狂気の沙汰も萌え次第

雑記ブログのはずが同人女の日記になりました。字書きが高じて今の肩書は記者です。

いくじなし[2024/4/9(月)]

実は学生の時、学校主催で中国への短期・長期留学プログラムがあって、破格で(といっても学生からしたら大金だったが)北京大学に留学できるプログラムがあった。今となっては何で行かなかったんだろうなーと思う。現実問題、渡航費学費のほかに様々なお金がかかってくるだろうし、日本にいればバイトできるが留学中は(特に中国は留学生は労働ビザが取れないのでバイトはできない)できないし、まあいろんな理由をつけてチャレンジすらしなかったわけだが、短期の方であればバイトを半年くらい頑張ればまあなんとかなるくらいの金額だったのでやればよかったなと思う。ちょうどそのころは観劇にハマっていて月1回くらいは東京に行っていたから、その分のお金を全部ぶちこめば絶対なんとかなっていたはずで、ただ選ばなかったというほうがニュアンスとして近い。
もっと言えば、単純に異国でやっていく度胸がなかった。特にその頃は中国法や政治史、文革について特に熱心勉強していた時期だったので、あの中国が持つ特有の暗いパワーに蹴落とされてしまった部分もあるかもしれない。

大学卒業後、特に中国語に触れる機会はなかったが「羅小黒戦記」を見て「やっぱり中国語いいじゃん!響きがかわいい!!」と思った。思ったが、中国語学習には行きつかなかった。中国語&中文字幕で羅小黒戦記を見たら「簡単な応答や、文章の文末や文頭だけだけど、言ってることが分かるぞ!!」になってうれしかった。
今月から始まったまいにち中国語はかなり真面目なトーンで、陽奈の星めぐりで講師を担当した加藤徹先生の軽快な感じが恋しい。


今日は仕事帰りににロイヤルホストで食事。どうしてもロイヤルオムライスが食べたかったので行った。雨がぱらつく中、月曜夜のロイホは空いていて快適だった。久々に窓際のボックス席に座り、ゆっくり食事ができた。オムライスは卵の焼き加減とケチャップライスの味付けがちょうどよく、おいしかった。料理人によって味付けが微妙に異なるが、今回はマイルドめな仕上がり。ついでに苺とピスタチオのブリュレパフェも注文。相変わらず1000円強でこのクオリティは素晴らしい。ファミレスのパフェは「アイス!クリーム!ソース!果肉!」な大味な仕上がりになりがちだが、ロイホのパフェはどれも繊細な構成になっている。ホテルで出ても驚かない。少しだけ作業をしてから帰宅。ロイヤルホストのことがもっと大好きになった。
家に帰ってゲラチェック。あっという間に就寝時間がきてランニングはできなかった。


部数アンケは信じるなってばっちゃが言ってた

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13万の赤字はきついよなぁ…お気の毒に。でもなぜそんなことに? と思い見てみた。

なぜ13万の赤字が出てしまったのか
①部数アンケートを鵜吞みにした
②需要と原価を気にしすぎた
③(事情があるとはいえ)頒布開始時期がずれ込む
④在庫を破棄

同人の世界で口酸っぱく言われている「まるまる在庫&赤字になっても自分が納得できる額だけ刷る」を守ればこんな悲劇は……起こらなかったんや。この方の何が悪かったのか?と聞かれたら、おそらくマーケティングの目線でしょう。
それにしても論述系同人誌のメッカであるコミケや文フリで売らなかったのは惜しすぎる機会損失だった。この2つのイベントに出ていればある程度は捌けさせることは十分可能だった。在庫せずにすぐ破棄してしまったのも悪手。在庫に関してはウエストウイング等の同人誌保管サービスを何らかの事情で利用できない、自宅に保管スペースがないなどどうにもならない事情がありますが…最近の女性向けにある「在庫=悪」の風潮が悪さをしてるようにも思える。
また、フルカラーは発行者のこだわりなのかもしれないけど、でもせめて、なぜ二色刷り(または三色刷り)にしなかった…。サンプルを見る限りおそらくAdobe InDesignで組まれた本。組版の知識のある人ならいろいろやりようはあったように思うが…。フルカラーでなければ赤字額を抑えられたかもしれない(それにしてもフルカラー200Pを100部を刷っても印刷代20万円で済むのかという驚きは正直、ある)


