狂気の沙汰も萌え次第

雑記ブログのはずが同人女の日記になりました。

遅らせても安パイを取る[2023/11/18(土)]

今週は掃除ばかりしている。不用品を片付け、捨てるものしかないものは捨て、売れるものは売って小金に変えた。全部で4万円くらいになったので、ローテーブルを買い換えることにする。メルカリで不用品を売るたびに「こんなに無駄な買い物をしているのだなぁ」と思う。でも、買ったときは「絶対欲しい!」と思って買ったのだし、何回かはときめきをもって使えたので、これでいい。


朝、通院を済ませた後、カーペットを冬用のカーペットに替えたり、洗濯をしたり、床一面水ぶきをしたりした。朝一番に用事を済ませると一日が上手くいく。昼過ぎに電車に乗って新宿のSOMPO美術館へ。一度ゴッホのひまわり(cf.業火の向日葵)を見たかったので、思い立ったが吉日ということで見てきた。もの見るってレベルじゃねーぞ!!レベルで混んでいて失敗した…と思う。12月は平日休みの日があるからその日に来ればよかった。入場規制してこれってかなり詰め込みすぎじゃないの…と思わなくもない。それでもゴッホドラクロワゴーギャン静物画が見られてよかった。神絵師は静物画も上手い。人によって譜でのタッチが違うのも面白い。やっぱり自分、ドラクロワ好きだなー。いつか「民衆を導く自由の女神」を生で見てみたい。初めてみたゴッホのひまわりは意外にサイズが大きく、立体感があった。教科書に載っていた絵を生で見るというのはある種の感動がある。CMYKでプリントされたものと本物はやっぱり違う。


その後、高円寺の気象神社古書店に行ってから歯医者へ。なんと今日は上4番の抜歯だったのだ。朝からドキドキしていた。8月末に治療を始めてからやっと抜歯までこぎつけた…長かった。矯正についてはまた別の記事で詳しく書きたい。
それにしても治療開始から4か月たってやっと片顎の抜歯とは進みが遅すぎやしないか…なかなか予約も取れない。でも、絶対矯正歯科学会認定医の先生にやってほしかったし、仕方ない。焦ってもいいことはないので、焦らずやっていきたい。遅れたとしても安パイをとる。
抜く歯をトリプルチェックをしたのち、技師さんの手によって抜歯。右の歯がなかなか抜けず(親知らず並みに時間がかかった)抜かれる側としてもハラハラした。左の歯は銀歯と白い詰め物をしていたせいか、あっさり抜けた。たまたまかもしれないがこうもあっさり抜けるとは…。歯は大事。抜いた歯は記念にもらってきた。ちなみに、4本抜いた親知らずも、砕いた歯以外はすべて保管している。


家に帰ったあと、やはり「健康な歯を抜いたことへの後悔」がひしひしと押し寄せる。後の祭りだが(やっぱりインビザラインでやったほうがよかったのでは…)と思ってしまいインターネットをする。でも調べた感じだと、非抜歯のインビザラインだと口元が前に出たり、結局ワイヤーでやり直したりという人が多かったので、抜歯ワイヤーでよかったのだと思う。周りにワイヤー矯正をしてるひとしかいないし、インビザラインが流行ってるのか疑わしいまである。長い間選ばれているワイヤー矯正には理由がある…と思う。多分。
自分の一族は皆比較的歯が悪いので、一本でも多く自分の歯を残しておきたい気持ちがあったのだが、4本抜いてでも健康的な歯並びにした方が残る歯は多い気がする。ちなみに自分の歯並びは軽度の開咬です。


このようなことは矯正開始前にもさんざん調べたのだが、自分の安心のためにダウンタイム鬱みたいなものだと思う。悩んでいても仕方ないので、鍋いっぱいに芋煮を作る。無心で里芋の皮むきをしているとストレスを解消される気がする。1年ぶりに作った芋煮はどう転んでも美味しい。まだ麻酔が残っているけど、ご飯は問題なく食べられたのでよかった。ただ、抜歯部分に気を使いながら慎重に食べたので、正直食べた気がしなかった。

さっと風呂に入り、Youtubeでプデュやバイオハザードのプレイ動画などを見つつ、早めに就寝。


読んだ本

打越正行『ヤンキーと地元 』

沖縄のヤンキーとともに行動し、取材したルポ本。上間陽子『海をあげる』で沖縄の離婚が多さやDVの多さを女性の視点から学んだが、本著は男性の視点が分かる本だった。バイク、建設現場、キャバクラ・性風俗、家庭不和・離婚…よく耳にする典型的「沖縄の男」の実態を、インタビューの会話形式で知ることが出来る。中学の人間関係がずっと続くのはしんどいな。機能不全家庭で育った人が、配偶者にDVをしているところに、負の連鎖を感じる。

村田沙耶香『殺人出産』

YES!クレイジー沙耶香。相変わらず社会のシステムをひっくり返すのが上手い。
「産み人」になり10人産めば1人殺してもよいという世界。主人公は産み人の姉を持つ。10人子供を産むには最低10年はかかるし、もちろん度重なる出産で体もボロボロになる。それだけ苦労してまで殺したい人がいるのか? と、考えてからの後半の展開。作中に時々出てくる蝉スナックが印象的。産み人は認められても、蝉のお菓子は認められない主人公。「純粋な殺意」とは何だろうと考えさせられる。
「トリプル」(三人交際)ってカップルと韻を踏んでるのが面白くて、もうトリプルと聞いたらそれとしか思えなくなりそう。

その他読んだ本
・向坂くじら『夫婦間における愛の適温』


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俺たちには恵子をデビューさせる義務がある!!!


※この記事は飲酒した上で、新幹線1時間チャレンジ(新幹線の中で1時間で書けるけ書くチャレンジ)で書きました。