狂気の沙汰も萌え次第

雑記ブログのはずが同人女の日記になりました。

ハッピー・ハッピー・ハッピー[2024/2/13(火)]

最近「有料級」という言葉を目にした。聞きなれない言葉だが「超高校級」みたいなもんかとなんとか納得した。試しにタイトル「有料級」と冠されたどうがを見てみると、確かに有益な情報ではあるが、「有料で得る価値がある情報」とまでは言い難いようだったので、素直に本などから有料の情報を得たほうがいいなと思った。インターネット上の一個人から発信された情報は裏取りがされていない場合が多いが、本やテレビの場合は複数の人間の手を経ており、情報の確実性が上がる(それでも間違った情報があることは否定できないが、確率は下がる)。だからそっちを信用しほうがいい。
むしろ「有料級」と冠される情報は「無料の範囲を出ない」ことが多いので、取り立てて重視する必要はない気がする。むしろ、「有料級」と騙る魂胆に何か胡散臭いものを感じる(=1分の内容を10分に引き延ばすなどして広告収入をもくろむ匂いがする)ので見る必要はないと言い切ってしまっていい気がする。


連休で確定申告を終えたが、どうも腑に落ちない…想定の半分ほどしか還付金が返ってこない計算となる。私の申請に漏れがあるのか、ただ事前の還付金計算を間違えたのか…。それにしても悲しい。悲しみを抱えて出社した。ふるさと納税は年収の見込みをミスって控除上限より多く払ってしまったし…去年はカードを不正利用されたり金銭的に損することが多い年だった。
ともかく今日の仕事は結構うまいこと行きそうだぞ…よし…よし…と進めていたが、、自分に責任の所在がないところいきなりで躓く。くそったれがァーーーー!!! と静かにキレる。残業を終えて帰宅中、(あーーーー大きいお風呂に入りたい…週末に行くか…いや、今日。今日入りたい…)と思い、電車を降りて駅近くの銭湯に行った。タオルなど何も持ってきていなかったので、タオルと石鹸・シャンプーのセットを購入。それでも150円なのがうれしい。でかい風呂に浸かっていると、思いのほか体がカチコチに固まっていることが分かった。サウナは1セット目からめまいの兆候が出て、2セット目で足が攣りそうになったのですぐ終わりにした。年末の砂風呂の再来だけは避けたい。風呂上がりにストレッチすると、今度は全身が攣りそうになった。そういえば今日は風呂の前の水分補給を合わせても水を400mlくらいしか飲んでいない。完全に水分不足だ。めまいもこのせいかもしれない。しかし、とにかく大きいお風呂に入ってサウナも入れたので満足。

家に帰って夕食をとる。今日の正解は「味噌汁と残り物で軽めに済ませる」だが、どうしても家系ラーメンが食べたかったので、ズバーンの家系を作って食べた。塩分と水分と心の栄養の補給だ! ハッピーハッピーハッピー!!!食後、中国語の勉強をしているといつの間にか寝る時間になったので就寝。最近、家では映画見るか勉強をするかしかしていない。


唐突だが、私は長年PMSに苦しんでいた。市販薬(命の母ホワイト)、漢方(加味逍遙散)、サプリ(チェストベリー)などさんざん試してきたが、ピルで(ほぼ)すべてが解決した。漢方飲んでもよくならない人はさっさとピルに切り替えろ。自分の場合は、複数の婦人科にかかったがどこもピルの処方を渋られ(血液検査は異常なし)もう誰も助けてくれないなら自分で助けるぞと自由診療で保険適用外のものを服用したところ、気分のムラ、食欲の変化、腹痛、頭痛、倦怠感などの症状が一気に改善した。今はまた別の婦人科で保険適用のものを処方してもらってる。正直、年間4強万の課金は惜しいが健康な生活には代えられない。



そばかす(2022年、玉田真也監督)

