狂気の沙汰も萌え次第

雑記ブログのはずが同人女の日記になりました。

同人誌が届く/週末の日記

9/18(日)に入稿した同人誌が届きました。納品までちょうど2週間だったわけですが、なにがすごいってこれ…本来の到着希望日時が10/16(日)だったんですよ。LTが2Wはやくなるなんてこと…あるんだな。すごい。だからといって今後少し遅く入稿しても早割で間に合うだろうから遅く入稿するなんてことはしないですよ。善意に寄りかかるのは危険だからです。手元に同人誌が届いてホクホクしています。早めに通販のURLを開けることもできるが、どうしよう。いや、動きすぎてはいけない。機が熟す時まで待とう…
やっぱり、同人誌が届くのは嬉しいですね。自分の作った本が形になるのは、なかなかうれしさの代替がきかない。二次でこんだけ嬉しいんだから、オリジナルの同人誌や商業誌だとよろこびもひとしおなんだろう。そんなことを思う。一部、クリスタで作成したトーンを使ったページがあって、ここがモアレないか若干不安だったけど、綺麗に印刷されていた。よかった。そのうちぽろぽろ反省点が見つかるかもしれないが、今は歓びに浸っていたい。

同人誌が届いた直後の鼻息荒めのラジオ

日記

土曜

山梨へ登山に行く。行きのバスが渋滞にはまって到着が遅れた。バスを降りた瞬間、空気が違う、と思う。清潔な空気、というか、余計なものが混じっていない感じ。
山の中に入ると、さらに空気は澄んで、森の匂いがする。あまり鳥などが鳴いておらず、静かな山だった。紅葉はまだだが、完全に秋に入ったなという雰囲気で、葉っぱの水分が少ない感じがした。時折他の登山客とすれ違う。挨拶をすると大体はおじいちゃんおばあちゃんで、元気だなぁと思う。持参した「マシュマロキャンパー」というマシュマロのお菓子が補給に良かった。ナッツも好きだけど、口の中に欠片が残る感じが補給には向いてないなと思っていたので、今度からこれにするかも。
土曜日はずっと晴れていたため、山頂からは富士山や街並みがくっきり見えた。友人と一緒に上ったので行きかえりでいろんな話ができた。誰かと登山をすると自分のペースでは歩けないのが少しもどかしいが、これも勉強だと思う。昼には念願の山ごはん!新たに購入したメスティンでトマトリゾットを作る。あらかじめたまねぎやきのこなどの材料を切っていき、トマトソースもレトルトのものを準備したため、現地で煮るだけの料理だが十分美味しい。下の方がおこげっぽくなったのもアウトドアらしい。その他にカップヌードルカレーもたべたためかなり満腹に。食後にコーヒーを飲みながら随分ゆっくり休んだ。今日は頑張る登山ではないので…とにかく景色が美味しい。あと、デザートにシャイン・マスカットを食べた。口の中がさっぱりしてよかった。たくさん汗をかいて本当に爽快な一日だった。
下山中、だんだん気温が暖かくなってくる。標高が100m上がるにつき0.6℃下がるから、その逆。3℃くらいはあったかくなったんじゃないかな。岩場や階段がないため、膝に負担がかからず楽に降りられた(下山苦手マン)
下山後、温泉に入る。脱衣所で服を脱いでいる時に、上半身がほとんど疲れていないことに気づく。リュックを新調したおかげだろう。肩や背中のクッションで荷重が分散されたらしい。ギアの向上は疲労軽減につながる。サウナが90度、水風呂が17度くらいで最高だった。近所に欲しい。お湯は無臭の無色透明で、しばらくすると肌がつるつるになった。温泉パワー恐るべし。


東京に戻るバスを待っていると、空と街の街の境界に黒い塊があることが分かる。富士山だった。すべての光を吸収してるかのようで、闇の質が高いと思う。ほんとうの真っ暗が質量として横たわっていた。バスにのりながらメイヤー・ホーソーンを聞く。とてもいい時間。バスが都心に近づくにつれて夜空が明るくなる。東京の夜は本当に明るい。バスタ新宿に降り立つと空気がむわっとしていた。はっきりいって不快な感じで、かつ人と車と食べ物の匂いが空気中で微細に混じりあっていると思った。毎日この空気の中で生活していると思うと若干うんざりするが、一日寝て起きればこれがまたニュートラルになるだろう、と電車に揺られながら思った。
長めの移動・登山をしたにもかかわらず疲労感があまりなく、じっくり読書をしてから寝る。


