狂気の沙汰も萌え次第

雑記ブログのはずが同人女の日記になりました。

ケロイド[2024/3/6(水)]

「この世に自分が知らない/わからないものがある」状態がかなり嫌で、気になったものはできるだけ早いうちに真相を明らかにしようとする癖が割とある。といっても、気になった本・映画・店・場所・食べ物など、比較的アクセスしやすいものが該当する。特殊相対性理論フェルマーの最終定理を解き明かしたい! みたいな壮大な感じではない。行くなら早い方がいいと思うのは、行くまでの間に脳内で出来る仮定≒期待と外れたときに、かけていた脳のリソースがもったいないから、という理由だ。あとは単純に実情を知ってすっきりしたいという気持ちもある。

1年前くらいに肩にニキビができた。なぜそんなことを覚えているかというと、そのニキビが今も肩にあるからだ。全然治る気配がない。赤ニキビのようにぽちっと腫れており、触ると皮下にしこりのようなものを感じる。先日、「あ、これはもしかして粉瘤なのでは?」とニキビ以外の可能性に気づいた。そうなるとこのできものが何なのか気になって仕方ない。早速、会社帰りに夜間も受け付けている皮膚科に行った。
診察室に入り「このできもの、1年前からあるんですけど…」と言いながら大岡越前よろしく肩をまくると、2秒で「ああ、これケロイドですね」と診断がおりた。粉瘤じゃなかった!! 先生が触って確かめると「うん。やっぱりケロイドです。体質や体の部位によってはニキビや傷跡がケロイドになっちゃう人がいるんですよ」とのこと。ケロイドか~…粉瘤じゃなくてよかったけどまさかの回答に拍子抜けした。「そのまま放置しても問題ないですが、見た目が気になるようなら赤みを取るはり薬を出せます」と言われたので、物は試しに薬を処方してもらった。すぐに効果が出るタイプの薬ではないので、とりあえず1か月続けて様子を見てみる。
湿布のような張り薬を患部の大きさに合わせてカットし、風呂上がりに貼った。24時間貼りっぱなしでよく、毎晩風呂あがりに貼りなおすのを続けていく。

最近は職場にネックレスをしていったりする。気分が上がってうれしい。前職では結婚指輪以外の装飾品が実質NGだったため(私は小さいピアスを毎日していたが)、アクセサリーを付けられるのがうれしい。ピアス穴も増やしちゃおうかな。でも、今ピアスを開けたらケロイドになりそうでちょっと不安ではあるが。
前職では4年くらい、職場のトイレでまともに鏡を見れなかった。だから顔にまつ毛がついてても気づけなかった。純粋に自分の顔が嫌で仕方なかったから。マスクをつけてても無理だった。帽子やヘルメットを被ったあとはどうしても髪が乱れるので、その時だけ顔にピントを合わせず、髪だけを見ていた。多分醜形恐怖症みたいなもんだと思う。整形し、現職は定期的にはじめましての人と会う仕事なので、今は鏡を見れる。本当に嬉しい。顔写真はまだ撮る時や見るのに勇気がいるが、なんとかいける。

それはそれとして、わからないものをわからないままにしておく(≠放置)勇気というのも確実にある。
先日初めてユーハイムのその場でカットしてくれるバウムクーヘンを食べた。しっとり!!!!うまい!




ここから悪口

創作界隈の女性には「十分に稼ぎのある夫がいるため、自分は主婦をしながら創作をしている」という人が結構な確率でいたりする。な、舐めやがってェ~~~…お気楽極楽がよォ~~~~…(さらに、そういう人は幼少期から蓄積された美的センスと精神的な余裕を持っているので、良い作品をハイペースで生み出したりする、そして彼女らは我々を舐めているわけではない)みたいな気持ちに前は結構あったが、まぁ経済的な自主権がないという不平等さ・辛さをこの年になってだんだんわかってきたので「よそはよそ、うちはうち」みたいな気持ちになってきた。まあそれでも発給
文化的土壌がシベリアの大地より乏しい下層の虐待家庭で生まれた自分にとって、もう全員がメソポタミアの肥沃な三日月地帯で生まれ育ったように見えるんだよ。新卒でJTC入ったのだって「(負の連鎖をここで)断ち切る!」みたいな気持ちが少なからずあったわけだし…。大人になって親のダメさがどんどんわかってくるの、普通に悲しいよ。
togetter.com


healthy-person-emulator.org

言葉は人格修正パッチである



読んだ本

ハン・ソルヒ著、藤田麗子訳『あたしだけ何も起こらない-“その年”になったあなたに捧げる日常共感書-』

韓国の脚本家であり40代独身女性の作者によるエッセイ。儒教の国で独身でい続けるのは、日本に比べてだいぶ風当たりが厳しそうだし、人より人生が遅れている」という感覚がありつつも、本人は自虐も交えつつのほほんと人生を楽しむ様子を語っていてよかった。私も20代前半まで周回遅れ感があったけど、今は割とどうでもよくなったなぁ。年を取ると鈍感になるところがいい。

邑咲奇『まさかな恋になりました』

サイコミで最終回を迎えました。母娘関係が複雑だったり、交際相手の実家が一癖あったりといろいろありましたが、無事に伊達くんとしおりんがゴールインできて本当によかったです。二人が結ばれたのも、二人が互いを思いやって、恋に仕事に、真剣に生きていたからだと思います。


観たドラマ

ブラッシュアップライフ(脚本:バカリズム、製作:日テレ、2023年)

面白かった!2回目以降の人生もいい感じにダイジェストになるのでテンポよくみられる。まりりんの1回目の記憶と同じ記憶が麻美にない(麻美の0周目は存在しているが、麻美に記憶がないだけ?)、麻美とまりりんの死ぬタイミングが違うのに次回の人生を同じタイミングで歩むなど、多少疑問に残る点もあったが、よかった。1話のほぼすべてが伏線になっていて、それ以降を神視点で見るのが面白い。
人間に生まれ変わりたいからという理由で人生をやり直し、薬剤師や医師やドラマのプロデューサーになるって、純粋に努力がすごい。大人の脳みそがあったところで誰でもなれるわけじゃない。

観た映画

最強のふたり(2011年、エリック・トレダノ監督&オリヴィエ・ナカシュ監督、フランス)

2月末まででNetflixでの配信が終わってしまうとのことで見た。白人の大富豪のフィリップは首から下が麻痺して動かない。そんな中、介護スタッフとして選ばれたのがムショ上がりの黒人青年、ドリス。はじめは嫌々の介護だったが次第にふたりの友情が芽生え…というあらすじ。ケアする人とされる人という構造に発生するある種の主従関係のないふたりだった。どちらかというとフィリップの懐の深さが一枚上手だが、ドリスの思い切りの良さ、面倒見の良さがフィリップの人生を変えていくのがすごかった。人からしたらおせっかいでしかないんだろうけど、おせっかいが世界を救うこともある。



twitcasting.tv
遠出の写真をまとめた動画を作りました!第1回は尾道の様子をお届けします。


ヴォォイ!!8番目に予約した本が3か月たっても順番が5番にしかならないってどういうことだ。前に予約していた3人が1か月ずつ借りてるってこと…?延滞しすぎだ!!!!!!腹立つからもう普通に定価で買っちゃおうかな。