狂気の沙汰も萌え次第

雑記ブログのはずが同人女の日記になりました。

最近の愚痴[2024/4/22(火)]

今回は政治などの話なので、見たくない方は見ないでください。


最近は政治に対してものすごく腹が立っている。具体的に言うと、共同親権が爆速で可決されたことに「は?」となっている。離婚後の養育費の不払いが平気でまかり通り、法的な強制徴収制度も実質機能していないこの国で、共同親権?選択的夫婦別姓同性婚も頑なに認めない自民党のおじいさんたちが、名前だけでも父親面したい男のために認める共同親権とはいったい…DVや虐待があっても親権があるって、恐怖でしかなくないか。

そもそもバイアグラ爆速か承認されたのに対し、ピルの承認が40年かかったこの国で、緊急避妊薬もドラッグストアで買えないこの国で、ジェンダーギャップ指数144か国中114 位のこの国で、子供の遺棄の多くの事例で女性だけが有罪になるこの国で、女性の体の自己決定が持てないこの国で、子供を産むなんて、もはやギャンブルだろ。
性犯罪に対する認識も罰則も甘いし、平気で何回も再犯しては子供や女性が犠牲になるし、もう最悪だよ。また男の勝ち逃げ。いただき女子が懲役9年に対して四谷大塚事件は懲役2年執行猶予5年って意味不明すぎる。頂き女子の刑を軽くしろって言ってるんじゃなくて、性犯罪の刑を重くしろって言ってんの。複数の子供の未来と心の安寧を奪っておいてそれだけ? さすが父親が実娘をレイプしても捕まらない国ですな。犯罪ですら男に甘いとか終わってる。頂き女子に関しては、騙す方が100悪いんだけど50のおっさんが25の女の子が本気で相手してもらえてるって勘違いしてるのがマジで怖い。


そもそも論の話をすると、奥さんのキャリアを犠牲にして子を育てたおじいさんたちが法律を作って若い世代に「産め産め」と呼びかけるの、かなりおかしな構造ではないか? いかに若い女に子供を産ませるかを考えて、女性のリプロダクティブ・ヘルスライツは無視ですか? もちろん産みたい人が産める社会にはなってはほしいけど。おっさんどもは、自分のキャリアが奥さんのキャリアの犠牲のもとで成り立っていることを自覚してくれ。頂き議員、お前たちのことだよ。

若林理央『母にはなれないかもしれない―― 産まない女のシスターフッド』を読んで思ったけど、改めて産みたくないなと思った。これは様々な世代の「産まない・産めない・産みたくない」を集めた本で、産まない理由やその人の生き方が記されている。
生まれてから一度も子供を産みたいと思ったことがない。小学生の時、空き教室に女の子だけが集められて「女の子には生理があります。女の人はいつか子供を産みますから、自分の体をたいせつにしなければなりません」と先生に言われて(わたしは絶対に産まないのに、先生はなんでそんなこと言うんだろう。変なの)と思っていた。そう考えるほどに「いつか産むかも」「産みたくなるかも」とは思わなかった。

私は積極的に「産みたくない」とは公言していない。言うと「なんで?(責めるニュアンスで)」「まだ若いからそう思うだけで、いずれ結婚すればほしくなる」「少子化なのに」「無責任だ」と言われた経験が何回もあるからだ。自分とは違う意見を面と向かって言われると「私を否定された!」と勘違いして攻撃してくる人が人が多いので(結婚出産に関しては特に)リスク回避のために言わないだけ。でも本書に登場する女性たちは、比較的周りに「産みたくない」と言っていて強いなと思う。

子供を持たないことは無責任ではない。考えなしに産むより、ずっと子供と社会の幸福を考えている。税金だってちゃんと決められた額を払っている。子供を持つことで助成や税金の控除を受けられる。独身や子無しはその恩恵を受けられないので、実質独身税は払っているし、税金を通して社会参画している。それより「産めばかわいいよ」とか「女は子供を産んで一人前だよ」無理やり産むように勧告してくる人の方がよっぽど無責任じゃないか。


自分が産みたくない理由は「産みたいと思ったことがないし、育てたいとも思わないから」に尽きる。「セパタクローたのしいよ!あんたもやんなよ!マイボールはかわいいよ!」と見ず知らずの人に言われても「うーん…わたしはいいかな」となるのと同じ。(セパタクロー:東南アジア発祥の籐製のボールを蹴るスポーツ。ルールはバレーボールと似ていて、陣地に球を落とすと負け。セパタクローは例で、セパタクローをけなす意はないです)
本物のセパタクローはちょっとおためしすることはできても、出産という名のセパタクローは途中退場ができない。子供が成人し続けるまでひたすらボールを蹴って、陣地に落とさないように夫と協力して必死にプレイしなければならない。18年続く罰ゲームなんて、そんなの無理。途中、学校や地域のアシストが入っても、結局は自分の責任でプレイし続けなけらばならない。
そんな苦労が目に見えているので、自分はやらない。お金も時間も労力も、自分から何も奪われたくない。

逆に不思議なんだけど、子供が欲しい人って何で欲しいんだろう。ずっと謎。パートナーがいて「この人との間に子供が欲しい!」って気持ちはなんとなく想像がつくけど、パートナーいない状態でも「子供が欲しい」と言う人が結構いて、純粋にすごいな…と思う。なんでそう思えるんだろう。
男性で「子供が欲しい」と平気な顔をして言う人に腹が立つ。妊娠中は精神的・身体的な負担がかかるだけでなく、年単位でキャリアの断絶を抱える人も少なくない。職場に戻っても「マミートラック」に入れられ、今までとは同じ働き方はできない。子育てに追われ、子供中心の生活に変わる(これは男もだけど)。男性はそこまで創造「身体・精神・金銭的なケアを全力するので、お願いだから私の子を産んでもらえませんか」くらいのは言わなきゃだめだと思うよ。しょせん他人事だからそんなに軽々しく言えるんだよ。


韓国は非産非婚や脱コルセットなど色んなフェミニズム運動を経て(運動だけの結果ではないだろうが)出生率が0.72まで来てるのですごいなと思う。日本で恋愛結婚妊娠出産が幸せだと未だに信じられていて、声を上げる女性の声は相変わらず無視され、攻撃されている。「女の幸せ」とは女性を所有物として扱うためのプロパガンダ的なおっさんの作り話にすぎないし、まだその夢から覚めてない人が沢山いる。いやもちろん結婚したい人はすればいいが、どこまでが自分の意思で、どこまでが戦意高揚にあてられたものなんだろう。そんなはずはない、と反論する人もいるだろうが、そういう人ほど「世間体」を気にしているから笑える。やっぱり家父長制が諸悪の根源じゃん。

