狂気の沙汰も萌え次第

雑記ブログのはずが同人女の日記になりました。

いいぞ![2023/11/23(木・祝)]

ついに北野武『首』の公開日がやってきた。祝日だけど早起きした。電車に乗り(いよいよだ~)とワクワクしながら午前中の回を見に行く。


北野武『首』=戦国アウトレイジ「みんな~やってるか!」
詳しい感想 https://fse.tw/MhkrqFH8#all


映画は破天荒を極めており、大変楽しかったんだけど、内容が内容だけに周りの人に「見てきました!」って言いにくすぎる(笑)職場の人たちに「木曜日に北野武の新作見に行くんですよ~もーずっと前から楽しみにしてて…」って言っちゃったよ。でも、いいぞ!
ピカデリーのエスカレーターから花園神社の酉の市の露店がが見えた。バスに乗るためにその横を通過すると、今まで見たことがないほど露店のゴミが落ちまくっており(おいおい……)という気分になる。ちょうどやってきたバスで早稲田に移動。村上春樹ライブラリーが目的地だった。ずっと行ってみようと思っていたけど結局行けてなかったので、来れてよかった。本を読みつつ首の感想を書こうかと思ったが、お腹が減りすぎて、早稲田駅の前の日高屋で野菜タンメンを食べた。村上春樹ライブラリーのカフェで食べてもよかったんだけどオシャレサイズパスタで腹いっぱいになる自信がなかった…2年ぶりくらいに日高屋のタンメンを食べたが、野菜たっぷりでおいしい。というか安い…570円て!ありがたすぎる。



お腹がいっぱいになったところで、歩いて早稲田大学の構内へ。イチョウが黄色く色づき始めて綺麗だった。持ってきたインスタントカメラで写真を撮った。どんなふうに写っているのか楽しみ。ライブラリー内に入ると、報道でよく見た階段が正面に見える。入口から向かって右手の部屋にはにはさまざまな言語で翻訳された村上春樹の著書があった。2階では安西水丸の原画が展示してあった。村上朝日堂の挿絵がすごく好きなので、見られてうれしかったです。

その後、結局オーディオルームでレコードを聴きながらライブラリーにあった「少年カフカ」を読む。こういうオーディオルーム欲しすぎるな…家具のセンスが良くて、全部ハンス J. ウェグナーやオーレ・ヴァンシャーなどの北欧の家具で統一されていた。本当に、こういう部屋、欲しすぎる…。心地いいソファーにずっしりと沈み込みながら、本に没頭した。無料でいいんですか? 
帰りがけに、階段の本棚を見ると、村上春樹に影響を与えた本や、展示のテーマに沿った本が色々並んでいた。普段本屋で出会えないような本も多く、今後地元の図書館で借りるために読みたい本をいくつか見繕ってから閉館時間ギリギリにライブラリーを出る。外はすっかり暗くなっていて、ライトアップされたイチョウがとても綺麗だった。


記者になってから、以前よりもどこかにいくハードルが下がったような気がする(もともとそうだけど)。仕事は「現地に行かないことには仕事にならない」という感じでいろんなところに行くので、その思想が日常生活にも来ている感じ。今の行動範囲は都内近郊だけだけれども、もう少し遠くまで足を延ばしたい。そう、たとえば以前安西水丸の故郷である千葉・千倉とか……以前、旅行を2回ほど計画したのだが、いろんな理由をつけて断念したので(なんせチーバ君の足のあたりまで行くには東京から2~3時間かかる)今度こそ行こうかな。できれば冬のうちに! 外房の綺麗な海を見てぼーっとしたい。


家に帰ろうとアップルウォッチのモバイルSuicaにチャージをしようとしたところ、通信エラー。仕方ないので切符を買って帰った。しかし、その後エラーは一生解決しなくなるとは思わなかった(日記を書いている27日現在も、復旧していません)

夜は残り物の芋煮カレーうどん。矯正のブラケットをつけたらおいそれとカレーも食べられなくなるね。ジムで軽く走ってから風呂に入り、9時からはLeminoで日プを見る。好きな子が全員残ってよかった。今日はなんだか久々に、いい日だったような気がする。


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公式が定点ダンス動画上げてくれるのありがたすぎる

読んだ本

パリッコ『ノスタルジーはスーパーマーケットの2階にある』

デイリーポータルZtoクイックジャパンウェブのまとめ本。特別どこか遠くに行かなくても半径10キロ圏内でなんでも楽しいことが出来るのかもしれない…と思える本。いや、本当にいい。得るとしたら、私もこういう幸せがいい。チェアリングで外にお酒を飲みにいくの本当にいいな。自分もたまに近所でチェアリング市に行くけど、最近できてないのでしたい。ポップアップタイプのテントも欲しい。石神井公園のサンドイッチやさんが紹介されていて、今度行ってみようかと思った。とにかく小さな幸せがたくさん見つかる。

村上春樹少年カフカ

少年漫画雑誌風のデザインが目を引く。いかにも2000年代なデザイン画すっごいいいですね。本著は『海辺のカフカ』の読者から著者のもとへ、ネット上で多数の質問を貰い、1000通以上の質問に村上春樹本人が答えるというもの。本当に1000通以上答えていてすごかった。好きな作家に文章でお返事がもらえるというのは、本当に幸せな体験だろうなあ。安西水丸氏の挿絵もかわい。安西氏の描く村上氏は坊ちゃんみたいでかわいいんだよな。こういうクリエイティブなつながりの友人関係って憧れるなぁ。



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