でもこれらの指摘はすべて結果論なので聞き流してください。失敗談を共有するというのはかなり勇気のいることだし、これがこれから同人誌を初めて作る人、同人誌を作ったことはあるけど違うタイプの本をつくる人に役立つ情報であることは確かです。


今回の件に限ったことではないが、「買い手の財布をあてにして装丁を盛りに盛る同人者」というのはいつの時代も一定の割合でいて、相場から~20%程度高い値付けで収まるのであれば個人的には許容範囲内ではあるが、30~40%以上高くなってくると「いやそこはてめぇの財布から出せよ中身(本文)変わんねえだろ」と思ってしまう。その時点でNot for meなので買いませんが…。


とにかく、同人誌を発行する際には

①製造原価から頒布価格を算出してはいけない(少数部の場合)
②部数アンケートを鵜呑みにしてはならない(アンケートの母数が大きいほど)
③〇部売れたら赤字にならないという予測のうえに部数を決定してはならない(この見立てにはかなりの訓練が必要)

同人誌はまるまる赤字になってもいいと思えるだけの金額で刷ろう!!

一方で、ノベルティが経費とみなされず夫の扶養から外されて三桁万円の税金を払ったと言っている人もいた。私は「いやどんだけもうけてんだよ。せめて確定申告して納税せぇよ」としか思わなかった。お気楽極楽か?


読んだ本

山内マリコ山内マリコの美術館は一人で行く派展』

テレビブロスでの連載まとめ。美術館や展覧会の感想を軽快な語り口で記録している。この軽さにテレビブロスっぽさがあってよい。

観た映画

『あのこは貴族』(2020年、岨手由貴子監督)

よく2時間でまとめたと思った。華子の髪型はセミロング~ロングのイメージだったので、華子を演じる門脇麦のボブヘアに最初はん?とおもったけど、話が進むにつれて「これこそ真のお嬢様の髪型なのかもしれない…」と思えた。ネックレス、服など派手ではないが上質そうなものばかりチョイスしていたし、バッグはバーキンやマトラッセを持ってて色々と説得力がすごかった。
一方で地方出身の美紀を演じたのは水原希子。演技自体はよかったが、あの田舎・あの両親から目鼻立ちハッキリくっきりハーフ顔が生まれるのはちょっと無理があるのでは…と思った。華子がバーキンを持つのに対して美紀はコーチを持っている。このあたりもすごくリアル(ビジネスシーンにはとてもいいよね、コーチ)。
映像になると華子や幸一郎まわりの金持ち描写(邸宅、別荘、利用するレストランなど)が小説以上に分かりやすいし、和室等格式のある場面での所作もわかりやすかった。美紀が「うちはお盆と正月しかやらない家なんだよね。クリスマスは小学生の頃にプレゼントをもらったくらいで」と言った後、華子が「信じられない…」とつぶやいたあの残酷さと言ったらなかった。金持ちは金持ちの生活しかしらないし、庶民は庶民の生活しか知らない。でもそれぞれの当たり前と相手の境遇を比べて「信じられない」と直接言うのはちょっとなぁ。それは美紀が「1人1セットおひなさまがあるなんて…」と言ってるのも同じだけど。

映画の後半になるにつれtえ、視聴者は金持ちには金持ちの地獄があることを知る。後半では美紀の部屋に華子が行くというオリジナルシーンがある。よくあるワンルーム(と言っても広め)の部屋を華子は「落ち着く。全部美紀さんのものだから」と言っていた。美紀が英里と起業を決めたシーンでも、自転車に2ケツしたシーンでも思ったけど、こういうシスターフットな描き方がとてもいいな。
作中では華子は終始タクシーに乗り、美紀は自転車に乗っていた。これぞまさに自由の対比、自分の力で生き抜く姿の対比なんじゃないかと思う。

塊マンボで酔わせて、王子!