狂気の沙汰も萌え次第

雑記ブログのはずが同人女の日記になりました。

週末の幻想[2023/4/24(月)]

最近、外出をすると「家でゆっくりしてればよかったなぁ」と思うし、家にいると「外に出ればよかったなぁ」と思う。つまり、選んだ選択肢ではイマイチ達成感や充実感が得られず、選ばなかった選択肢に幻想を抱いている状態で、モヤモヤを抱えたまま月曜日を迎えている。多分自分には「もっとやれるはず」という自負があって、それを現状では達成できていないからこんな風に言い訳しているのだと思う。
今週末は比較的家に居る時間が長かった。最近の週末は土日ともに外出することが多かったから、久々に気分がゆっくりした。出かければよかったなぁと思う瞬間もあったけれど、それ以上に「家に居たい」気持ちが強く、こういう時に無理に外出しても疲れるだけなので自分の心に従った。ここ数年、「このタイミングで家を出ると成功or失敗する」という感覚が分かってきた。特に花粉の時期は寒暖差や天候がダイレクトに体調に来る日もあるので、気合でどうにかなる問題ではない。今週末も寒暖差でちょっと具合がわるいきがした。
家に居るとダラダラスマホを見てる時間が増える。今週末は疲労がたまっていたこともあり、いつもよりネットの海を漂う時間が長かった。後悔…とはいえ、作業は結構進んだし、本も読めたしアマプラで「風雲たけし城」も見られた。でも作業自体かなりいい流れで進められたから、スマホさえいじらなければもっと進んだのに…ともったいなく感じている部分もある。ここはいっちょ読書猿さんが提唱する「ムダ時間クレンジング」を実行するか…コーヒー・トーク2が発売されたからそれもやりたかったし、コナンの映画も見に行きたかった…やりたいことたくさん…
そしてまた煩わしいことが発生したので、いっそ田中みな実みたいに人間関係消滅させるか…とおもいつつある。

今週末唯一の外出は竹内朱莉さんの書道展に行ったことです。躍動感のある書の数々、とても素晴らしかったです!

読んだ本

村上春樹レキシントンの幽霊

作家がファンと親しくなり、ファンの家の留守を預かった晩に幽霊が出た、というだけの話なのになぜか寂寥感があっておもしろい。なんとなく乱歩の「晝は夢 夜ぞ現」を思い出す。『氷男は南極に戻り、獣はドアの隙間から忍び込む。幽霊たちはパーティに興じ、チョコレートは音もなく溶けてゆく。短篇七篇を収録』(公式煽り文)のおしゃれさよ…「沈黙」を読んでいて「復讐という料理は冷ましてから食うのが一番うまい」というフランスの格言を思い出した。一人称の語り口が良かった。冷たく重厚な話が詰まっていた。氷男も良かった。

今村夏子「とんこつQ&A」

最近読んだ本でいちばんおもしろかった~…この本にテーマを設けるとしたら「デジャヴ」だと思った。「嘘の道」、「良夫婦」、「冷たい大根の煮物」どれも不気味さと人の生温かさが感じられて面白い。物語のラストに、カメラが一気にズームアウトしていくような怖さがある。
話が逸れるが、表題作「とんこつQ&A」でまっさきに思い出すのは「とんかつQ&A」というwebサイト。そのため、こんなかんじでマスターがお悩みに相談してくれる話なのかと思っていたが、違った。

秀逸な記事
blog.goope.jp

他に
いがらしみきお「花火の音だけ聞きながら]
・大前粟生「きみだからさびしい」
を読みました。

転職活動中ずっと聞いている曲です。新世界に飛び込むぞ!