狂気の沙汰も萌え次第

雑記ブログのはずが同人女の日記になりました。

アラサー八景[2023/10/4(水)]

10月になりました。もうすぐ誕生日が来ます。近年は誕生日が来るたびに「来ちまったか…」という無念さにも似た思いが浮かぶ。それは自分が成長した自覚がないからであり、年齢と中身の伴わなさの結果のように思う。
でもそもそも、令和における平均の28歳ってどんなの? と言われても、近頃は生き方も多様化しているのでステレオタイプな28歳は例示できないかもしれない。都会と田舎でもまた違うし。友達と会うとみんないろんなことに挑戦して、成功したり、躓いたり、立ち止まったりしている。
誕生日はロイヤルホストでご飯を食べて、自分に買った誕生日プレゼントの箱を開けたい。その日までに用意できるかわからないし、まだ買うかも確定していないけれど。誰かからプレゼントを貰うことも嬉しいし、好もしいだけれど、やっぱり自分で稼いだお金で好きなことができるのが幸せだと感じる。



今日は朝からものすごく寒い。17度だってさ。秋を通り越して冬なんじゃないかと思う。雨が降っていて嬉しいはずなのに、肌寒さからなんだか気分が上がらない。前職は職場で着替える環境だったため、通勤時は本当に適当な、大学生の引きこもり休日LOOKみたいな服ばかり着ていたので会社に着ていく服がない。この間休みの日用に買ったシャツはちょっとカジュアルすぎだろうか? と思ったが、取材の予定はないのでこれでいいかとそれを着て会社に行く。雨の日は湿気のせいで気温より暖かく感じる場合が多いが、今日は完全に寒さに振り切っていた。会社についてすぐコーヒーを淹れる。
今日は昨日の取材の文字起こしや記事化がメインだった。しかしうまく集中出来ず、全く関係のないことを考えてしまう。集中できないなら出来ないなりに新聞や自社の記事を読んで勉強すればいい。でも関係ないことを考えているとその選択肢は思い浮かびもしない。タスクとしてPCのメモ機能に書いていても意味がない。本当に、救いようがない…人間は基本的に楽をしたい生き物だから、ありとあらゆる仕組みや機能を使って過ごし方を善い方向へ修正しなければならない。しかしそこへアクセスするにも労力がいるわけで…


いくら不真面目人間とはいえ、こんな感じで仕事をしていると普通に罪悪感がある。ちゃんとやりなよ~と脳内の委員長に言われている気分だった。まぁそもそも働きたくないんですがね。
帰りの電車で宇多田ヒカル「Time」を聞く。なんかよく分からんが誇張表現抜きで涙が出る。高校生の頃から上手くいかない時は「Time Will Tell」を聞いていたが、それと聞いている時と同じ気持ちだと思う。私は宇多田ヒカルの世代ではギリないけれど、宇多田ヒカルの背中を追いかけて大人になっている。おこがましいが、自分の中のお姉さん的存在であると胸を張って言いたい。Time Will Tellは宇多田が15歳の時に作られた曲。今の私より一回り歳下の宇多田ヒカルにずーっと勇気づけられているし、「Time」の39歳の宇多田ヒカルに慰められている。好きなアーティストはたくさんいるけど、宇多田ヒカルはずっと人生に寄り添い続けてくれる宿り木みたいな存在かもしれない。


BADモードがリリースされた頃、「ポジティブもネガティブも自分の心象風景の一部であり、その感情に対してマイナスなイメージを持たない」とインタビューで語っていたことを思い出す。本当にそうだな。彼女のインタビューを読むといつも思うけれど、自分を全面的にさらけ出す強さと素直さが本当にすごい。
そういえば好きな日記を書く人がBADモードの曲をよく話題にあげていた事を思い出す。そういえば自分は、最近は日記らしい日記を書いていない。今は「記事を書く脳」をインストールしている最中で疎かになっているのかもしれない。それも人生の1ページであり、仕事をするのもアラサー八景の1つ。



