狂気の沙汰も萌え次第

雑記ブログのはずが同人女の日記になりました。

あるものさがし

土曜の日記

夕方からプール。タイミングが悪く、案外混んでいた。自分のペースで泳げずに無駄に疲れる。なんとなく団体とバッティングしない時間がわかってきたので、次はタイミングを見て泳ぎたい。というか、色々あって普通にジムのプール契約してそっちで泳ぎたい気持ちが強い。
帰りに本屋でハンターハンター最新刊を買い、図書館で1時間くらい作業。図書館は空いていて快適だった。ゴリゴリ推敲をやっていく。案外加筆は少なくとにかく無駄な情報を削り、省略し、簡潔にするような感じでやってる。家に帰ると疲れが出てきたのでさっさと酒を飲み、スプラトゥーンをして寝た。ラジオも録ったが最近ネタ切れ感がある。

日曜の日記

朝起きて三宅隆太「スクリプトドクターの脚本教室」を読む。今まで読んだ脚本指南本の中で一番役にたったし、自分の認知のゆがみを強制するためにも有効な本だと思った(感想は後述)。
トレットペーパーが切れたので買い物に出る。雲一つない晴天で、空気が乾燥している。お手本のような秋晴れ。外に出たついでに古本屋で村上春樹「辺境・近境」、パン屋で米粉のパンを買った。米粉パンは初めて食べたが、もちもちしている。パンと餅の中間みたいでおいしかった。生地も餅のような白さ。普通の食パンとは明らかに違う白だった。もしかして卵も入っていないのかもしれない。
そのまま夜まで家で原稿をした。1時間作業して30分休んで…みたいなインターバルメニュー。30分休みではリングフィットをしたり本を読んだりお菓子を食べたりした。もっと作業効率を上げたい。もっと集中して書きたい。
ネットでいいなと思ったコートが思ったより高価で買うのを迷っている。迷うのが値段なら買えと言う格言があるが、さすがに…という感じ。持て余してしまいそうな気もする。


月曜の日記

よし!退職に向けて仕事を頑張るぞ!と意気込んで家を出た矢先、通勤電車でアクシデントが発生。緊急停止した衝撃で電車の中程にいた人たちが将棋倒しになってしまった。捕まる場所もなく、前から倒れてきた人に押されるように、自分も倒れた。バランスを崩しながら梨泰院の事故を思い出す。死にはしないだろうが、怪我したら(させたら)やだな…と思いながら背中から倒れていった。みんな手を取り合って起き上がっていて助け合いだなぁと思う。だが、怪我をしてしまった人もいるようだった。あの状況じゃ無理もないし、悲しい。この一件でますます通勤が億劫になる。

家に帰って原稿の続き。週末はマイナスをゼロにするような気持ちで推敲していたけど、あるものさがしをするつもりで推敲をすると気が楽だった。あるもの探し


読んだ本

三宅隆太「スクリプト・ドクターの脚本教室 初級編」

思考のクセ、自動思考、心の前提を認識することで、よくあるつまらない脚本から脱することができる、という旨が書かれている。思考のクセのプロセスや原因を掘り起こす作業がカウンセラーのようだった。(実際にカウンセラーの資格を持っているらしい)
「リスクを伴うが、それでも手に入れたい、克服すべきなにか」=殻をやぶり成長する、という方程式。これがあると面白い脚本になる。「ないものねだり」ではなく「あるものさがし」をしよう、という言葉に救われる。

いとうせいこう「想像ラジオ」

返却期限が迫っていたため急ぎ足で読んでしまったが、もっとじっくり読めばよかった!と思える一冊だった。DJアークの軽やかな語り口が好き。そして、リスナーメッセージの断片的な情報がつながって津波の話になっていくのが怖い。「もしかしてDJアークってもう…死んでる?」と気づいた時のやるせなさよ…死者への弔いは生者→死者への一方通行かと思っていたが、実際は双方向で、互いがいることで存在することができる。繋がろうとする気持ち、繋がり続けたいという気持ちが美しく描かれていた。

吉川浩満「哲学の門前」

「理不尽な進化」「人間の解剖はサルの解剖のための鍵である」著者による随筆。冒頭にカフカの「掟の門前」が引用されているのが秀逸。同級生とボートで釣りに行った話が好きだった。読むこと・学ぶことを良さを伝えてくれるような本。
最近哲学関連の本を読むことが多いが、そもそもの哲学の知識がない為読書に苦戦していた。どこかで千葉雅也が言っていたが「1回で理解できるわけがないのだから、何度もニスを重ね塗りするように何度も読むといい」と言っていたのをなぜか思い出す。その「何度も読む」読書のモチベーションをあげてくれるような気がした。読むのがとても楽しい一冊。

ハンターハンター38巻

セリフ量が…セリフ量が多い。登場人物も多い。これこそ何回も読んで理解していく本なのではないかと思う。それにしてもツェリードニヒの能力「刹那の10秒」が強すぎる。時を操る系の能力って基本的に最強じゃないですか…ザ・ワールドしかりスタープラチナしかり…それとカチョウの最期が哀しい。センリツもキーニもいい人なだけになおさら切ない。



積読
・ソン・ウォンピョン「プリズム」
・チョ・ヘジン「かけがえのない心」(訳がオ・ヨンアなので借りてみた)
村上春樹「辺境・近境」
いとうせいこうノーライフキング
沢木耕太郎「一号線を北上せよ」
桜井のりお「僕の子のヤバいやつ」
・近藤信輔「忍者と極道」

もっと! 本! 読みたい! と思いながらも読めていないのが現状。先週は本を開いても頭に入ってこなくて駄目だった。空き時間で太宰治「右大臣実朝」の朗読(Youtube)を聞いたりして楽しかった。そんなかんじで、オーディブルの契約も検討中。


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やっぱり槇原敬之はコード進行が神だな…そして聞いてるだけで歌詞が身体にすんなりしみこんでくる。強がる弱さを普遍的な言葉だけで表現してのける。すごすぎる。