狂気の沙汰も萌え次第

雑記ブログのはずが同人女の日記になりました。

断酒に絶望を抱くな[2024/2/4(日)]

朝起きて、昨日の酒が残っていることを知覚する。さんざんワインを飲んだ後にダメ押しでストゼロを飲んだのが悪かったか。気持ち悪さはないが、歩くとふらついて完全に二日酔いの様相だった。胃の中もなんとなく気持ち悪いので、水をがぶ飲みしてから二度寝した。起きたらほぼ酒は分解されていたがとにかく内臓が弱ってる感じがして外に出る気が起きず、結局ダラダラ過ごしてしまった。どう考えても加齢の余波が来ている。

最近かなり酒量が増えていて、本当によくないと思っている。昨日も最後の方は呂律がまわっていなかったことを自覚しながら喋っていた。布団の中で(あーしゃべりすぎたな相手に失礼なこと言ったかも)ぐるぐるぐるぐる…と一人反省会をしてしまった。二日酔いほど人生で無駄な時間はない。ワン・オブ・ザ・モスト・アンプロダクティブ・タイム・・・・
酒を飲んでいる間は正気を失い一時的な快感を得られるが、その代わりに失っているものは多い。正気のままで生きたい。生きてきた中で酔っていいことあったか? と考えると、全然ない。むしろ失敗の方が多い。なんで酒を飲んでいるんだろう。断酒まではいかなくとも1,2杯で止められる勇気が欲しい。いや、むしろ1滴も飲まないほうが適切なのではないか? 断酒に絶望を抱くな。

r25.jp
何度でも再放送したいかねちーの正論。


その一方で最近気づいたことがある。世の中の食べ物、大概どれもおいしすぎないか?味覚が20代前半の頃とは変わってきたのか、「おいしい!」と感じるものが増えた。特に異国の料理系が顕著で、飲み代に多くお金を割けるようになってからいろんな料理屋に行くたびに「これもおいしいじゃないか!」となっている。最近のお気に入りは韓国料理です。



夕方近くまでゴロゴロしてから作業開始。ネイルチップでサンプルを作り、あとはPCでやることをやる。今年は確定申告をしなければならないので、とりあえずe-taxの登録なり前準備などをした。使えるブラウザなども限定されており、これが結構めんどくさかった。あとは中国語の勉強と、ZINE本文の編集をした。

ただ、いまいちやる気は起きないまま作業をしていた。疲れなのか何なのか…肉体が回復してきたので、散歩に出てみる。夜の巷を徘徊しながら(頭は元気だったのだし、映画でも見に行けばよかった…)と本気で後悔する。最近、外出をしては(外に出て充実したつもりの時間を過ごしているが、実はそんなに気持ちは伴っていなくてただ時間を消費しているだけなのでは)と強く感じる。

体力の増強に関して、平日は毎日15分程度の筋トレと週1~2回のランニングが出来ている。やはり週末の運動習慣(水泳、ロードバイク)を充実させたい。特に冬は寒くて外に出たくなくなる。運動するといろんな気力が湧いてくるので、運動は大事です。グランド・ブダペスト・ホテルを途中まで見てから就寝。

読んだ本

カレー沢薫『オタクのたのしい創作論』

pixivision でのお悩み相談連載を書籍化した本。下記のリンクのページに差し掛かった時「あ!あの連載か!」と気づいた。

「あなたは手塚タイプ? 陰毛タイプ?」
www.pixivision.net


読んでいて「浜の真砂は尽きるともオタクの悩みの種は尽きまじ」という気持ちになった。カレー沢先生のあとがきにある通り「うひゃーおめーそんなことで悩んでんのか!?(cv.野沢雅子)」になるが、ネットミームや漫画ネタを挟みながら軽快に、かつ真摯に答えていくカレー沢先生の姿勢が素晴らしい。潔白な聖人ぶらないところもいい。

質問文を読んでいて「私の悩みは〇〇です。でもそんな私にも私の作品が好きだと言ってくれる人がいて…ありがたいとは思うんですが…でも〇〇がつらくてふっきれないんです」みたいな余計なエクスキューズが本当に多い。いらんねんそんな謙虚の皮をかぶった保身は!!!

「反応とか気にせず好きな物書けばいいじゃん」などとヌルいことを言って、戦場にお気にのジェラピケで参戦するような奴ほど「書いても反応もらえなくてしんどい⋯⋯」などとつぶやいて戦線を離脱していくものです。もちろんそのつぶやきすら「2いいね」であり、引き留める者などいません。

わかり哲也。

一方で『過疎ジャンルの村長が新入りに毒マロを送って村を衰退させている。やめさせたいが壁打ちの自分はどうすればいいか』みたいなつらみ案件も出てくる。「これ(好みが分かれるネタ)を書いたらファンが減るかも…と思って発表できない」という葛藤もわかるが「ファンは作品がきっかけでなくありとあらゆる理由でいつの間にか去るものだから気にせず世に出せ」というエールもよかった。

観た映画

グランド・ブダペスト・ホテル(ドイツ・アメリカ2014年)

あらすじではなくディティールや仕掛け、美術を楽しむ映画だと思った。今まで見た映画のなかでダントツ世界観が可愛い。そして東ヨーロッパらしい退廃的で薄暗い雰囲気もある。ジャンルで言えばコミカルなクライム映画なんだけど、それだけじゃない魅力がある。

少女が手にした本の作家が、グランド・ブダペスト・ホテル内で出会った老人が若かりし頃に体験したグランド・ブダペスト・ホテル支配人との思い出を語る、という入れ子構造的な構成。現代のグランド・ブダペスト・ホテルは年配の一人客ばかりの少しさびれたホテルだ。支配人と見習のベルボーイの青年がある遺産相続問題に巻き込まれ…というあらすじ。見どころは何と言っても支配人とベルボーイの師弟愛。ピンクと深い紫で画面が構成されており、さながら絵本の世界のようだった。季節が晩秋~冬というのもいい。

画面のアスペクト比は時代ごとに分かれ(スタンダード、シネスコ、ビスタ)カットも平面な絵画的タッチが意識されている。ガラスの反射や窓枠が上手に使われ飽きさせないような工夫も多い。口ひげやコミカルな演技はチャップリンを意識しているのかもしれない。ラスト付近の高速ソリ・チェイスには笑った。


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先日和菓子作り体験に行ったらニューアワジみたいなお琴の曲が流れていました。