子供を持たないことに、親に申し訳ないとも思ったことがない。むしろ「親不孝もの」として、親や親族への仕返しになるならラッキーです。

化粧も落とさずベッドの上でスマホを見ることでしか癒せない夜もある[2024/4/17(水)]

朝起きたら左手がしびれていた。変な寝方したかな…と思い、そのまま出勤する。電車に揺られていると、体になんか違和感が。左足全体もしびれている。インターネットを通じて得た数少ない役立つ知識*1のなかで得た「半身のしびれは脳卒中の可能性があるので様子を見ずにすぐ救急へ」という知識を思い出し、これもしかして脳が卒中してるやつ…?と不安になる。でも顔の麻痺や滑舌は問題なかった。仕事の合間に#7119に電話すると「FASTチェックで脳卒中などの緊急の危険性はないようですが、今日中に脳神経内科を受診してください」と案内があった。「今日中ですか」と聞くと「ええ。明日を待たず今日早いうちに受診してください」と言われ、そうなのか…と会社を早退して病院へ行った。


問診と先生の体操のような触診の後、検査に移る。頸動脈のエコー検査、頸部のレントゲン、四肢の血圧と心電図の測定、MRIと思ったより大掛かりな検査になった。特にMRIは初めてのことだったのでいろいろ驚いた。磁場を使うので金属はNGと聞いていたが、検査の種別によっては歯に矯正器具がついててもいいらしい。矯正どころか、金属製のチャックがついた服のまま入れた。耳栓、イヤーマフを装着、頭が動かないようがっちり固定した上で狭いところに入っていくのはちょっとしたスリルがあって、閉所恐怖症の人は怖いだろうなと思った。工事現場みたいな爆音と振動の中15分過ごし、MRIは終了。

1時間近くかけて検査を行い、結果は「異状なし」でした。頭がなんともなくてよかったけど、じゃあこのしびれの正体は…?整形外科的なものなのか。会計時に「1万2000円です」と言われてちょっと焦った。まさかそんなにお金がかかるとは思っていなかったので手持ちが足りず、近くのATMでお金を下して払った。ただただ有給と1万強を失った人になってしまったな…。トホホ…。


いつもより早く家に帰ったけど、何もやる気が湧かずそのまま布団にダイブした。風呂に入っていない状態で布団に入るのは普段であればありえないことだが、そういう日もある。少し昼寝をすると夜になっていた。お腹が減るまでずっと布団の上でスマホを見ていた。こうすることでしか癒せない夜がある。でもこういう生活をしていると姿勢にゆがみが生じて今朝のようなしびれにつながるのかもしれない。足を組むのも良くないだろうからやめたい。


ふとpixivのマイページを見ると「○○〇が70ブクマを超えました」との通知が。実はこの作品、原作で数ページしか出てこないサブキャラC×Bの当時私しか書いていなかったオンリーワンカプでして…投稿当初は普通に1桁ブクマだったんですが、時代が追い付いたってことですか? やったね。生きてりゃいいことある。70って2クラス分じゃん。2クラスの人に良いねって思ってくれたのならうれしいです。SOUL’d OUTを聞こう。アラ ア アアァ。


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読んだ本

ひらい めぐみ『転職ばっかりうまくなる』

文体も内容もなーーーんか合わないな…と思ったら版元は百万年書房だった。やっぱこの出版社合わないわ。幻冬舎並みに合わない。百万年書房のインスタのポエムはすごい。
彼女自身努力してるのは分かるけどやっぱりADHDなのでは?と思う場面も多かった。「同じ3000円のランチを食べているのにお金がないというだけで楽しめない」など、お金がなくて心の余裕がなくなる。「転職ばっかりうまくなる」とあるけど、別にうまくはなってないと思う。結局「なんか生きづらい」「繊細」「メンタルの不調」を理解ある彼君(ルビ・デウスエクスマキナ)が解決してくれる話とそんなに変わらないじゃんと思った。

本書とは全く関係ない話だが、理解ある彼君は誰でもアクセスできる公共の福祉ではない。誰しもがアクセスできない影響力のある他者(理解ある彼、太い実家、頼もしい友人)によって問題が解決されると「そうじゃねぇんだよな…」と思う。「今は会社を辞めてフリーで活動しています」系の話も、夫君の収入があるから自分はフリーで活動で来ているのは…?と思う事例も多い。すべて自力で解決せよと言ってるわけではないが、自分だけの力でやっていけてるような記載の仕方はミスリードを招くのではないかなと思う。ミズクニ『統合失調症になった話(※理解ある彼君はいません) 』は福祉の力で社会復帰するという点でかなり参考になる漫画なので、おすすめです。

姫野カオルコ『彼女は頭が悪いから』

2016年に起きた東京大学の学生による集団強制わいせつ・暴行事件に着想を得たフィクション作品。人間として見下されたという暴力。被害者女性が非難されるシーンがリアルでつらかった。

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船で福岡から韓国にいってみたいでござる。



全然関係ないけど、きのこたけのこ戦争を本気で面白がっている人の気が知れない。おもんないとか寒いとかそういうレベルじゃなくて、多様性の対岸にいることを自覚してほしい。そもそも「どっちがおいしいか」と比べるものではないのに「大の大人なのにこんなくだらないことで熱くなれるオレ」みたいなのがきついね。「きのこたけのこ論争」「吉田沙保里最強説」「全盛期のイチロー」「暑いと思ったら松岡修造が帰国してた」は平成で卒業してくれ。

*1:インターネットを通じて得た数少ない役立つ知識 ・新玉ねぎを4等分して中心にバターを落とし、2~3分チンして醤油をかけるだけで激うまのおかずになる(バターではなくコンビーフも◎) ・朝の洗顔の後はタオルではなくキッチンペーパーで拭くと糸くずがつかない&清潔で快適 ・真夏は冷感タイプの汗拭きシートをブラの谷間のところに挟んでおくとしばらく暑さが軽減される ・髪の毛くるりんポイは本当に掃除が楽になる ・食洗器・ドラム式洗濯機は一人暮らしでも買った方がよい ・半身のしびれは脳卒中の可能性があるので様子を見ずにすぐ救急へ ・迷う理由が値段なら買え

眠いは春の季語[2024/4/13(土)]

