した勇気あるタクシードライバー」と新聞に取り上げられたが、それはたまたまで、アイリスに近づく男を私情(独りよがりな正義感)で殺したに過ぎない。
パランタイン大統領候補の暗殺だって、ベッツィーがパランタインの事務所で働いているからパランタインを暗殺相手に選んだだけ。つまり、好意を寄せる女性に自分が注目されたい、世間からの承認を得たいというだけの同機で動いているにすぎない。
昔のノワール映画らしい、若干のとっつきにくさはあったが、戦地から戻った兵士の再雇用や社会復帰など、いろんなテーマを内包していた。

見ていて、オッドダクシーでの「タクシードライバー」オマージュが多いなと思った。
・主人公(小戸川)の不眠設定
・第一話で小戸川と剛力が「We Are The World」のブルース・スプリングスティーンの話を執拗にしていた(「We Are The People」をもじっている)
・看護師の白川が薬を横流する
・銃を手にする
・樺島の承認欲求

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まっがーれ↓スペクタクル、まじで曲が好きすぎる。これぞ2000年代!なサウンド


現在、とにかく服を全部捨ててしまいたい衝動に駆られている。捨てると着る服がなんとかなるだろう。