日曜

筋肉痛はほとんどなかった。ちょっと物足りない。午前中に同人誌の段ボールが届いた。自分の同人誌が届いて嬉しい(自由律俳句)昼までの時間で登山道具の片付けや洗濯、掃除など一気に家事を済ませる。30度を超えそうなほど暑い日で、洗ったシーツが一気に乾いた。
やるべきことをやり終えたら小説を…とおもっていたが、なかなか重い腰が上がらない。久々にだらだらYouTubeを見てしまった。埒があかないので、とりあえず昼食を食べる。食後、やはり気分は上がらず、夕方近くになってやっと家を出発。渋谷で用事を済ませてからいつも作業をしている喫茶店へ。昨日綺麗な空気を吸ったせいで、渋谷のドブ臭さが倍に感じられる。新宿・渋谷は本当に臭い…
作業を始めるとあんなに億劫だったのが嘘のように進んだ。時計をみるとあっという間に1時間経っている。久々の感覚だった。時間・場所・手段の「有限化」は結果を生みやすい。「wi-fiのない喫茶店」で「1時間」だけ「PC」で作業する。これだけで小説を書く糸口が見つかる。【了】を書き終えるまで、まずは書くしかない。本当に。6万字書いた時点で終わりが見えていない。(結末のゴールは見えている)
今回の小説は書いている時間こそ短いが取り組んでいる時間が本当に長い。案ずるより産むがやすしなんだからさっさと書いてしまいたい。書いてしまいたいんだけども…案じてしまう。時間と気力が本当にもったいない。
朝、昼とパン一枚とスープで済ませていたので、お腹が空いてしまった。富士そばで肉富士ラー油丼を食べる。富士そばのカレーカツ丼が好きなのでそれを食べようと思たが、直前で揚げ物の気分じゃないことに気づき、これにした。白ご飯の上に海苔・食べるラー油・茹で豚、ごま、ねぎ、そして温玉が乗っている。美味しかったので家でも作りたい。その後すぐ移動して渋谷プラネタリウム・大和田でプラネタリウムを見る。前回見たときはこれから次第に夏の星座になります、というタイミングだった。説明はもう秋の星座に変わっていて季節の移ろいを感じる。「太陽系は銀河系全体で見たら田舎者」の話がとても好きなので、その話が聞けて良かった。アンドロメダ銀河と私たちのいる天の川銀河はひかれあっていて、いずれぶつかる、という話は聞いていたが、実際にぶつかるところのシミュレーション映像は初めて見た。40分間暗闇と星の光に癒される。帰り、自分用にお菓子でも買うか…と、東急フードショーに赴いたがリッチな価格に手が出ず。なんか自分だけで食べるにはもったいないな…と思ってしまう。普段からそんなにお菓子食べないし…でも2~3000円のお菓子BOXには夢があるよね。
渋谷から見上げた夜空は昨日ほど明るいと思わなかった。いつも通りの暗さ。やっぱり感覚は一日で戻ったみたいだ。そして自分自身が街のど真ん中にいたからだと思う。


街の灯りがあっても木星は輝いている。

月曜

PCメガネ(度なし)を家に忘れる。まぁ1日位ならなんとかなるか…と思いきや、裸眼でPCの画面を見ていると思っていた以上に目が痛くなる。こめかみと目頭がギュッと詰まる感覚で、地味にしんどい。PCメガネ、無くなって気づくタイプのありがたさだった…思えば、仕事中はずっと眼鏡してるし、家で作業する際、特に液タブを使うときは必須。普段、PCと向かい合うときは必ず掛けている。いっそのこと、もう一本PCメガネを買って、仕事用と家用に分けようかな。仕事の合間に千葉雅也note「生活の哲学」を読む。彼もいま小説を書いているらしい。しかも事情で途中中断があったとか。今の自分の状況と似ていて、勝手に励まされる。今年の夏は彼の本にかなり助けられた。
最近は家に帰ってからの予定を帰宅時に全部メモしているので、それ通りに行動するといい感じに作業が進むという感じになっている。

例)
□帰宅
□ご飯(鯖缶パスタ)作る
□ご飯食べる
□食器の片付けしつつ休憩
□ラジオ(番組はその時の気分による)を聞きながらブログ更新
□ジョギング
□風呂
□髪を乾かしながらぼのぼのを見る
□作字
□(時間があれば)レイアウト作業
□布団に入って読書、就寝