夜も強い雨。今日はもう閉店の気分だったのでセブンイレブンで卵の旨辛ラーメンを買おうと思ったど売り切れで(終売した?)代わりに台湾ラーメンとマカロニサラダを買った。フィクション作品でよくコンビニ飯を「さみしい、わびしい、あまりおいしくないご飯」と表現されることがあるけれど、今のコンビニ飯はおいしいものばかりだし、わりとご馳走だし、そして普通に高級品な気がしてそんなに頻繁に買えないという笑 そのあたりがジェネレーションギャップだなと思う。
そんなことを考えていると予定外の宅急便が来て、何かと思ったら祖母からのシャインマスカットだった。今日は寒いし髪もまとまらなくてしょげていたけど、いいことあるじゃん。でも1人で大きい2房食べられるか? 1房をメルカリとかで売って換金したい、と思ってしまう程度には自分は親不孝ものです。でも例年のごとくちゃんと冷凍してちびちび食べる。さくらんぼもマスカットもそんなに好きじゃないんだよな。ニシンのパイみたいだ。送ってこなくていいから、そのお金で祖母が好きなもの買ってほしい。


寒暖差のせいかすごく眠て何もしないまま寝てしまった。もともと今日は閉店の予定だったからこれでいい。くしゃみも鼻水も出るし、完全に寒暖差アレルギーだな。仕事に来ていく服が本当にない。こういう時前職はよかったなと思ってしまう。テレワークをさせてください! 今日の分の作業は明日早起きしてする予定。


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読んだ本

木下龍也・鈴木晴香『荻窪メリーゴーランド』

短歌集。先月サイン入りの通常版を買ってから、少し寝かせてから読んだ。諸事情により短歌を作るのがしんどい時期が続いていて、連載は読んだり読まなかったりだったので、一気に読めてうれしい。
穂村弘東直子回転ドアは、順番に』のような男女の連歌のようなやりとり。回転ドア~よりも物語性がある。舞台は荻窪、とある男女がいい感じになって結ばれた、HAPPY END…♡と思いきや、一筋縄ではいかないのがこの二人の歌の魅力だと改めて認識する。SFのような、サイコホラーのような展開。メリーゴーランドって懐かしさやロマンチックの代名詞のようだけれど、「そっちの例えかよ!」みたいな見たいな驚き。読後は渋谷と荻久保を結ぶ架空の路線に取り残される。きさらぎ駅はここだった…?この「虚空に放り出され体験」をしてほしいのであらすじは書きません。必読の価値あり!!
木下さんの歌の魅力として、ばっちり定型にハマるリズム感があると思うが、今回は句またがりや字余りもあって新たな進化だなぁと思った。

こち亀 86巻「出現!南国パラダイス」の巻

定期的にこち亀を読みたくなる。毎度思うが、扉絵の背景がうますぎて毎回読む手が止まってしまう。派出所の裏に海を作った両津たち、ノリノリで海で泳ぐ麗子がかわいい。また作中に電子手帳が「最新鋭のテクノロジー」として描かれていて、その時代に思いをはせるのも楽しい。今は全部スマホで完結するもんな~…テクノロジーといえば、部長の孫のたまごっちの話が好きだな。

綿野恵太『「差別はいけない」とみんないうけれど。』

差別ってそもそも何? なメカニズムを提示をしたうえで、ポリコレとは何なのかが議論される。差別の根底には公正世界仮説などのバイアスがかかっている。「日本のポリコレ批判」の項で大東亜共栄圏について触れていたが、これこそ究極の利他のふりをした利己だな。


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食べたい…ステーキ宮…。スーパーで「宮のたれ」を買ったことはあるけれど、お店に行ったことはない。1番近い店舗は羽田にあるみたい。品川方面に行った時足を伸ばして食べに行きたい。