朝から猛烈に眠い。眠いは春の季語だと思っているけど、それでも近年まれに見る眠さだった。でも美容室の予約をしているから行かない訳にもいかず、気合で起きた。午前中に予定を入れておくとダラダラしなくていいが、気持ちの余裕みたいなものは失われる。
先週末に可愛い服を買ったので、せっかくだからと着てみた。ショート丈のシャツにプリーツスカートと普段ならほとんど着ないタイプの服だったが、ME:Iの衣装みたいな服を着たい欲が高まっており、思い切って買ってしまった。基本的にTPOさえ合っていれば何を着てもいいと思っているが、いざ自分が若い子の服を着るとなるとちょっと緊張する。自分はME:Iに関して「多数決の良くないところが出たな…」と思っているので、桃奈を送り出して満足してしている。というか、「ちゃんと3色飯食って8時間寝て仕事や勉強をちゃんとやりつつ自分の価値感で生きるのが美人」という、ハロプロの歌詞のような女の子がかわいいなーと思うので、ME:Iメンバーの細さが見てて心配になってくるんだよ…。特に栞月と桃奈の瘦せ方はまずいんじゃないの…さすがに…健康でいてほしいよ。やっぱハロプロが安心する。
とはいえハロプロも年中けが人や体調不良者出して着席パフォさせたりしているので、健康管理やスケジューリングをもう少しどうにかしてほしいとは思う。



髪を切ったら思ったより短くなってしまったけど、かわいいのでいいかということにした。駅ビルをぶらついていたら靴屋でセールをしていたので、思わず買ってしまった。ちょうど探していたタイミングで、欲しかったデザインのスニーカーとサンダルを同時にゲットできてしまった。買う理由が値段ならやめとけなのはわかっているが、たまにはこういう衝動買いも楽しい。靴に合うソックスも欲しくなってきた。
昼ごはんを食べる時間がなかったので、PAOPAOでマントウ(肉まんの皮だけふかしたもの)を買って食べた。PAOPAOは肉まんも餃子もおいしいけど、やっぱりマントウが好き。小腹満たしにもちょうどいい。

さて、今日は映画やアートのワークショップに行く。2月にお試しで受講したものが楽しかったので2回目の参加。講師の方がテーマに沿った映画や文学作品、アートなどを紹介し、その後参加者同士で自由に話すという回。年齢が程よく分散しており、違う世代の方の意見を聞くのがたのしい。何と言っても、講師の方の映画・文学の知識が豊富さに毎度驚く。自分はそもそも映画に全く明るくないので、体系的に学ぶことが出来て本当に勉強になっている。テーマについての理解を深められてよかった。


図書館で紙推敲を終わらせたが、途中で猛烈な眠気に襲われた。多分、まんとうを食べたせいだ。あの100%小麦粉の塊をたべて眠くならない訳がない。食パンを生のまままるごとたべてるようなものだから。5月の文フリの本は紙推敲が大体終わり、あとは細かな調整だけとなった。今回も部数は勘で刷るが、次回の文フリから一般参加者は1000円の有料チケットを購入することになる。これがどう響くかは謎。毎回参加するような人は来るだろうけど、無料だから行ってみようか層はどうだろう。でも最近の盛り上がりを見ているとあんまり気にしなくていいのかもしれない。

夕食の後にインデザインで作業。ずっと画面を見ていると肩が凝ってきてだめだ。肩が凝ると「なんでこんなに苦痛を感じてまで作業をしなきゃいけないんだ」という気持ちになるから良くない。したくてしてしてることに苦痛を感じたくない。余裕はないけど今日はここまでだなと作業を切り上げて、今日紹介された「ブレードランナー」を見た。


読んだ本

上野千鶴子,田房永子『上野先生、フェミニズムについてゼロから教えてください!』
最近NHKテレビ小説「虎に翼」を見ていて、女性の権利問題の遍歴がものすごくきになってきた。なんだかんだで上野千鶴子フェミニズム本を読んだことがなかったので、読んでみた。
2020年に発行された本。2015年から2019年にかけて、フェミニズムのムーブメントがかなり活発化したようだけど、2024年はトランスジェンダーの話題も相まって、さらに議論が活発化しているように思う。今の70代、40代がどのように性別による不平等さを抱えて、声を上げてきたのかが分かった。男性が既得権益を得て、実質的に女性を支配下に置いているという構図に変わりはなく、既得権益を得ている意識があるからこそ反発される。
人生にはA面(仕事、会社、社会、政治)とB面(家庭、育児、介護、地域)があり、Aに男性、Bに女性が置かれがち。Aに女性の居場所も増えてきたけど、Bに男性が食い込んでくることはまだまだ少ない。しかもBをちゃんとやらないとAにも居づらい。「フェミニズムとは男になりたい女ではない」はまさにその通り。
セクハラ行為に対してよく「自分の娘に同じことをするか?」という前提がよく用いられるが、「おっさんにとって「女はどこかの男に属している付属品」だから、性被害はその付属品を傷つけられること」と聞いてはっとした。なんで自分に置き換えて考えられないんだろうと思っていたけど、そういうことか。雑に「男ってこう!!」とまとめられている部分もあったけど、注意深く読めばかなり勉強になる一冊。昨今、フェミニズムについて堂々と語るのが難しいけれど、いろいろ読んで知見を広めようと思います。

www.nikkei.com


観た映画

正欲(2023年、岸善幸監督)

あの分厚い本を…2時間に収めるのは…やっぱ難しいですよね…という感じの出来。時間的にどうしようもないが端折られてる部分が多く「そここそ重要だろ!!!」というシーンも削られていた。夏月と中学の同級生、佳道が同じ性癖を持つことを知るシーン、大晦日の夜に死を選ばず二人で生きることを選ぶシーンはぜひ端折らないでほしかった…。八重子の傲慢さとかも、もっとこう…すごかったじゃないですか!
それにしても広島の訛りはどうしてこうも耳ざわりがいいのだろう…(段原瑠々さん……)


webshop.montbell.jp

モンベルの日傘を買いました。これで今年の夏は完璧です。今年はすでに25度を超える日が出てきており、日差しもとても強いです。めんどくさがらずに今年こそ日焼け止めと日傘を徹底しようと思います。日焼け止めが本当に本当に本当に本当に苦手で(被膜感がどうにも受け付けない)丸一日外にいるときぐらいしかつけないのですが、ビオレのミストタイプのやつを今年は試してみます。

ちなみに、だいぶ前に真夏用にカラーレンズの眼鏡(さすがにサングラスをする勇気がない)も買いました。夏は本当にまぶしくてつらいので、これで乗り切ろうと思います。

極度運動(しなさい)[2024/4/10(水)]

