狂気の沙汰も萌え次第

雑記ブログのはずが同人女の日記になりました。

雨模様/35歳人生折り返し説

ついに寝室用のライトを買いました。結局IKEAです。

調光できるライトが欲しかったので、半分消去法的に、半分見た目にひかれて買いました。レトロな形がかわいい。ガラスシェードなので直接見ると眩しいけど、座る位置を調整すればモーマンタイ。さぁこれで快適に読書できる…と思いきや、今度はすぐ寝てしまう問題が発生ィィィーッ!今はベッドに寝ころがるか、壁にもたれる体勢でいるのだが、なんせベッドは寝るところなのでそのまま寝てしまう…気持ち的にも寝るところと本を読むところは分けたい。

そんなこんなで読書に集中するための椅子が欲しい。あんまり物を増やしたくないので床に座ってベッドにもたれることも考えたけど、それはそれで腰が死ぬ予感がする。買うならこれ!!と長年憧れてたものがあるので、それを買うことにするが、新品と中古、どっちにしよう。新品だと、つける傷が全て「自分の傷」になるのが、微妙に心理的な負担になる。でも中古だと「最初からついてた傷だし、まぁいっか」になれるので、いいのがあれば中古で買おうかな。

35歳人生折り返し説

Juice=Juiceに「25歳永遠説」という素晴らしい曲があるが今回は35歳人生折り返し説について。
村上春樹の短編『プールサイド』で「35歳は人生の折り返し地点だ。まるでプールでターンをするように(あやふや意訳)」
最近「年を取ってからの方が生きやすくなった」とよく聞く。もしかしたらそれって35歳折り返し説と通ずる所があるんじゃないかと思う。一度泳いできたコースを折り返す。一通り見てきた人生を折り返す。人生の向きが変わる。見方が変わる。それが生きやすさにつながるのかもしれない。それと同時に、自分の有限性を知るらしい(寿命、能力・体力、その他諸々)。それに対して諦めと開き直りを感じる。でも、範囲が限られたからこそ自分の快とするものや行きたい方向が見えてくる……らしい。
つまり何が言いたいのかというと「最近抱えてる「なんだかなぁ」というイライラやモヤモヤも、「若さ」特有のもので、35歳になれば解消されるかもしれない、という淡い期待が生まれている」ということだ。もちろん35歳には35歳の苦労があると思うが、
一方、5/27のアフター6ジャンクションで山本アナが「若い頃は「自分はこんなんじゃない!」って思いながらも、「じゃあどんなの?」って聞かれても具体的に提示できない。自分がどうしたいのか分からない」って言っててマジそれなになった。でもそんな山本アナも今は自分の合う分野や好きだと思えることを見つけたと言っていたので、私も早くそれになりたい。早く人間になりたい!!

最近どうにもくさくさすることが多くて(というか、新規で嫌なことが多発するというよりも、思い出してくさくさしてる)なんだかなぁ。ホッブズの人の万人に対する闘争じゃないけど、自分含め結局みんな自分のことしか考えとらんのやないかと思う。でもそう思った瞬間に人にやさしくされて「そうではない」ことに気づかされ、自分の愚かさを恥じ入る…そういう日々です。運動か? 運動が足りないんか。そういえばめちゃくちゃ体がだるい。なまっている。気が乗らなかったり、雨降りやクソ暑い日多くてランニングも思うようにできなかったので今日こそは走りに行こうと思う。自分は屋内トレより屋外トレの方が合ってる。風の子なので。
インターネットを見ているとリングフィットやフィットボクシングを年単位で継続している人が多くてすごいなぁと思う。不貞腐れそうになる。(いや私だってリングフィットのレベルはゆうに200超えてるし…)

そんな中、麦茶作るボトルを買いに無印良品に行ったらお菓子の量り売りをやっていてお菓子を選んでいる間心がほぐれました。

読んだ本

高橋健太郎「哲学ch」古代中国思想家の笑点パロが面白かった。
こうの史代「長い道」3ページ漫画ってサクサク進んで面白いなぁ。そして「二次元だからできる表現」に富んでいて久々に「漫画っていいなぁ」と思った。台詞無しの回も多くて大満足。一緒に住めば情が湧く、なんてのは昔から言われていることだがこの二人の場合はそれを超える何かがある気がする。
こうの史代この世界の片隅に」やっぱすずさんはおっとりしていてかわいい。広島弁もかわいい。映画だと端折られていた部分や、筆者のコマ外の解説を読むことができて嬉しい。セリフやシーンはほぼ同じなのに映画版よりずっと切ない(やるせない)感じがする。リンと周作の関係に気づいた瞬間のすずさん切ない。
・千葉雅也「デッドライン」芥川賞候補作のオーバーヒートの前作。筆者の私小説的な要素もあり、なんなんだこの生々しさは。
・スズキナオ「遅く起きた日曜日にいつもの自分じゃないほうを選ぶ」大阪の生活史。こうしてみると、関西(大阪~神戸~京都)の人は地域への帰属意識が強いなぁと思う(他のと土地だって長く住んでいる人はそうだと思うけど、風土のせいなのか、自分の先入観なのか、ことさらそう感じる)。儲けは割とどうでも良くて、いかにお客さんに気持ち良く帰ってもらうか、また来たいと思ってもらえるかを軸に商売をしている人が多い気がする。見た目至上主義の今の社会や詐欺まがいの怪しいボロ儲けがはびこってる現状からすると、心が洗われるよう。自己犠牲、ともまた違うんだよね。皆さん楽しんで商売してらっしゃる。関西に行きたくなった。それにしてもスズキナオさん、人懐っこいひとだなぁ。

買った本

・谷川電話「深呼吸広場」
・榊原紘「悪友」
笹公人・北村みなみ「パラレル百景」
・日本ニューもじデザイン 作字百景

図書館にある短歌の本って古典を除いて穂村弘俵万智くらいしかだから結局買わなきゃならない。けど、どうせ繰り返し読むし手元に置いておきたいからいいのだ。財布は寂しいが心は潤う。