狂気の沙汰も萌え次第

雑記ブログのはずが同人女の日記になりました。

文学フリマ→文フリ翌日[2023/11/12(日)]

文学フリマ東京37に参加した。今回はかなりスケジュールに余裕を持って制作を行ったので特に焦ることはなかった。が、孔版印刷をはじめて利用したので、色の出方など刷ってみないとわからない部分が多くあり、色校の大切さが身に染みた。次回以降は必ず色校を出します。



二色刷りかわいかろ!?色混ぜて遊ぶのも今度やりたいです。


文学フリマ、とても楽しかったです。当日は冬が来たかと思うほど寒かったですが、開場から閉場まで大勢の来場者でにぎわっていて、会場の中は人の熱気で暑いくらいでした。なんと約1万2000人の来場があったそう。そりゃ暑い!!
当日は11時50分にアーリーオープンしました。私は開場と同時に目当てのブースを高速でまわり、「楽しみにしてました!」と伝え、本を買いました。

さて私のブースは在庫を潤沢に用意したため完売を回避、かつ無配のペーパーをちょうど閉場間際に配り終えました。数的な見通しはすごくよかったんじゃないかなと思います。ブースにお立ち寄りいただいた方、そして通販で買ってくださった方、どうもありがとうございました。


購入理由出口調査(購入者を対象に無作為にお聞きしました)
・見本誌コーナーで読んでおもしろそうだったから 5割
・通りがかりで/ポスターを見て 2割
・既刊がおもしろかったから 2割
・ブログを見ているから 1割
・その他(カタログを見て、表紙がいいので勘で)


お答えいただいた方、ありがとうございました。相変わらず見本誌コーナーの吸引力は強い。継続して読んでくださる方もありがとうございます。読んでよかったなーと思ってもらえると嬉しいです。自分がなぜ出口調査をしているかというと、好きな書き手のブースを訪れるとほぼ毎回はしゃいだ犬のテンションで「どこかで見てくださったんですか!?」と聞かれていて(今回も聞かれた)、この無邪気さを見習いたいな…と思ったからです。

とはいえ、文フリも楽しいことばかりではありません。おじさんが女性の出展者にギャラリーストーカーよろしく絡むところも目撃したし(これ以上ひどくなるならスタッフさん呼びに行こうかな?と思ったところで離れたのでよかった)、自分も絡まれかけたので「他の出展者さんの作品も色々見てみてくださいね!」とかわしたりしました。文フリは老若男女問わずお客さんが来るイベントなので、みんなが気持ちよく過ごせるようになるといいなと思います。




文フリ閉場後、疲れと高揚感でぼーっとしながら帰ってきた。混んでいる浜松町行きのモノレールに乗るのをパスして、羽田空港で飛行機を見たい気持ちもあったが、キャリーケースを引いてるしな…と思い直帰した。しかしやっぱり飛行機を見たい気持ちが強く、日曜日は空港へ。
ハレの場からケに戻る場合は、やはりワンクッション置く意味でも違う場所に行った方がいい(ガヤガヤした飲み屋に行った後、静かなバーで一杯だけ飲んでから家に帰った方が直帰するよりリラックスできる、みたいなかんじ)。浜松町からモノレールで羽田空港へ。京急経由で行ってもいいのだが、モノレールのほうが景色が綺麗なのでこちらを選んだ。SpotifyでKIRINJI「薄明」を再生。モノレールの景色にはKIRINJIが合う。
日曜日の夜、空港はかなり混んでいて、完全にアフターコロナの様相。第1ターミナルのガリバーデッキに登ると、滑走路の青や緑のライトが星座のように光っているのが見える。KIRINJI「不格好な星座」をすかさず再生。良すぎる…。私はANA(第2ターミナル)を使うことが多いので、国際ターミナルが見える景色は少し新鮮だった。最近ようやく気付いたけど、私はや、山の上や、高いビルの展望台や、海の近くの高台など、景色を俯瞰して見れるところが好きみたい。ものすごくストレス解消になる。
気温10度ほどの中30分ほど離発着を眺めているとさすがに寒くなってきたので、すぐ下のHANEDA HOUSE内にあるスタバでお茶をする。甘いもののチョイスをジンジャーブレッドラテとケーキで迷い、結局ケーキにした(誕生日にもらったフードチケットがあったため)。ちょうど窓際の席が空いたので、飛行機を見ながらコーヒーを飲み、美術館に行った際に記録用に着けている手帳を開いて書き入れる。時間がゆったり流れていてよかった。


この日は朝から久々にロードバイクを手入れして30kmほどポタリングしていたため、暖房が眠気を誘う。本格的に疲れが出る前に帰ることにした。次にやってみたい装丁のことなどを考えながら家路につく。不思議と明日仕事かー、とネガティブな気持ちは湧いてこなかった。


読んだ本

上坂あゆ美、岡本真帆『歌集副読本 『老人ホームで死ぬほどモテたい』と『水上バス浅草行き』を読む』

しばらく前に買って積んでいた本。図書館本で一瞬借りるものが無くなったタイミングでやっと読めた。「水上バス浅草行き」の「離別の受容」の解釈がとてもいいなと思った。そして、岡本さんが陽のものすぎて暴力性があるのもわかる。「老モテ」は初読時強烈過ぎて理解が追い付かない部分があったのだけれど、岡本さんの解説ですんなり頭に入ってきた。巻末の書き下ろし短歌・エッセイもよかったです。
なんだか岡野大嗣と木下龍也みたいな関係性で、読みながらニコニコした。わたしも創作で忖度なしに批評しあえるソウルメイトが欲しい。

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先日、お昼ご飯にフレッシュネスバーガーキングサーモンバーガーを食べた。チェーン店でサーモンフライを出してくれるところは貴重なのでありがたい。自分は揚げ物は魚のほうが多分好きで、中でもサーモンフライは大好物の部類に入る。それを手軽に食べられるのは嬉しい。でも、もっと大量にサーモンフライが食べたいので、スーパーで冷凍サーモンフライを買ってきました。今晩揚げます。