運動をしていないので体とメンタルの調子があまりよくない。偉大なる作家たち(三島由紀夫荒木飛呂彦村上春樹乙一panpanya羽田圭介)が毎日運動するのには理由がある。前回の芥川賞を受賞した九段理恵さんも毎日運動していると言っていたし。一方の私は先週はプールも行けてないし(3月は何気に毎週行っていた)ランニングもできていない。平日は毎日昼休みにジムで筋トレしたり散歩したりしているがごく短時間なので効果は怪しい。私も一応「毎日運動してます!」という実績はあるが、強度が問題。

1時間だらだら作業するより15分走って45分作業したほうが絶対体にいいし、効率もいいはずなのにそれができない。毎晩「今日はつかれたから…」と言い訳をして、体がガチガチに固まっていく負のサイクルに突入している。今月は原稿の追い込みだからなおさら運動ができていない。21時に帰宅してもジムに行く気力を下さい。運動をしないとさらに運動をする気力がなくなる。強制的に運動するのに最も効果があるのは退勤後即職場の近くのチョコザップででランニングすることだが、ウエアと靴がないし、職場に置いておくのも現実問題難しいので無理だ。できてウォーキングくらいか。やはり一番実現可能性があるのは水泳だな(水着とタオルだけでいいから)転職前はほぼ毎晩ランニングとか行ってたな…あれも遠い昔だな。

専業作家だからか? 時間があるのは…と思ったがそんなことはないはず。いやどこだよ21時に帰宅してジムに行ける世界線は(ここだよ)。土日だってどんなに忙しくても1時間は運動時間を確保できるはずだし、ただ億劫でやらないだけなんだよ。そもそも自分は怠惰な人間で、一念発起し居ないと運動ができないタイプだから工夫してやらねば。

運動しないと本当に気持ちがわるい。改善するとしたら起床時間を1時間早くして運動するか…。あとはピラティスをやってみたい。月謝が意外と高くて「貴族の習い事か?」と思ったが、そうなだろうな~…と思っていたところ、チョコザップにピラティスがあると聞きつけたので、設置され次第行ってみようと思います。私が運動の話題を出すときは基本的に運動をしていないときなので、運動の話をしていないなーというときは運動しています。

メンタルの調子が悪いのはピルを切り替えるために今休薬ているせいもある。ああ、こんな感じだったな…このデフォルトで具合が悪いじ…これで生きてたのか…今まで…と感慨深くなっている。部屋が荒れ放題なので、掃除もしたい。


locari.jp

ネサフしていた時に出てきた記事。あの…Beforeも十分…綺麗では…??



仕事帰りにモンベルで日傘(夏前に毎年売り切れるので、今年こそはと思い、5000円強の日傘を買った)とインナーを買い、高円寺の蟹ブックスへ。デイリーポータルのZINEが蟹ブックスだけで売られているのでそれを今月中に買いに行かねばと思っていた矢先、ライターの安達さん、窪田さんが在店して缶バッジを作るということで行ってみた。閉店間際に駆けこむとライターのお二人だけでなく林編集長や他のライターさんもいて賑わっていた。ZINEを買い、安達さんと林編集長に感想を伝えられてよかった。缶バッジはテディ・クマムシのを作ってもらった。ありがたや。

帰宅後、豚汁で豚汁うどんを作り、原稿。胃が落ち着いたところで20分ほどランニングした。胃がちょっと重かった。ランニングもだけど、公園でバドミントンとか、そういうのをやりたい。



スタバの新作論

毎月のように発売されるスターバックスの期間限定ドリンクについて、巷で「新作」と呼ばれていることにずっと反感を抱いている。自分の中では「新作=新たにラインナップされた商品」で、その後通常商品として中長期的に売り出されることを前提としているものだと捉えている。(売れゆきが芳しくなく途中で販売が中止になることもあるだろうが、発売時は「ラインナップする予定」として捉えていればそれでよい)
とにかく期間限定品(公式の呼称は「季節のおすすめ」)を雑に「新作」とくくってしまうのがなんか嫌なんだよな。新作といえば新作だけど、扱いが違うだろう。特にスタバの「桜フラペチーノ」や「ジンジャーブレッドラテ」など、毎年マイナーチェンジしつつ発売される定番にも「新作」と言ったりするので、おい! と思ったりする。
繰り返すようだが、スタバ自身は「季節のおすすめビバレッジ」と呼称しているので、「新作」と安易に呼称する民衆に腹が立っているわけです。



美談じゃねぇよ

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211014/k10013305191000.htmlwww3.nhk.or.jp

これもネサフ中に見つけた。
なんだこのクズ夫は…ろくに家事育児をしないくせに第2子第3子を作る父親の気持ちがマジでわからなかったのだけれど、こういう感じなのか。「仕事」という逃げ場に逃げて、あとは母親に丸投げしておけばよいという考え。全部ひとごとで、何も考えていないだけなんだ。息子がヘルプを出す前に妻だって絶対ヘルプだしてたのに耳を貸さなかったのはどいつだよ。最後「今は落ち着いて反省してます」といい話風にまとめているけど、妻の負担が大きいのは変わっていない。時短なのに送迎すらしていない。これを見て人の意識が変わるか? NHKの働き方が異常だからこれを「美談」として平気で掲載しているのだろうか。ただの現在進行形の加害の告白だよ。

犯人は誰

www3.nhk.or.jp

母、子2人の一家無理心中で母だけが生き残ったニュース。案の上母親たたきがヤバい。「一人で死ね」とナイフを突きつけるようなコメントが散見する。いや本当に分からないんですけど、なんで赤の他人にそんなことが言えるんだ…事情も全然分からないのに。想像力のない人が短略的な思考で条件反射的にコメントを残すのは世の常ですが、それも言っちゃいけないことはあるだろ。たとえ一人で死んだとしても残された子供はどうなる? 自殺しようとするほど追い詰められた状況なら、母親が選ぶ選択は想像に難くない。そしてこういう事件でいつも思うのは父親の不在。子の遺棄事件でも逮捕されるのは母親ばかり。いや、種がないと子はできませんが…。
困ったときに駆けこめるシェルターは全国に設置されていますが、広く認知されていないのが事実です。困った人がすぐにアクセスできる環境になってほしい。


読んだ本

山内マリコ『選んだ孤独はよい孤独』

男性の生きづらさにフォーカスした短編集。「おれが逃がしてやる」がかっこよかったけど、男性のマチズモからの逃れられなさが切ない。


www.youtube.com

宇多田ヒカルのコンサートまでの日数を指折り数えております。

いくじなし[2024/4/9(月)]

