狂気の沙汰も萌え次第

雑記ブログのはずが同人女の日記になりました。

ひさびさソロ・ディズニー[20236/17(土)]

先日、かなり久しぶりに一人でディズニーランドに行きました。前回のソロインパは2019年夏だったので、およそ4年ぶり。前回は「オー!サマー・バンザイ!」を見るために地蔵をした記憶がある。とても楽しかったです。

今回の感想は「ひとりインは普通に楽しいが、ディズニーを楽しむ気持ちが落ち着いてしまったため、以前のようには楽しめなくなってしまった」です。以前のようなワクワク感、高揚感を味わえなくなってしまいました。それは、コロナ禍を経てオリエンタルランドのサービスが変容したことと、自分自身のワクワクや高揚をつかみ取る握力が下がってしまったことが原因かなと思います。
以前のTDRでは、周年イベントや季節イベントごとに特別な装飾がパークのいろんなところで見られたものだが、今年の40周年イベントではそれがほとんどありませんでした。ねえ、35周年(2018年4月~)の時の時はめちゃくちゃ凝ったセレブレーションタワーがあったじゃないですか! 昨今のご時世柄もあるでしょうが、それにしても装飾がガーランドのみってのがショボすぎて、結構がっくりきてしまった。めちゃくちゃ残念。

これまではショーパレをメインに回っていましたが、今回は久々ということもあり、散歩メイン・ときどきアトラクションという計画でした。ですが、興味のままに気になる場所へ赴くと言うよりは、好きだったスポットやアトラクションをチェックポイントのようにめぐるような形になってしまいました。端的に言うと「飽き」ですね。どこに何があって、というのがだいたいわかっているので、新鮮味が無くなってしまったのだと思います。それに加え、以前よりパークの老朽化が目についたのと、今の時代に見合わない設計、端的に言うと矮小な作りだなと感じる箇所が増え、現実に戻るタイミングが以前より多くなりました。しかし東京ディズニーランドは40年前に作られた施設なのでそのあたりは仕方ありません。
ディズニーへ行くといつも感じるのは「(良くも悪くも)作られたアメリカ感」です。その「アメリカ感」と、「きめ細やかなホスピタリティ」のいいとこどりをできる点がが多くの人にウケていることは間違いありません。そのハイカラ感と経年劣化感がミスマッチを起こしており、正気に戻ってしまうのでした。それと、ここ3年間は日本の濃縮された雰囲気の中で生きていたため、全体的に洋のハレの雰囲気が高カロリーに感じられた部分もあるかもしれません。そして肝心のホスピタリティも以前よりは悪くなったな、という印象です。ディズニーのキャストはいわゆる「神対応」を求められるので大変だろうな…と以前から思っていまたし、客もアルバイトの人それを求めちゃいかんだろ…と思っていました。なぜなら実際に気持ちのいい接客をする人が大多数だったからです。しかし今回複数の場所で「えっ?」と思う言動をしているキャストさんがいて、すこし残念な気持ちになりました。でも、アルバイトの時給でやってるんだから、これくらいでいいと思いますけどね…


ショーパレに関して、ハーモニー・イン・カラーとジャンボリーミッキーを立ち見で見ました。が、「動画で見たやつだ」以上の感動がなく、そこでようやく私のディズニー熱が完全に冷めてしまったのだなと実感しました。特にジャンボリに関しては、以前シアターオーリンズ上演されていた「ミニー・オー!ミニー」が大好きすぎたせいもある)と思いました。それでも、ハーモニー・イン・カラーのキラキラした雰囲気は素晴らしかったです。

今回のディズニーで一番楽しかったのはズバリ、食事です。
予約が取れたので、お昼ご飯を食べにブルーバイユーへ行きました。小学生の時「いつか行ってみたいな」と思ってからn年、ついにブルーバイユーへ行くことができました。カリブの海賊を降りてすぐのところにお店の入口があります。「こんばんは」とキャストさんから挨拶されてテンションが上がりました。予約時の名前を伝え、レストランの中に入ると、入り江の暗い空間にランプの光がいくつも浮かんでいました。綺麗でした。いつもアトラクションから見ていた側に自分が座っているんだなぁと思いました。
ちなみに紙のメニュー表は無く、QRでwebのメニューを閲覧し、キャストにオーダーを伝える形式でした(これはちょっと残念)。アラカルトはなくコースのみのメニューで、前菜、メイン、デザートを選ぶことができます。私はオマール海老のシーフードガンボ、豚フィレ肉の低温調理とローストビーフ、キノコのア・ラ・クレーム、スペシャルデザートプレートをオーダー+スパークリングワインを追加しました。

今回のお料理は、間違いなく今までディズニーで食べた料理の中で一番おいしかったです!! オマール海老は大きくてぷりっぷり、ガンボスープの魚介の出汁が効いていました。皿の周りにスパイスがかけられていて、適宜つけて食べると美味。ローストビーフのお皿は、お肉はもちろん、添えてあるエリンギ(だったかな?)の天麩羅、チーズとポテトのオーブン焼きまでめちゃくちゃ美味しかったです。粒マスタード、塩も美味しかった。
そしてなにより、キャストさんの声かけのタイミングや、料理がサーブされるタイミングが完璧で、とても心地よい時間を過ごせました。

が、正直言うとディズニー価格を加味しても、ドリンクなしの料理3品(パンはお代わり自由)で7000円は高く感じました。スパークリングワインとコーヒーを付けたので最終的な会計は8,800円。まぁNot For Meだったということで……しかし一切並ばなくていい&落ち着いて食べられる&サービスの質がいいことを考えると結構ありなのではないか…? と思いました。しかし「並ばなくてよい」という点では、クリパレ、北斎センターストリート・コーヒーハウスなどの予約ができるレストランのほうがコスパはいいのでは? ――などと考えたところで、コスパ思考になってるの嫌だなと思って考えるのをやめました。ホスピタリティ込みの雰囲気を買っているのだ。我々は。(一応コース料理だしね)


美女と野獣のものがたりも初めて乗れたし、ハロメン御用達のリトルグリーンまんも食べられたし、なんだかんだでたのしかったです。


文責:ハッピーハロウィンハーベスト(かぼちゃ)とファッショナブル・イースターの亡霊オタク