狂気の沙汰も萌え次第

雑記ブログのはずが同人女の日記になりました。

一年の計は誕生日になし[2023/10/13(金)]

誕生日前後は毎年何かしら悪いことが起こる気がする。自分でトラブルを起こしている、の間違いかもしれないけども……。

父親との関係で自分の中でどうしても引っかかることがあって、所要の電話のついでに「あのときされたことがずっと引っかかっている。これ以上モヤモヤしたくないしこれ以上あなたのことを嫌いになりたくないので申し訳ないけど謝ってほしい」と父親にお願いしたら逆切れされて、溝がさらに深くなってしまった。いや、これ、家族以外の他人にしたら犯罪だからね……もう無理になって母親に全部話したら父からLINEで謝罪が来たけど、根本的に何が悪いのかを分かっていないから「私が(過剰反応して)不快に思っているのならすまなかった」みたいな文面で返信しかねている。還暦過ぎた人の認知って変わらないんだな。ある意味諦めがついたので言ってよかった。

子供の頃から親に誕生日プレゼントを一度も買ってもらったことがないから、20歳、25歳などの節目に時計やアクセサリーを贈る家が別世界に思える。みんなでケーキを食べたりはしたけど、ほんとにみんなで食べるだけだったしな…。年をとればとるほど自分の家庭がまともじゃないことに気づいてしんどくなる。そもそも余所と比べるのがおかしいのだけれど…。自分が得られなかった何かにしか注意が向かず、得られたものに焦点が合わない。ここ数年は人並みに稼げるようになって過去に対する虚しさが減りつつあるけれど、ここ1年くらい波乱の中にいるせいか、そういうことを考えてしまう。


朝、この間買ったばかりの革靴からシューキーパーを外す。なんか緩いような…? でも合皮だからそんなに伸びないはずだよな…とか思っていたが、タグを見たらまさかの本革だった。えっ、本革なんですかこれ…どうりで高かったわけだ………本革だと?
本革って、伸びるで有名な奴じゃん。シューキーパーがばね型だったのが悪さをして、かかと部分が伸びてしまっている。完全に悪手な行動だった。終わった…。もう、自分の経験の貧しさと想像力の至らなさに涙が出るね。この靴は仕事用の靴で、来週一週間を耐え抜くために買ったもの。ちょっとだけ横幅がきついから早くなじんでほしくてシューキーパーに入れて馴染ませようとしたのが完全に裏目に出てしまった。
せっかちは損だね。じっくり馴染むのを待てばよかったのに……なんで合皮って勘違いしてたんだろう。ソールがゴム底だったせいか? せっかく高い靴を買ったのに、自分のミスでダメにしてしまった。いやでもまだ全然はけるし、ここからまた馴染むだろうから、悲観せずいこう。あーでも、あたしって、ほんとバカ。良かれと思ってやったことだから、仇となったのがなおさら辛い。慣れないことはするもんじゃない。足が大きくて形もおかしいので、ずっと靴のことで悩んでいる。



誕生日の夜は仕事帰りにオパールのネックレスを買いに行った。昼に届いたKIRINJIファンクラブからのお誕生日メールで、高樹が「これ以上ないってくらい目一杯ご自身を甘やかしてあげてください」と言っていたので…「自分へのご褒美」なんてアクセサリー業界の売り文句に乗ってしまうのに抵抗はあるが(最近出費がかさんでいるし)、ずっと誕生石のアクセサリーが欲しかったし、何なら宝石の中だとオパールが一番好きだし、私を守るラッキーアイテムになってくれよ! の気持ちでいる。私を守るラッキーアイテムになってくれよ!なぁ! 試着したところ、商品的には絶対これだけど、多分これじゃない…ような気がして購入は見送りに。つまりオパールは個体差が結構あるのを失念していた。

もっと好きな色味の個体を探しに今日は丸の内へ。本当は大丸で買いたかったが仕事が終わらず営業時間に間に合わなかった。優待セールをやっていたのでお得にお買い物したかった……言っちゃえば買わないのが一番お得なんだけど、生きるのには不要なものを買い、身に着けている瞬間が一番楽しい。先日行った店舗よりめちゃくちゃいい接客を受け、あと2店舗くらい回りたかったけど、その労力もちょっと面倒だったし早く買いたかったから、2本から1本を選んで買った。緑っぽくキラキラしてかわいい。


いつものロイヤルホストで静かに食事。白ワイン、ビーフシチュー、きのこのパスタ。しばらく行かない間に料理長が変わっていた。

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読んだ本

中野信子ヤマザキマリ『生贄探し 暴走する脳』

「正義中毒」について、脳科学者とイタリアに精通した漫画家が語る本。中世のドイツで民衆の不満の捌け口となったのが魔女狩り。コロナ禍の自粛生活中、日本の正義の暴走はは加速する。「出る杭を打つ」一方で、「出過ぎた杭は打たれない」のも真実。なりたい! 出過ぎた杭に…。とはいえ、中野さんも若干正義中毒を批判する正義中毒になっとらんか? と思いながら読んだ。

ジェーン・スー『相談は踊る』

2014年のラジオの相談をまとめたもの。「相談は踊る」の音楽ってKIRINJIが担当してたのか!前からぽいなって思っていたが…しかも高樹さんとスーさんが仲良しとは…知らなかった。もともとコナミでゲームの音楽を作っていたから、そういうオーダーにあわせて曲を作るのが得意なんだろうな。KIRINJIは「鳩の撃退法」や「共演NG」の劇伴がすごく良いので聞いてみてください。
話は逸れたが、「不意に涙が出るときのおまじない」が笑えたので良かったです。みんないろんなことで悩んでるんだなぁ、と思うと同時に、スーさんの悩みを因数分解していく力がすごいと感じる。「どうやれば悩まないで済むか」ではなく「どうしてその悩みに至ったのか」を探る。悩み深堀り専門の掘削業者みたいだ。今並行してエッセイもいろいろ読んでいますがとても面白いです。
本文に印刷された蛍光グリーンのインクが鮮やかできれいでした。





最近、TBSラジオジェーン・スー 生活は踊る」をよく聞く。ここで頻出するのが「50の答え合わせ」というワード。それまでの生き方が結果として現れるのが50歳らしい。

いままで本や著名人の言葉で年齢について見聞きしたものを以下にまとめた。
・25歳 体力と時間はあるけどお金がない。自我が肥大化する。同年代の天才に嫉妬。
・30歳 自分が見えない、暗中模索。「好き・快」軸で舵を切るといい?
・35歳 人生の折り返し地点、地盤が固まり始める。とはいえまだ若造。人生前半の棚卸。
・40歳 不惑。生きるのが「楽」になる。黄昏と歓喜。時間感覚が変わる。体力の低下?
・50歳 答え合わせ

死なない限りはこの先も生きていかなければならないので、今後どうなるのか…神のみぞしる。とにかく人生の選択肢に正解はないらしいのでぼちぼちがんばりまーす。


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行列に並んだら幸せになれるなら早朝から並ぶわ
でも結果だけを求めるんじゃないことくらいは 私自身がわかってるわ