実は学生の時、学校主催で中国への短期・長期留学プログラムがあって、破格で(といっても学生からしたら大金だったが)北京大学に留学できるプログラムがあった。今となっては何で行かなかったんだろうなーと思う。現実問題、渡航費学費のほかに様々なお金がかかってくるだろうし、日本にいればバイトできるが留学中は(特に中国は留学生は労働ビザが取れないのでバイトはできない)できないし、まあいろんな理由をつけてチャレンジすらしなかったわけだが、短期の方であればバイトを半年くらい頑張ればまあなんとかなるくらいの金額だったのでやればよかったなと思う。ちょうどそのころは観劇にハマっていて月1回くらいは東京に行っていたから、その分のお金を全部ぶちこめば絶対なんとかなっていたはずで、ただ選ばなかったというほうがニュアンスとして近い。
もっと言えば、単純に異国でやっていく度胸がなかった。特にその頃は中国法や政治史、文革について特に熱心勉強していた時期だったので、あの中国が持つ特有の暗いパワーに蹴落とされてしまった部分もあるかもしれない。

大学卒業後、特に中国語に触れる機会はなかったが「羅小黒戦記」を見て「やっぱり中国語いいじゃん!響きがかわいい!!」と思った。思ったが、中国語学習には行きつかなかった。中国語&中文字幕で羅小黒戦記を見たら「簡単な応答や、文章の文末や文頭だけだけど、言ってることが分かるぞ!!」になってうれしかった。
今月から始まったまいにち中国語はかなり真面目なトーンで、陽奈の星めぐりで講師を担当した加藤徹先生の軽快な感じが恋しい。


今日は仕事帰りににロイヤルホストで食事。どうしてもロイヤルオムライスが食べたかったので行った。雨がぱらつく中、月曜夜のロイホは空いていて快適だった。久々に窓際のボックス席に座り、ゆっくり食事ができた。オムライスは卵の焼き加減とケチャップライスの味付けがちょうどよく、おいしかった。料理人によって味付けが微妙に異なるが、今回はマイルドめな仕上がり。ついでに苺とピスタチオのブリュレパフェも注文。相変わらず1000円強でこのクオリティは素晴らしい。ファミレスのパフェは「アイス!クリーム!ソース!果肉!」な大味な仕上がりになりがちだが、ロイホのパフェはどれも繊細な構成になっている。ホテルで出ても驚かない。少しだけ作業をしてから帰宅。ロイヤルホストのことがもっと大好きになった。
家に帰ってゲラチェック。あっという間に就寝時間がきてランニングはできなかった。


部数アンケは信じるなってばっちゃが言ってた

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13万の赤字はきついよなぁ…お気の毒に。でもなぜそんなことに? と思い見てみた。

なぜ13万の赤字が出てしまったのか
①部数アンケートを鵜吞みにした
②需要と原価を気にしすぎた
③(事情があるとはいえ)頒布開始時期がずれ込む
④在庫を破棄

同人の世界で口酸っぱく言われている「まるまる在庫&赤字になっても自分が納得できる額だけ刷る」を守ればこんな悲劇は……起こらなかったんや。この方の何が悪かったのか?と聞かれたら、おそらくマーケティングの目線でしょう。
それにしても論述系同人誌のメッカであるコミケや文フリで売らなかったのは惜しすぎる機会損失だった。この2つのイベントに出ていればある程度は捌けさせることは十分可能だった。在庫せずにすぐ破棄してしまったのも悪手。在庫に関してはウエストウイング等の同人誌保管サービスを何らかの事情で利用できない、自宅に保管スペースがないなどどうにもならない事情がありますが…最近の女性向けにある「在庫=悪」の風潮が悪さをしてるようにも思える。
また、フルカラーは発行者のこだわりなのかもしれないけど、でもせめて、なぜ二色刷り(または三色刷り)にしなかった…。サンプルを見る限りおそらくAdobe InDesignで組まれた本。組版の知識のある人ならいろいろやりようはあったように思うが…。フルカラーでなければ赤字額を抑えられたかもしれない(それにしてもフルカラー200Pを100部を刷っても印刷代20万円で済むのかという驚きは正直、ある)


でもこれらの指摘はすべて結果論なので聞き流してください。失敗談を共有するというのはかなり勇気のいることだし、これがこれから同人誌を初めて作る人、同人誌を作ったことはあるけど違うタイプの本をつくる人に役立つ情報であることは確かです。


今回の件に限ったことではないが、「買い手の財布をあてにして装丁を盛りに盛る同人者」というのはいつの時代も一定の割合でいて、相場から~20%程度高い値付けで収まるのであれば個人的には許容範囲内ではあるが、30~40%以上高くなってくると「いやそこはてめぇの財布から出せよ中身(本文)変わんねえだろ」と思ってしまう。その時点でNot for meなので買いませんが…。


とにかく、同人誌を発行する際には

①製造原価から頒布価格を算出してはいけない(少数部の場合)
②部数アンケートを鵜呑みにしてはならない(アンケートの母数が大きいほど)
③〇部売れたら赤字にならないという予測のうえに部数を決定してはならない(この見立てにはかなりの訓練が必要)

同人誌はまるまる赤字になってもいいと思えるだけの金額で刷ろう!!

一方で、ノベルティが経費とみなされず夫の扶養から外されて三桁万円の税金を払ったと言っている人もいた。私は「いやどんだけもうけてんだよ。せめて確定申告して納税せぇよ」としか思わなかった。お気楽極楽か?


