狂気の沙汰も萌え次第

雑記ブログのはずが同人女の日記になりました。

いっつもこうだよ[2023/8/9(水)]

朝家を出ると土砂降りがやむ。晴雨兼用の折りたたみ傘では心元なく、折りたたみは傘は家に置いて長傘を手に取る。久々の雨は嬉しいが、何も今日降らなくたっていいのに…と思う。まぁ天気に悪態をついても仕方ない。
一度出社してから取材のため横浜へ。微妙な晴れの中、邪魔な長傘を抱えたまま電車で移動した。いつもこうだ。傘がなくていい時に傘を持ち歩いて、肝心の必要な時には傘を持っていない。すると、川崎を過ぎたあたりから強い雨が降り出して、やっぱり持ってきてよかった!と思うものの、横浜に着いた途端晴れてしまった。もちろん傘は必要ない。いっつもこうだよ。

久々の横浜駅は海の匂いがした。海が近いから納得ではあるものの、駅構内も海の匂いがするのか…と思った。もしかしたら雨の匂いだったのかもしれない。とにかく水のにおいがする。そこからさらに乗り換えて取材先へ。お昼ご飯を食べていると雨が降り出して「持ってきてよかった!」と思ったけれど、出た瞬間止んでしまった。いつもだったらラッキーと思うのに、今日に限ってはアンラッキーだった。

その後も結局雨は降らず、降ったとしてもその時は屋内にいなかった。仕事は楽しかった。けど足も疲れたし暑いし眠いし荷物は重い。なんか、人生ってこうだよなぁ…と思いながらうんざりした気持ちでいた。
夕方に取材が終わり、せっかく横浜まで来たし、の気持ちでスカイスパに寄る。最近ずっとサウナ欲が高まっていたのでちょうど良かった。ちなみにスカイスパは駅直結なので傘は必要ない…移動中にお腹がすきすぎて途中コンビニのハンバーガー(菓子パン売り場に売ってる常温のもの)を食べてしまったのが悪さをしたらしく、微妙に胃がモヤモヤしていた。でもサウナからは横浜のビル群が見え、カモミールのアロマが香って気持ちよかった。
そんなにお腹はすいてなかったが食堂でチゲ鍋を食べ、少し休んでから台湾式足裏マッサージを受けた。ずっと足裏マッサージを受けてみたかったのだが、普段は街を歩いたあとの蒸れた足を施術者に触ってもらうのが申し訳なく、一度も行ったことがなかった。今日は風呂上がりなのでバッチリ。「強力!」の謳い文句の通り結構力強く揉んでもらえる。痛くて足が逃げそうだった。テレビで中国足つぼマッサージに悶絶する芸能人をよく見るが、あのリアクションもあながち嘘でもないと思った。だんだん足の裏の筋肉が緩んでリラックスしてくる。ふくらはぎにかけての疲れが取れていくようだった。

帰りの電車でファンレターの下書きを書いた。ファンレターを書くと自分の好きが明文化されてうれしいし、好きな作品や好きな漫画家のことだけで頭がいっぱいになるので純粋に幸せな気持ちになる。土曜日に漫画家のトークイベントがあり、どんな話を聞けるのか今から楽しみ。折角記者になったのだから、公開するかは別にして自分用に記事化してみようかな。
その記者業も今は試用期間中で、期間が終われば首になる可能性だってあるのだし…気を引き締めていきたい。



絵日記を書いたので、見てください。

読んだ本

綿谷りさ「私をくいとめて」

昔映画化されたものの原作を改めて読む。読むと映画は割と原作通りだったことがわかった。映画のほうが多田の可愛げがある。林遣都の技量なのか脚本家の技量なのか…みつ子は映画では31歳の設定だったが、原作では33歳。そしてそれを20代ののんちゃんが演じていた。33歳って絶妙な年齢だよな~…と思う。若いけど若くないというか…いやもちろん若いんですけど! 人生の選択肢を選ぶ分かれ道のタイミング。そのタイミングで「Aとのおひとりさま」を楽しみながらもいろんな人と出会い、関わっていく。地の分の言い回しが面白かった。

羽田圭介「スクラップ・アンド・ビルド」

祖父に対し積極的な介護をすることで消極的に死に追いやる。祖父も服薬で自殺未遂をしているし、日々「死にたか」とぼやき、祖父の実娘である母が祖父にキツく当たっているいるのを見ているとそうしてやりたくなる気持ちもわかる。全体的にマッチョイズムというか、老人と若者では圧倒的に違う「生き物の力の差」からくる優位を感じた。
やわらかい野菜を食べないのに固いクッキーは食べたり、夜中盗み食いをしたり、若い女介護士に必要以上に触ったり、祖父に(うわ…)と思う場面もありつつも、孫のことは大事に思っているのが伝わってくるのが切ない。
筋トレと特攻の訓練「急降下」を重ねているのが面白かった。「スクラップ・アンド・ビルド」は筋肉を破壊し成長させる行為と、高度経済成長期につくられた多摩ニュータウンにもかかっているのかなと思った。坂が多く高齢化が進むニュータウンの閉塞感が、作品全体の暗さに拍車をかけている気がする。さらに言うと祖父の訛り(経済成長期に金の卵として上京?)もスクラップアンドビルド芥川賞っぽくない芥川賞(題材というよりは語り口や文体が)



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アップフロントからあややのPV(あえてPVと書く)が公開されたぞーーー!!!!やったーーーー!!




9月は同人のトークイベントに行きます(もちろん、アレです)。私はコロナ以後に同人にハマったので、リアルイベントは初めてです。楽しみ。

同人の人間関係を見ていると、「そこまで気にする!?(他人への配慮、どう思われるか)」って人もいれば「そこまで気にする!?(言われたことへの拡大解釈、被害妄想、粘着)」って人もいる。繊細な人(オブラートに包んだ表現)が多いなぁ本当に……。逆に、アンソロ原稿持ち逃げ、企画頓挫からの音信不通…みたいな「社会人として…いや人としてどうなん!?」みたいな人もいる。余談だけどそういう人ほど「本業が忙しく(しょせん趣味だから、をオブラートに包んだ表現)」と甘んじた理由づけで逃げる人が多いな…もちろん本当に本業が忙しくなった人もいるだろうが、別垢で別ジャンルに熱を上げてたりゲームしてたりするパターンが本当に多いので、約束は守れなくとも誠実に生きてくれよ…と思う。よくも悪くも一般的な常識が通じない。