ものすごくよかった。コールセンターで働く主人公・蘇畑佳純(そばたかすみ)は30歳となり、母親に結婚を急かされる。恋愛感情や性的な欲求を持たないため、結婚を考えたこともなく、飲みの席でそういう話を振られることに居心地の悪さを感じている。誰もが「恋愛はすばらしい、恋愛がしたい」という前提で話をふり、ストレートでなくゲイの友人でさえも「恋愛からは逃れられない」と言う。「恋愛感情を持たない人がいる」という認識など、おそらくない。お見合いで友達になった男性から告白された時も、「そもそも恋愛的に好きになれない」と言っただけで「男として見れないってことでしょ。嘘つかなくていいよ」とキレられる。佳純の持つ「性質」の話をちゃんと受け取ってもらえないのが悲しかった。
佳純の性質に関係なく、(友達同士の好きでいたいのに、勝手に男女の関係として見られるの嫌だよな)と思う。
同級生の真帆ちゃん(演・前田敦子)と再会して、二人で楽しそうに過ごすの姿がまぶしかった。「シンデレラって男の価値観で書かれた物語じゃん。おかしくない?」とオリジナルのシンデレラの紙芝居を作ってしまうのもいい。真帆ちゃんの結婚で佳純との同居の話がなくなった時も、真帆ちゃんは真摯に向きあって謝罪しているのがよかった。それに対して妹の「強がんなくていいよ。お姉ちゃんレズビアンなんでしょ」はきついよなぁ。「家族の誰も責めないよ」と言ってても確実に嘲笑のニュアンスがあったし。そこで佳純が自分の性質について話しているのがかっこいい。

それにしても佳純は男女問わず周りの人にめっちゃモテる。人間的な魅力が高かったり一緒にいて落ち着く感じがするからかな?

それにしてもノンデリ男から「彼氏いるの?どういう人がタイプなの?」ってズケズケ聞かれるの本当に嫌だよな…なんでお前に話さなきゃいけないのって思う。キャンプのシーンはちゃんと周りの人が「それセクハラだよー」とか「相手しなくていいよ」とフォローを入れてくれていたけど、そんな人ばかりではないし。

そもそも恋愛じゃないと結婚ってできないんですかね。性愛が伴わない友達同士(性別関係なく)で結婚も全然ありだと思うんですが。こういうと「阿佐ヶ谷姉妹みたいな?」と言われることもあるけど、あれとも若干違うというか…一番近いのは兄弟・姉妹的な関係かな。いろいろ飛び越えて家族が欲しい。ただ、現実問題、性愛に依らない関係の方が維持が難しい。どうしても性愛には「すべてを通り越して相手を許容するパワー(不満があってもなあなあにして深い関係性を築き易い)」があることは否めない。だから人類がここまで存続している。
そしてなんといっても三浦透子さんのすりガラスのような透明感よ…!前田敦子さんも顔立ちで美しい。製作はメ~テレ。浜松の訛りが心地よかった。

こういう性的マイノリティの話題を扱う映画には、ほぼ必ずと言っていいほど性的マイノリティに対して差別的なコメントやレビューがなされることがあり、本当に世の中ってやつは……となる。もちろん理解できない人がいるのはわかる。でも当事者が見る可能性のある所で差別発言をするな。そばかすでも中年男性による心無い差別的なレビューを目にした。本当にクソだなと思いながら通報ボタンを押した。


読んだ本

スズキナオ「それからの大阪」

移住者である筆者が、コロナ以後(2021年)の大阪の日常を訪ね歩く本。「大阪は密」出先で自然な感じで話を聞く姿、本当にいい。インタビュアーとしても憧れる。現存するちんどん屋や、立体看板屋、今宮戎神社の「十日戎」の話が好きだった。コロナ禍で苦しい状況の中、大阪の人々が「せやから、前を向いていかなあかんねん」ときれいごとでなく本心から言っている感じがいい。スズキさんも、変に熱くならず、平熱のまま感じたことを書いている姿がいい。天満や天神橋筋商店街で飲むのは楽しいですよね。次に大阪に行ったら必ず行きたい。



毎年「春物の服がない」と言っている気がする。仕事の服にお金をかけるときいちばん屈辱を感じるが、ペラペラの服を着るのも嫌なので仕方なくお金をかける。というか、私服に関してはペラペラでもいいから流行りの可愛いものが着たい。昔は「流行ものじゃなくてもベーシックなものを着まわしたい」と考えていたが、どう考えても流行りものの方が気分が上がる。逆になぜ20代の一番ファッションを楽しめる時期にそんなことを考えていたのか謎。逆張りで生きていてもメリットはあまりないな。