読んだ本

山内マリコ山内マリコの美術館は一人で行く派展』

テレビブロスでの連載まとめ。美術館や展覧会の感想を軽快な語り口で記録している。この軽さにテレビブロスっぽさがあってよい。

観た映画

『あのこは貴族』(2020年、岨手由貴子監督)

よく2時間でまとめたと思った。華子の髪型はセミロング~ロングのイメージだったので、華子を演じる門脇麦のボブヘアに最初はん?とおもったけど、話が進むにつれて「これこそ真のお嬢様の髪型なのかもしれない…」と思えた。ネックレス、服など派手ではないが上質そうなものばかりチョイスしていたし、バッグはバーキンやマトラッセを持ってて色々と説得力がすごかった。
一方で地方出身の美紀を演じたのは水原希子。演技自体はよかったが、あの田舎・あの両親から目鼻立ちハッキリくっきりハーフ顔が生まれるのはちょっと無理があるのでは…と思った。華子がバーキンを持つのに対して美紀はコーチを持っている。このあたりもすごくリアル(ビジネスシーンにはとてもいいよね、コーチ)。
映像になると華子や幸一郎まわりの金持ち描写(邸宅、別荘、利用するレストランなど)が小説以上に分かりやすいし、和室等格式のある場面での所作もわかりやすかった。美紀が「うちはお盆と正月しかやらない家なんだよね。クリスマスは小学生の頃にプレゼントをもらったくらいで」と言った後、華子が「信じられない…」とつぶやいたあの残酷さと言ったらなかった。金持ちは金持ちの生活しかしらないし、庶民は庶民の生活しか知らない。でもそれぞれの当たり前と相手の境遇を比べて「信じられない」と直接言うのはちょっとなぁ。それは美紀が「1人1セットおひなさまがあるなんて…」と言ってるのも同じだけど。

映画の後半になるにつれtえ、視聴者は金持ちには金持ちの地獄があることを知る。後半では美紀の部屋に華子が行くというオリジナルシーンがある。よくあるワンルーム(と言っても広め)の部屋を華子は「落ち着く。全部美紀さんのものだから」と言っていた。美紀が英里と起業を決めたシーンでも、自転車に2ケツしたシーンでも思ったけど、こういうシスターフットな描き方がとてもいいな。
作中では華子は終始タクシーに乗り、美紀は自転車に乗っていた。これぞまさに自由の対比、自分の力で生き抜く姿の対比なんじゃないかと思う。

塊マンボで酔わせて、王子!

一日があっという間に終わりすぎる[2024/4/2(火)]

新年度なので何か新しいアイテムを導入しよう思い、通勤用の鞄を買った。取材がない日はいつも使っているビジネスリュックだと大きすぎるからコンパクトにしたいなと思い、斜めがけのものを買った。一応A4が入るサイズのものとはいえ、財布、ペットボトル、弁当、本、細かいものを入れたポーチをあっという間にパンパンになった。弁当と本が主に場所をとってるんだな…毎日の荷物で…という気持ちになったが、こればっかりはしょうがない。
ビジネスリュックだと座席に座った時に前に抱える圧迫感があるのだが、斜めがけはそれがないので良い。鞄を変えると荷物を移し忘れることが多くあるのでそこだけ気を付けていきたい。あとは、KINTOのウォーターボトルも買ってみた。金がない時に余計なものを買ってしまったなーという自覚はあるが、食洗器をゲットしたので、ペットボトルも卒業したかった。

新年度の電車にはちらほら新入社員らしい人がいる。welcome to underground...。新卒って何年前だ?と思ったら7年前だった。私が新入社員の頃、先輩に新卒の頃の話を聞くと、まるで遠い昔のように語るから変なの~と思っていたのだけれど、確かに先輩と同い年くらいになってみると新卒ははるか遠い昔だ。何もかもが懐かしい。
そんな社会人8年目に投入した私は毎日があっという間に終わりすぎている。特に終業後から寝る前までの時間がタイムアタックのようで結構しんどいものがある。

■一日の流れ


起床即爆速で着替え、メイク
電車
出社・始業

~仕事~

終業
どこかで食事
電車(読書)
買い物や用事を済ませる
20時~21時ごろに帰宅、家で自炊(外で食べなかった場合)
同人誌の原稿、日記書き
運動(する日は)
風呂・スキンケア
ストレッチ
中国語の勉強
読書
0時(目標)就寝(最低7時間睡眠)

平日はタスクをこなすとあっという間に寝る時間になっていて悲しい。ゆとりの時間が一切ない。生活に必要な時間(食事・風呂・トイレ)以外は自分のやりたいことなのでいいんだけど、やっぱりゆっくりする時間はとりたい。しいて言うなら運動の時間とストレッチの時間は耳と目が暇なので、ここでハロステ!を見たり、SHIROBAKOを見たりする。


最近は本当に肥満がやばい。薬のせいで太ったのもあるけど、それ以外の要因も絶対にある。外食をやめて、せめておにぎりやスープで済ませたいけど、結局家での夜ごはんの時間が遅くなるのと、仕事で疲れて夜ご飯くらいはちゃんとしたご飯を食べたいと思う。
こんなかんじの食生活なので「ちゃんとご飯食べてる?」と聞かれるとものすごく腹が立つ。ちゃんとしたご飯は食べれない生活ですが食べてはいますよ。世の中の「ちゃんとご飯」へのプレッシャーは何なんだ。自分の中にも一汁一菜が至高であるのような刷り込みがあるので、ベースブレッドで済ませるとかもできない。もはや呪いじゃないか。一時期帰り道で自宅から持参したおにぎりを歩きながら食べていた時期があって、人通りが少ないとはいえ人としてどうなんだ…と思ってやめた。


どうにかして19時には家に帰れるような仕事になりたい。前職は最速で帰宅すると18時半には家に着いたので天国のようだった。戻りたい……あの頃に……。20時過ぎに帰宅して自炊して食事をとるなんて私には無理です。お腹の減り具合的にも、自炊の気力的にも。私はこの19時に家について家で食事をとりたいというのは甘えだとは思いません。人間的な生活のためには必要なことです。それにしてもフルタイム勤務ってどう考えても家に家事をしてくれる人がいる前提のスケジュールだよね…私だって夕食を作って待って帰りを待つかわいいお嫁さん(あえてこの表現を使う)が欲しい。20時過ぎても料理している人がいるのは知ってる。でも私はできないしやりたくない。私の苦悩は私だけのもので他人と比べるべきじゃない。


とはいえ、ある程度通勤時間があるから読書時間が毎日最低1時間は確保できているから、何とも言えないな…。とにかくお金もかかるので外食をやめたい。コンビニでおにぎりを買って食べればいいにだろうけど、退勤後はお腹減りすぎ&頑張ったからいいものを食べたいのテンションになってしまい、コンビニおにぎりのことなど頭から抜けてしまう。どうにかしたい。若干遠くの職場に勤めているせいでこういう余計なお金がかかってくるの本当に嫌だな。やっぱりテレワーク人(テレワークんちゅ)になりたい。今、本当にお金がないのだけれど、以前のような感覚でお金を使ってしまっているので本当にやばい。生活のレベルを下げるのは本当に大変。