こんなかんじです。
このリストがあると作業のやる/やらないの判断力を節約できる。判断するのはエネルギー使うからね…



これはちゃんと原稿メモを用意して録ったラジオ

日々のオカルト

生活しているなかで急に脈略なくあるワードを思い出すことがある。先日は「響け!ユーフォニアム」のことを急に思い出した(このアニメを見ると学生の頃を思い出してかなりつらい状態になるので見ることができない)。そしたら次の日に2年位動いていなかった部活OB会のLINEが動いてビビった。
あとは大塚愛の「黒毛和牛上塩タン焼680円」を急に思い出して聞いていたら、他の人がいきなりその話をしはじめた、ということもあった。
昔からたまにこういう経験があって、(疑念が確信になったのは、中学生のときに「三匹のヤギのがらがらどん」の事を思い出した2日後くらいに、給食の時に班のひとががらがらどんの話を始めたときであった)
自分で意識していないときに、不意に記憶していたことすら忘れていそうな記憶がひょっこり顔をだすのは本当に面白いし、それが日常のなかで誰かの行動と交錯するのはもっと面白い。オカルト的である。
虫の知らせ?単なる偶然? 信じるか信じないかはあなた次第…それにしたって、信じるか信じないかはあなた次第って便利な言葉だよなー。

読んだ本

池田理代子ベルサイユのばら

数年前に愛蔵版を購入したものを再読。先週の夜は活字を読む気力がまるで無かったため、全5巻のものを1日1冊読んでいた。約一年間で連載していた作品とは思えないほど密度が高い。マリー・アントワネットもオスカルもそれぞれの美しさで描かれている。ベルばらは怒りや悔しさの表現が本当に多彩で、台詞が本当にいいな思う。「きょうはベルサイユは大変なひとですこと」「もんくがあったらいつでもベルサイユにいらっしゃい!」「そのショコラが熱くなかったことをさいわいに思え!」
ロザリーの家に来たオスカルが「困窮する平民の現状」に愕然とするシーンが本当に好きだ。それにしてもオスカルはあらゆる方面からモテモテだな。美形なのもあるし、なにより中身に惹かれるんだろう。そしてラストのばあやが無くなるシーンでいつも悲しくなる。ベルサイユのばらについてはラジオで語りたい。

岩泉舞「ふろん」

ある日突然、周囲の人間が主人公の名前を皆忘れてしまう。そして主人公自身も名前を思い出せない。やがて主人公の存在が段々曖昧になっていき…という話。
自分はよく「名前って何なのだろう?」と考えることが多いこともあってすごく好きな話だった(私は名前について、「あるワードを強制的に他人に呼称させる唯一の方法」だと思っている)
名前はその人をさす「名称」であってその人そのものではない。しかしその人をその人たらしめる最大のアイデンティティーなのかもしれない。名前を失うことで自分をふちどる周囲の人間の影が曖昧になり、やがて自分すら自分が何者なのか分からなくなる。本当にありそうな話。

千葉雅也「アメリカ紀行」

アメリカでの4ヶ月の研究生活での記録。特に生活フォーカスされていて、随筆のよう。特にコーヒーの味の違いで「この国はやたらカフェインについて敏感だ。ジャンクフードやドラッグが蔓延しているというのに」と言ってるところが面白かった。二人称の居心地の悪さ、3次元的に多様な人種に囲まれる。この人の書く文章が本当に好きで、2回続けて読んだ。
村上春樹「やがて哀しき外国語」もアメリカの紀行文だけれど、これとはまた違った孤独の描き方だった。(もっとも、場所も時代も違うから当たり前である)

張り込み日記-渡部雄吉写真集-

ある殺人事件の刑事の張り込みを追いかけた写真集。昭和30年代の雰囲気が伝わってくる。ビッグシルエットの上等なスーツ、コート、帽子のセットがかっこいい。街並に統一感がある。出そうと思って出した統一感ではなく、戦後経済成長の始まりとしてのスタートダッシュ感。まだ田舎はのんびりしてる。文・構成が乙一でこちらもシンプルながら秀逸。



積読
滝口悠生「水平線」
・山下紘加「あくてえ」
・鈴木晴香「夜にあやまってくれ」
・高山英男・吉村生「暗渠パラダイス」

最近は図書館本を常に上限MAXまで借りてる状況で、ただ読むのに精いっぱいになってる…適宜アウトプットもしたい。

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今年もあと3か月

来月には加賀さんが卒業してしまうし、あと3か月でモーニング娘。は’23になる。、一年が早すぎる。「うたの☆プリンスさまっ♪ スターリッシュ・ツアーズ」を見に行きたいが先週は忙しく暇がなかった。今週こそ見に行きたい。