狂気の沙汰も萌え次第

雑記ブログのはずが同人女の日記になりました。

あ、共感とかじゃなくて。じゃなくて[2023/8/12(土)]

朝、近所で用事を済ませてから一度家に帰り、支度して家を出る。今日はマンガ展で開催されるイベントに行く。が、乾燥が終わったドラム式洗濯機の冷却がなかなか終わらず足止めを食う。
本来であれば渋谷のヒカリエで開催中のソール・ライター展に行きたかったが時間的に無理そう…ということで1度新宿に立ち寄り、平和祈念資料館を見る。抑留や引き揚げ者など、海外に焦点が当たった展示が良かった。時間調整がてら三井ビルの庭みたいな場所でコンビニおにぎりを食べ、地下鉄に乗って移動。池袋のホームでイベントの整番を確認すべくメールを開いてあることに気づく。

「イベント明日だ!!!!????」

今気づくか?!って所で気づいてしまった。完全に無駄足を踏んだ…アホすぎる。ほぼ半日を無駄にしてしまった。コミックスやノートが入っていて微妙に重い荷物が余計に重く感じられる。なんで今の今まで気づかなかったんだろう…Googleカレンダーに入れた時点で1日間違えており、私はそれを信じきっていた。1日後ろに勘違いするよりかはよっぽどマシだが、夏休みの貴重な1日を失った。
とんぼ返りするのも悔しいので行き先を変更して現代美術館へ。(現美は開館時間が18時までなのに対し、ソール・ライター展は21時までやっているため)本当にアホすぎる…と電車の中で項垂れていたら乗り換えを間違えた。本当にアホ。
昨日から間が悪いというかなんというか…10日は9日の皇居ランの疲れが出て家で過ごさざるを得なかったし(本当は出かける予定だった)今朝も間が悪いことが色々あったのだ。そういう時期なんですか?つらい。そして簡単に気分の切り替えができない自分も辛い。

バスに乗って美術館に向かう途中、間違えて1つ前の停留所で降りてしまい(「次は現美前」の表示だけ見てしまった)炎天下の中数百メートル歩いた。ここに来るまで余計に交通費をかけてるのに、わざわざ歩くって……
ロッカーの列に並んでいたら私の番でロッカーが埋まってしまったり、トホホが過ぎる。当日券は長蛇の列で、本当にミスチョイス。自分で選んだはずなのに全てが嫌になる。全てが嫌になる……現美はいい加減に自動券売機を導入してくれ…とも思う。あとから調べたらその日のチケットをネットでも買えたらしい。並ぶ必要なかったね。



肝心の展示はとても良かったです。まずタイトルがいい。「あ、共感とかじゃなくて。」の「とか」に色んなニュアンスが含まれていていいです。初めの部屋、2つめ部屋は感覚的に分からないことだらけで、「あ、共感とかじゃないんだ」と思った。断片的なニュアンスやエッセンスはもちろんわかる。でも真意は分からない。そんな感じ。芸術は「何を伝えたいのか、何がテーマなのか」を当てる謎解きではなく、ただ感じるものであるということを体現しているような展示だった。一方で、「同じ月を見ている」の展示では、全国各地から同じ日に撮影された月の展示があった。これは共感というより共振だと思った。ワゴンの中に教科書が積まれた、広場のようなスペースにあった「小学生の頃の自分に伝えたい言葉は?」という問いかけ。なんて声をかけるだろう…努力だけではどうしようもないこともあるけど、他人にできることは自分にもだいたいできるよ、かなぁ…未来から過去に対しする共感はできるけれど、過去から未来に対する共感は絶対できないと思う。未来の私から将来安泰だから安心せい!と言われても、信じられない。展示の最後に意図がわかる展示の種明かしがあって、それはなるほどと思った。


美術館の後はポポラマーマと決まっているので、錦糸町まで移動してポポラマーマで夕食。タコのマリネがガーリックがきいて美味しかった。そしてなんと言ってもアマトリチャーナ…生パスタが美味しすぎる。ポポラマーマは何を頼んでも一定以上のクオリティのものが出てくるのでいい。お盆期間のポポラマーマは空いていて、みんな旅行に行ったりおうちでご飯を食べたりしてるのかなと思った。



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読んだ本

宮崎伸治「出版翻訳家なんてなるんじゃなかった日記」

第一に、訳者がいるからこそ我々は外国の本を苦なく読めるんだな…と思う。それにしても翻訳作業に入る前に契約書や覚書を交わさないのはびっくりした。慣例なのだろうか。仕事を早くあげたのに出版がズルズル伸ばされたり印税がカットされたりは辛すぎるし、出るとこ出て戦ったのも凄い。翻訳者の目線から語られた話なので、蓋を開ければ色んな事情もあるのかもしれないけど辛すぎるな…本屋アレルギーになるのも気持ちがわかる。


美術館でずっと彼女の体をベタベタ触ってる男ははたから見て本当に気色悪いのでやめていただきたい……