そんなこんなでこの日は御徒町に用事があったので、気になっていた蘭州牛肉麺を食べた。Eテレの中国語ナビで「拉麺(ラーメン)」の話題が出てからずっと食べてみたかったのでうれしい。「拉」は中国語で「引っ張って伸ばす」意味があり、拉麺は文字通り生地を引っ張って伸ばして作る麺。牛肉麺は拉麺にあたる。
大陸系の麺はコシのないものが多いが、拉麺はうどんのようなコシがあるそう。ワクワクしながらタッチパネルで注文しようとすると麺の太さが選べます!の画面でいきなり9種類くらいの麺を選択させられる。9種類!? 細、中太、太、極太、三角…と続くなか、めずらしさと「おすすめ」の文字があった三角麺にした。

透き通ったスープの上にはチャーシューのような牛肉のスライスとパクチー、ネギ、ラー油が乗っている。あっさりしていて意外とヘルシーそう。日式ラーメンとは全然違う。さっぱりしつつ、スパイスがきいていて複雑な味わい。三角麺はテトラポットのような断面になっており、スープがよく絡む。うどんとラーメンの中間のような食感で面白い。ラー油と黒酢を足すとめっちゃおいしかった。御徒町はガチ中華が多いので楽しいが、いかんせん人が多くて疲れる。

帰宅後、新しくなったまいにち中国語を勉強。テキストの文字組は昨年度の「陽奈の星めぐり」の方が圧倒的に見やすい。同人誌の編集をしたらあっという間に寝る時間になっていた。5月に出す本はInDesignで組んでいるので、だいぶ読みやすくなると思います。全体的に加筆修正もしているので、よかったら文フリに遊びに来てくださいね。

読んだ本

ミン・ジヒョン著、加藤慧訳『私の最高の彼氏とその彼女』

主人公・ミレが好意を寄せている男性・シウォンは「非独占恋愛(オープンリレーションシップ)」を実行している。
オープンリレーションシップは複数人での交際(3人だったら、3人が全員恋人同士)かと勘違いしていたが、そうではないらしい。A-Bの関係が基本にあり、その関係性がクローズではなく開かれたものであるということ。双方の同意の上、外に恋人を作ってもいいよというもので、A-Bが長く付き合うための約束事みたいなものらしい。読み進めるごとに、長年刷り込まれてきた「こうあるべき」規範がガンガン壊されていく。ミレはオープンリレーションシップにはじめから理解があったわけではなく、次第に理解していくから読者もついていきやすかった。

美内すずえガラスの仮面』1巻

有名な「おそろしい子!」は月影先生のセリフだったのか。しかもマヤの類まれなる演劇の才能に気づき、これからの期待や希望に震えているかなりポジティブなシーンだった。とにかくストーリーが引き込まれるし面白い。何より絵が可愛い。


今週は常に眠いです。電車で座るとすぐ寝てしまいます。低気圧のせいでしょうか。
あと、先日の東京ポッド許可局でお便りが読まれて嬉しかったです。

‎東京ポッド許可局:Apple Podcast内の思わずツイートしてしまいました

一昔前のブラック吹奏楽部の実態について

高校の時、ブラック部活に所属していました。今でも夢に見るくらいトラウマなので、自分の中で消化するために実情をまとめます。入学の時期でもあるので、新入生の中学生、高校生の誰かにも届けばいいなと思います。

1.基本的な情報

・公立高校の吹奏楽
・時期は約10年前
・レベルはたまに全国大会に行く程度、地方大会では毎年ダメ金を受賞。

・私…中学からの経験者。吹奏楽のためにこの高校を選びました。
(役職:1年次学年リーダー、2年次学年リーダー、副部長、部長、パートリーダー、演奏時の演出を考える係、ダンスをする人、など)

2.活動内容

年間稼働日数358日(休みは盆と正月のみ、年に7日)
平日:放課後~19時まで練習
休日:8時半~17時まで練習
(平日・休日ともに1時間程度の朝練あり)

休むことは原則認められていません。休みが認められるのは「インフルエンザ、忌引き、自然災害等で交通機関が止まり、かつ身体に物理的な危険が差し迫っているとき」のみです。

<年間スケジュール>

春:春のコンサート、合宿、定期演奏会センバツがあれば野球応援)
夏:全日本吹奏楽コンクール、野球応援(平均4回くらい駆り出される、甲子園まで行けば甲子園まで行く)
秋:秋のコンサート、全国大会(行ければ)、世代交代による組織改編
冬:冬のコンサート、アンサンブルコンテストと吹奏楽の選抜コンクール全国大会(あれば春高バレー応援)
(大会、客演演奏会のため毎月どこかしらに遠征に行く)



3.人間関係と洗脳

◆顧問=絶対神。公立校にも関わらず20年近く在籍し続ける顧問。一代で地方弱小高を全国ニアミスレベルまで押し上げた立役者。プロオケ出身のためか、自分がかつてやっていた楽器のセクションに特にうるさい。

吹奏楽部はよく「宗教」と言われますが、本当にその通りだと思います。
ズブの素人をまともな演奏家にするには「洗脳」という手法を用いてひたすら練習させるしかないからです。裏を返すと、楽器演奏の技能は練習の質×量で決まるということです。

①全国常連校に比べ、うちはまだ優しい方という刷り込み

「○○高校や△△高校(全国常連校)は毎日夜9、10時まで練習してるんだぞ! それに比べたらまだやさしいものだ(だからつべこべ言わずにやりなさい)!」と、何度も何度も繰り返し言われました。そのたびに私は(そうかぁ…)と思っていました。ただ電車の本数が少なく、通学にただでさえ時間がかかっていたので普通にしんどかったです。

②異常な連帯責任論

以下のことをすると連帯責任として学年、パートごとに早朝清掃などをさせられます。
・定期考査による居残り
・特定の期間(大会前など)朝練に来ない
・部員間のトラブル

1日休むと取り戻すのに3日かかる神話を口を酸っぱくして言われました。とにかく一事が万事で、一日足りとも練習をさぼることは許されません。生徒同士の相互監視も行き届いています。極めつけは、顧問が「親族の葬式を休んでまで部活に来た生徒のエピソード」を美談として扱うことです。その生徒が休むはずだった日は大事な大会などではなく、通常の部活の日でした。冠婚葬祭を蹴ることが美談にされていると思うと、かなりゾッとします。

ただ、強い言葉は使っても人格否定系のことを言わないだけましだったなと思います。

◆先輩

相互監視の目付け役。9割の先輩が優しかったが、1割は意地悪してくるひとがいた(挨拶を無視する、面と向かって嫌味を言ってくる、)

