狂気の沙汰も萌え次第

雑記ブログのはずが同人女の日記になりました。

メリー苦しみます[2023/12/24(日)]

メインで使用していたカードが不正利用されました。こんなクリスマスのサプライズ要らないよ! その額なんと10万強。メインカードの限度額を半年前くらいに引き上げたばっかりに、こんなに請求されてしまいました。新しいカードは限度額を日々使う額のギリギリに再設定しようと思います。

経緯は、三井住友銀行から「ご利用の本人確認」が来たこと。昨日「APPLE COM BILL」の1万円の請求がありますが、ご本人様ですか?というSMSが来て、もちろんそんな覚えはなく、その時点でカードを停止・再発行しました(すべてweb上で手続き)。

不正利用はここ2週間くらいで「APPLE COM BILL」の名義で1万円×10回と、300~3000円の少額決済がありました。今年の履歴を見返すと、「APPLE COM BILL」からの不正な請求は実は今年の春くらいからずっとあったようで、いずれも300~800円の少額決済が続いていました。合算すると2万円ほど…(とほほすぎる)自分のスマホiPhoneで、アイクラウドやアプリの月額料金などでAPPLE COM BILLの正規の請求があったため、不正請求に全然気が付かなかった。よく考えれば請求回数が多すぎるし、月額料金と金額があわないものもある。でも、そんなん正直気づけないよ……。

すぐにアップルに電話して不正利用の申し立てをする(夜9時まで対応だったのありがたい)。電話口のお兄さんは「おそらく不正利用と認められるでしょう」と言っていたが、2日後審査の確認をすると「棄却されました」とのこと。ゑ・・・・・・・・・・その場で不服申し立てをしたが、それも却下。これがアップルの最終決断になるので、カード会社に保証してもらってくださいとアナウンスがあった。そんなことってあるか?この時点でカード会社のコールセンターの営業時間が過ぎていたので、手続きは翌日以降になる。



今年はお金について考えることが多かったが、年の終わりにこんなトラブルに巻き込まれるとは全然思いもしなかった。一寸先は闇。ネットを漁ると同じようにアップルから申し出を棄却された人は結構いるみたいで、大体はカード会社から保証されるようだが、クローズまで数か月も時間がかかりそうな雰囲気だった。これに割く時間も労力ももったいなさすぎる。会社でも「カード不正利用されたんですよー」とさんざん言ってしまったので、特定できる人にはできてしまうが、インターネッツの力を借りるにはHelpを出すしかないので出します。助けてください。





こんな感じで土日を鬱々と過ごした。考えても結果は変わらないのだから放っておけばいいのに、なんとなく気にしてしまった。また、不正請求事件にかかわらず最近ぼーっと無為に過ごすことが多くて、ちょっともったいない気持ちになっていたのに、もっともったいなく過ごしている気がする。
「時間があったらやりたいこと」は「時間があってもやらないこと」だったりするので、やる気とかいう不確定なものをあてにしてはいけない。絵を描く、インデザやイラレの勉強も時間があるときにやりたいと思いつつ、本をパラ見して終わる日も多い。最近は比較的自由になる時間が増えたのに、これじゃあんまりじゃないですか? 私の人生、私が面倒見るんだってつばきファクトリーも歌っていた。行きたいところがあるなら行けばいいし、やりたいことがあるならやればいい。ブレーキをかけているのは自分だ。


土曜日はなかなか寝られずPrime Readingで「金色のガッシュ!」を読み、日曜の朝は寝坊。登山に行く予定が完全におじゃんになる。土曜も早起きできず登山は中止。せめて8時代に起きられれば陣馬とかには行けるが、なんせもう気力がなかった。湯河原までみかん狩りに行きたかった気もするが、お金を大損するかの状況で(2万は損になるのは確定事項だったし)交通費と時間をかけて行くのもなんかな…になってしまい、結局行かなかった。行けばよかったな。石田ゆり子さんの「お金はただの紙だから、経験に替えていきたい」ではないけど、こんな感じで生きている。それにしても朝起きられなくて人生を台無しにしている人生だったな。


