狂気の沙汰も萌え次第

雑記ブログのはずが同人女の日記になりました。

喫茶Tanashiba たなと先生&虫歯先生トークイベントレポ

◾️たなと、虫歯が互いの作品の魅力を紐解くトークイベントを開催

BL作家のたなとさん、虫歯さんの対談イベントが8月13日にマンガ展 池袋で開催された。イベント内では「BLに目覚めたきっかけは?」「互作品テーマの決め方は?」などの読者からの質問に答えたほか、互いの作品の魅力を解説した。イベント後半には逆さ絵のライブドローイングが披露され、好評を博した(=写真)。今後の意気込みを述べ、たなとさんは「対面で読者の顔を見ることができて嬉しい、今後も頑張りたい」と語る。虫歯さんは「現在、.bloom(ドットブルーム)で新連載を予定している。今ちょうどネームが100ページできたところ。期待してほしい」と語った。

出典:デカダンス川崎のメモ帳

詳細レポ

実は2020年のトークショーに当選していたが、そのイベントはコロナで中止となってしまった。すごく楽しみにしていたので、また企画して頂けたのが本当にありがたかったし、当選してうれしかった。ラッキーついでに整番も若い番号を引けて、かなり前の方で見ることが出来ました。
和やかな雰囲気でトークショーは開会。虫歯先生は「TOKYO」とカラフルに書かれたキャップを被っており、「トーキョー!!イェーイ!!」と会場を煽っていて可愛かった。
虫歯先生がBLに出会ったきっかけはジャンプ作品のファンサイト。たなと先生は元々男の子2人組の組み合わせがすきで、祖父の入院先の待合室になぜか二次創作の同人誌が置いてあり、そこからBLの世界を知った。なんとも強すぎるエピソード…

二人が知り合ったのはpixiv。虫歯先生がたなと先生のイラストを見つけ、フォローしたのがはじまりだそう。そして二人とも商業作家となり、同じ雑誌で連載を持ち、こうしてトークイベントを開催している…展開が漫画みたいだ。とにかく互いのリスペクトの気持ちがビシビシ伝わってきた。たなと先生が「虫歯先生が昔出した同人誌を3冊購入した」と告白していて面白かった。

プロの漫画家は漫画を読む視点もプロで、絵のことからストーリーのことまで、(よく読んでるな~)としみじみ思う。たなと先生は「いい意味で読者に気を遣ってない、書きたいものを書いている感がすごい。そして見開きがかっこいい!」と語った。「不死身の命日を出した時、明確にインディーズがメジャーになった」と言っていて(わかる…)と思った。虫歯先生はたなと作品の「人の生活をよく見ている。同じ時間を過ごしている感が好き」と語っていて(わかる!)と思った。

そのほか作品のテーマの決め方やコミックス作業の裏話などを聞くことができた。ものすごく興味深かった。特に虫歯先生が『天国 in the HELL』のデザインををデザイナーの円と球さんに依頼した時「家系ラーメンみたいにしたいです!」と話したエピソードが面白かった。本当に家系ラーメンみたいなデザインの表紙になったそうです(結局それは没になった)。

そしてお二人が好きな音楽やゲームの話も聞けてよかったです(好きな作家の好きな作品の話を聞くのが好きマン)。詳しくはHMV渋谷で開催中の選書・選盤フェアで見ることができる。

ライブドローイングはまさかの逆さ絵! 虫歯先生が村上キャンプ先生から「逆さに描くと自分の絵が他人の絵に見える(ので、マイナーカプで他人の絵が見たいのにない!という時に活用する)」という話を聞いたのをきっかけに、このコーナーが立案された。逆さの方向からお互いのキャラクターを描いたが、逆さでも十分うまいです!! ファニーな仕上がりで味わい深かった。
そしてその後はクイズ大会。読者であれば同じみな質問から、「そんなパーソナルなことわかるか!笑」的なニッチな質問まであり、大盛り上がりだった。

本当に楽しいトークショーでした。先生方、ホーム社さん、マンガ展さん、ありがとうございました。