公式ルール
・校則の順守(化粧・巻き髪禁止)
・スカートはひざ下(服装の順守)
・遠征時の荷物の大きさを指定(1週間の滞在でも最大スポーツバッグ1個まで、キャリーケース禁止)
・演奏服のズボンは支給されないが、細かい規定がたくさんあり、買うのが困難

非公式(部の伝統)の部員ルール
・部内恋愛禁止
・先輩への挨拶はその日に2回、3回会ったとしてもかならず行う
・文化祭や体育祭のときの化粧、ヘアアイロン禁止(ほかの部活は黙認されている)

◆同級生

ここが一番仲が悪かった、金管木管でも仲が悪い。私たちの学年はトラブルばかり起こして顧問に一番怒られていた。

番外編「甲子園応援」

吹奏楽部は野球部の奴隷です。炎天下の中、したくもない応援に行かされます。もちろんバイト代など出ず、手弁当で行きます。ボランティアです。
ハッキリ言おう。野球部が大嫌いだと。吹奏楽部がいくら野球部に尽くしたところで、感謝されることはありません。ただただ搾取されるだけです。吹奏楽応援を美談のようにもてはやす外野も大っ嫌いです。本当に野球は嫌い。

5.ブラック部活の部長

仕事内容…点呼、号令、先生への報告、OBへの対応、コンサートなどでの挨拶etc

自分はしたくなかったので一度は断りました。ことあるごとに皆の前にただ、部長は


4.在学時に考えていたこと

早く辞めたい。
これに限ります。自分は学年リーダーということもあり(今となってはどうでもいいこととわかりますが)現役の時に退部する=死、くらいのことを考えていました。早く三年の秋になって早く辞めたい。こればかり考えていました。
全国大会決まった時も、喜びよりも(あと2か月も練習するの…?)という気持ちが先に来たくらいでした。それでも演奏することは楽しかったし、楽器のことは好きでした。ただ本当に「強制されてやる練習」が苦痛だったし、人間関係も最悪だったので、とにかく「吹奏楽」という概念から逃れたかったです。

三年の冬、受験勉強をしていると、「ヤバさ」がだんだんわかりはじめ、

5.ブラック部活に入ると人はどうなるのか?

①自分がなくなる

自主性がなくなくなり、自信がなくなり、自分が無くなります。教師にの定めた指針から一歩でも外れると𠮟責の対象となるため、自分。
学校が遠かったため通学に時間がかかり常に寝不足でしたし、常に余裕がありませんでした。
そして高校を卒業し、ようやく「信仰≒よすが」として生きてきた吹奏楽から離れると、体から芯が抜けるように軸がブレブレになります。卒業後、在学時からは想像できないほど荒廃した生活を送る人もいました。

②青春がなくなる

一切遊んだ記憶がありません。友達と遊ぶことはおろか、漫画を読む、ゲームをするなどの余暇も本当にする時間がありませんでした。なぜならずっと練習をしていたからです。部活以外の時間は授業の宿題をこなすか、食事や風呂などの生活に最低限必要な時間で終わりました。多感な時期に、もっと本や漫画や映画に触れたり、色んなところで遊んだりしたかったな…(そもそもバイトは禁止でした)。

③進学先が限定される

これが一番つらかったです。
忙しい中でも勉強している人は勉強していましたが、していない人はとことんしていませんでした。それはどの部活も同じです。問題なのは、部活のせいで「将来を考える時間が取れない」ということです。部活をやっている時期は「吹奏楽」のことだけ考えるように顧問に仕向けられるので、高校卒業後のことを本当に考えられなくなります。私自身時間や余力が無さ過ぎて、大学を調べる、オープンキャンパスに行くなどの行動ができませんでした。もっと余暇の時間があれば、今後のキャリアにつながるような体験ができたかもしれない、と何度も思います。
忙しくても進路のことを考えてる人はいるかもしれません。でも9割の生徒は本当に部活(≠音楽)のことしか考えられなくなるんです。それは幸せなことかもしれないけど、その後の人生を棒に振るほど素晴らしい体験ではありません。

もちろん音大や自衛隊(音楽隊志望)に行く人もいました。そういう人にはいいでしょうが、一般の進学先を選ぶ人にはそうでもないです(そもそも音大に行く人は、個人的に楽器の先生のレッスンを受け、演奏技術、楽理やソルフェージュ、和声などののスキルを磨くわけなので、部活としての演奏はあくまでとっかかりに過ぎない)。

④「団体行動」に対する強い忌避感が生まれる

団体に対して「組織ぐるみであんなに恐ろしいことをしていたのか…」→「組織って悪が作られる装置なのでは?」→「なるべく組織に所属したくない!」という考えが浮かび、大学のサークルや団体での生活がしばらくの間ぎこちなかったことを思い出します。

⑤生きる余裕がなくなる

自分のことで精いっぱいなので、後輩への接し方が雑になったことも正直ありました。先輩にたてつくこともありました。家族との喧嘩もしょっちゅうでした。とにかく人間関係の衝突が多かったです。もちろんティーンの若輩者ですが、それだけが原因ではなかったと思います。神対応の先輩みたいに、優しく人間に接したい!とずっと思っていましたが、そううまくいかないのが現実です。

6.私はどう考えているのか?

部活はあくまで教育です。その枠組みを越えた過度な指導は不適切だと考えます。子供の持つ選択肢と可能性を狭めることだけは本当にやめていただきたい。

鍛冶舎巧さんが「引き出しの少ない指導者は生徒を型にはめたがる。個性を尊重し奔放にやらせると自分が対応できなくなるから」と言っていましたが、まさにその通りだと思います。

https://www.sakaiku.jp/series/growth/2018/013792_2.html

これは運動部の事例ですが、吹奏楽をはじめ文化系の部活にも通ずる考え方です。部活はあくまで遊びです。ブラック部活にいると部活=人生をかけてやるもの、という錯覚を起こしますが、人生におけるごく一部です。プロを目指してその道に進む人もいますが、それもごく一部です。何がなんでもその道に進みたい!と思えるものでなかったら、本当に、ほどほどでいいと思うのです。
でもそれを許さないのが「団体競技」という枠組みなのでしょう。中高の部活ではソロの演奏技術ではなく、吹奏楽の楽曲としての演奏技術を高めることを要求されます。逃げ場はありません。


7.ブラック部活に入っている人へ

今すぐ辞めても正直なんの問題ありません。辞めたかったら今すぐ辞めましょう。内申に響くこともほぼありません。先生はわざわざ悪いことは書かないからです。あなたの本当にやりたいこと、学びたいことは何ですか?それをじっくり考えてみましょう。