狂気の沙汰も萌え次第

雑記ブログのはずが同人女の日記になりました。

陣馬~高尾縦走の長い長い一日[2023/3/22(火・祝)]

先月の天皇誕生日陣馬山を一ノ尾根から登った。次は縦走したいな、と思っていたのでしてきました。(願いはすぐ叶えなくちゃ Oui♪とプリパラで華園しゅうかちゃんも歌っていた)

基本装備

ほぼ前回と同じ。気温が前回より5度ほど高かったので、上半身のみ「パールイズミ夏用インナーとユニクロの綿混速乾ロンT」に変更した。実際の天気は曇り、気温は10~15度くらいだったが、速乾素材とはいえ、綿の比率が高かったせいか蒸れて気持ち悪かった…というか、インナーが劣化してきてるのかもしれない。そういえば4シーズン着てる…いい加減買い替えよう。しばらく自転車にガッツリ乗る予定がないので、とりあえずジオラインクールメッシュを買おうと思う。

いざ山へ

朝、多少寝坊したものの一応予定通りに高尾駅から陣馬高原行きのバス乗り場に到着する。既に登山の恰好をした人たちが列をなしていて、バス発車時刻の少し前に臨時のバスがきた。運よく座れたのでうとうとしながらバスに揺られる。急行のため、ほぼノンストップで陣馬高原下に到着した。しばらく川沿いの舗装路を歩いていく。曇りと沢の冷気と木の陰がのコンビネーションのおかげで少し肌寒い。もしかして夏用インナーはまだ早かった…? と思ったが、少し坂を上るとすぐに体が温まってちょうどいい感じになった。登山道に入り、木の根が階段状に張り巡らされている箇所にくると最早暑くて、ウィンドブレーカーを脱いで腰に巻いた。なんだか小学生みたい。自分の中で腰に上着を巻くのは小学生の象徴みたいなイメージがある。私が小学生の頃、休み時間に体育館などで遊んで熱くなると腰に上着を巻いていた。だから何となく活発で明るい思い出と紐づいている。そのせいか服を腰に巻くと、条件反射的に楽しい気持ちになった。


1時間弱で陣馬山登頂。前回のリベンジ陣馬そばを食べようと茶屋へ行くと、スマホでWBCを見ている人が何人かいた。今日は15km強歩くため(この時点で3km、つまり全体の1/5)、あんまり油打ってられんなぁと思い、そばを食べたらコーヒー休憩はなしですぐ出発した。


ここから高尾へ向かって縦走していく。陣馬~景信に至るまでいくつか峠を越えるが、細かいアップダウンがあるものの基本下り基調。歩みを進めるとまき道が多く、なだらかな道が主だったので思ったより気楽に歩けた。結果から言うと陣馬~景信間の約6kmを100分で下ったのだが、体感時間はかなり長かった。まだつかないのか…と歩きながらずっと思っていた。景色に変化がなかったせいかもしれない。その間、YouTubeで右大臣実朝の朗読を聞いていた。個人的に、登山はラジオやポッドキャストオーディブルを聞くのに一番いい時間だと思っている。(もちろんすれ違う時や後ろからの追い越しの声かけが聞こえるように注意が必要)。静かな山の中を歩くのも好きだけど、やっぱり耳寂しくなる。こういうときは音楽よりラジオがいいですね。


景信山は山頂の景色が開けていて、茶屋のテーブルが所せましと置いてあるのが印象的だった。ここでコーヒー休憩。昨晩こしらえた卵サンドとお菓子(ホームパイ・チョコまみれ)を食べる。疲れた体にチョコの甘さがしみる。でも少し口の中の水分をもっていかれるので、山のお菓子の王様はやっぱりドーナツだな…と思った。単に自分がドーナツ好きだからかもしれないが。茶屋のおじさんが「今日はガラガラだね。みんな花見とWBCだろうね」と言っていた。確かに空いている。茶屋に犬がいたので触らせてもらった。毛がつやつやでかわいい黒ラブだった。やっぱり犬はかわいい…癒される。


小仏峠を過ぎたころ「明治天皇小佛峠御小休止及野立所」と書かれた石碑があった。「休憩で立ち寄った場所」というだけでありがたがられて石碑まで立っちゃうんだもん、明治天皇の影響力たるや。その後城山で小休止した後、最後の最後で高尾への登り返し。歩きやすい道だったが、最後に石段があり、疲れているので足に結構来た。

15時半に高尾山到着。縦走完了。お疲れ様でした。
縦走はやっぱり楽しいですね。アップダウンがあると負荷が分散するし、何回も山頂の景色が見られるのでうれしい。

出発、休憩の前後、登頂やチェックポイントの通過時には必ず写真を撮るようにしている。これはタイム計測を兼ねている。iphoneで写真を撮ると位置情報と日時が写真に紐づけされるので、登山ノートにまとめる際に非常に便利。一応、YAMAPでログは取っているが、なんだかんだでこういうアナログ的な記録も重要。

帰りは1号路で下山する。お宮にお参りがてらおみくじを引くと「九十九番」だった。なんかすごい番号を引いてしまった…と思ったら大吉。やったね。1号路の山頂駅以降の下りは傾斜がきついのでケーブルカーに乗ることにした。ケーブルカーに乗るのは結構好き。2台の客車が互いを引っ張り合うってところにロマンを感じる。ケーブルカーの概念を初めて知ったのはFF9で、アレクサンドリアから脱出する際にダガーとスタイナーが利用するのが国境の南ゲートにあるケーブルカーなのだった。国境の南ゲートで流れるBGMがすごく好きで、ケーブルカー(やロープウェイ)に乗る時はいつもこのBGMを聞いている。辺境のノスタルジックな雰囲気が反映された曲調が、高度経済成長期以後のリゾート開発ブームに作られた乗り物の雰囲気ととても合う。(調べたら高尾のケーブルカーはなんと昭和2年から営業しているそう。恐れ入った)最大傾斜が31度弱あって怖かった。


下山後は高尾山口駅直結の銭湯でサウナを3セット行い、食堂でまぐろの山かけ丼を食べた。疲れがほどけていく…家に帰ったら寝るだけの状態で帰れたのがうれしい。家に帰って久々にスプラトゥーンをした後、読書をして就寝。いい一日だった。

DATA

タイム:6時間58分(休憩時間1時間40分含む)
歩行距離:15.2km
獲得標高:1,104m
消費カロリー:1,583kcal
山行中補給合計:1,240kcal(朝食・昼食含む)


今年の夏は高尾山ビアマウントに絶対行きたい!!