一通り部屋の掃除を済ませ、近所を自転車で散歩。ケーキ屋には長蛇の列ができていた。クリスマスだなぁ。しばらく公園でぼーっとしてから近所のカフェの前を通ると、意外と空いていたので入ってみた。クリスマスケーキの代わりにベリーのパンケーキを食べる。パンケーキは家でも作れるけどたまに誰かが焼いてくれたのを食べたくなるのはなぜだろう。帰りに近所の珈琲屋でドリップパックのセットを買い、帰宅。最近目線がちょっと遠くに向いていたので、久々に近所でのんびりできた気がする。
無印のカオマンガイのたれを使ってカオマンガイを炊く。米とタレを炊飯器にセットしてからプールで泳いだ。帰宅してちょうど炊きあがった炊飯器を開けると、生煮え状態のカオマンガイがお目見えした。冷蔵庫から出したばかりの冷たい鶏肉を使ったのが悪かったらしい。炊きなおしつつ、M-1を見ながらワインを飲む。久々に一日が長いと感じた。M-1を見ながら「不正請求されたけど、まあ生きてればこんなこともあるよね」くらいに思えたのでよかった。笑いの力はすごい。やっぱり出かければよかったよーん…。考えても結果が変わらないことは考えない方がいい。



アドベントカレンダー企画

読んだ本

岡田尊司死に至る病 あなたを蝕む愛着障害の脅威』(光文社新書)

不適切な養育を受けるとオキシトシン受容体が減ってしまう。オキシトシンが不足するとストレスを感じやすくなる=愛着障害につながる、という旨の本。ADHDについて、戦後の頃にはまだ「認知されていない」だけで潜在的に患者はいた、ということではなく、本当に近年「増えてきた」傾向にあるという。「一歳未満で母親から引き離された子どもは愛着障害を抱えるリスクが高い」というのがかなりショッキングで、「今時0歳児保育も増えてるが…?」と思ったが、昼間だけならまだ大丈夫なのか?と思った。


ジェーン・スー『ひとまず上出来』『女の甲冑、着たり脱いだり毎日が戦なり。』

生きているとこういうこと、あるよね! な悩みやモヤモヤを受け止めてポジティブな力に変換してくれる文章だなといつも思う。「自分が何者か”を決めるのって結局他人だから、何者かになろうとあがいても意味がなかった気がする」という旨の記載が響く。

『ひとまず上出来』で紹介されていた寿木けいさんの「空腹を満たす素敵な食べ物なら街じゅうにある。私は弱いから、ラクなほうに流されてしまうかもしれない。でも、作ることと食べることを誰かの手に委ねてしまったら、取り返しのつかないことになる。だから踏みとどまって、自分を奮い立たせ包丁をもち火に向かってきました。それはたとえば二日酔いの朝でも味噌汁だけはちゃんと作ることだったり、前晩の残りを器に盛りつけ直して食卓を整えることだったり。腰をあげる前は正直しんどいけれど、食べ終わる頃には充足感に包まれる。だから料理を続けられるのだと思います。」という言葉、料理を極力外注したい自分からしたら「強迫観念強すぎて怖…」になるのだが、自分に置き換えるとしたら、文章になるのだろうか。それならわかるぞ。

関連して、私は丁寧な暮らしが怖い。無添加のものを選び、家具は蚤の市で買ったものを修理して使い、化粧は最低限で無印良品で売ってそうな服を着る、みたいなフォーマット化された多様性の無さが怖い。私はこれからも自分が好きなものに囲まれた雑な暮らしをします。



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千年紀末の雪!
KIRINJIライブ最高でした。シンリズムさんとのギターの掛け合いが最高。


しいたけ占いでは「ある種のお祭りタイム」と評されていたが、ある意味お祭りだったよ。「ある種のトランス状態」に入りかけたけど、やっぱり不正請求の前には無力でした。