帝国劇場にムーラン•ルージュ！を見に行った。劇場に足を踏み入れた瞬間雰囲気が違う…フレンチポップス(でしょうか？)が流れ、赤いライトが赤いロビーを薄暗く照らしている。ショーが始まる前からショーが始まっている感がすごい。ホールに入ると、豪華絢爛な装飾に目を奪われる。花道には青いゾウと電飾の風車があり、ステージにはハートの装飾。スモークの香りなのか、エキゾチックな香りもうっすらする。こんなのはじめて…///
開演10分前くらいになると、袖からタキシード姿の男性と踊り子の女性が出てくる。ゆったりした動きがかっこいい…
そしていよいよ幕が開ける。メインダンサー・チキンちゃんたちの登場！紗幕に映る４人の影…肩のラインですぐ加賀さんだとわかったよ。まばゆい光とともに登場する加賀楓さん。かっこいい！！！しか思えなくなる。
モーニング娘。だった頃より上半身の筋肉がかなりついた様子。デコルテのラインがかっこいい…ダンスは昔よりさらにパワフルに、力強くなっていた。反りはかっこいいのはもちろん、止め、タメの動きがものすごく綺麗。バレエっぽい動きはバレエ畑の人たちにはかなわないけれども、それでも初帝劇でこのクオリティはすごい。逆説的に言うと、ダンスと歌が素晴らしいからニニ役に抜擢されたわけで…アンサンブルキャストのクオリティがものすごく高くて、さすが帝劇…となりました。
そして主役・サティーン役の平原綾香さん、歌が上手い…歌手の歌い方がベースにありつつも、ちゃんとミュージカルの歌になってる。オシャレな声質もあいまってクラブのダイアモンドが似合う。初登場シーンの終盤苦しそうに咳をしていて（あっ…）と思う。だいたいわかってしまったぞ…
一幕中盤、幕前にチキンちゃんたちとサティーンが出る。ここでニニのセリフ！バリバリ主要キャストじゃないですか！シスター、姉妹としてサティーンを気遣うニニ。寄り添う姿が美しい。
そして一幕終盤、舞台機構の不具合により５分ほど進行がストップ。なかなか再開せず、一時休憩になった。こんなことはじめて…大丈夫か？ とそわそわしていたが、そこから５分とたたずに再開された。
２幕もとにかく豪華。サンティアゴ役の中河内さんとタンゴ調のダンス。中河内さんはテニミュ時代から知っているので感慨深い気持ちになる「当然でしょ、バーカ」でハートを撃ち抜かれました。当然でしょ、バーカ…当然でしょ、バーカ…そしてキスシーンあるんだ！？とちょっとビックリしつつもドキドキしながら見ていた。
2幕の二二ちやんの赤いグローブと黒い衣装、赤いラインの入った衣装、どれも似合ってて良かった…ホルターネックみたいに紐が4本ついてる衣装(伝われ)は本当にスタイルが映えて最高だった。
パンフレットを買って帰った。真実、美しさ、愛、自由、あなたが1番大切にしているものは？のインタビューが加賀さんらしくて良かった。
加賀さんが遠い存在になったのが嬉しい。もっともっと高みへ行ってほしい。
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