狂気の沙汰も萌え次第

雑記ブログのはずが同人女の日記になりました。

2022年を振り返って

今年はゆるやかに人間関係をほどき続けた年だった。いままでの自分からみたら多分しくじりだが、今は別にそれでいいと思っている。ようやくなりたい姿になった感じ。こんなかんじの状態になったのは「気乗りしない誘いは断る、嫌な時は嫌だと言う、怒った時は愛想笑いせず怒る」を心掛けたせいだと思うが、単純に友好関係の賞味期限が切れただけな気もする。しかし、そのぶんあとからモヤモヤすることも減って(トラブルの渦中はつらいが)これは今までにない気持ちだなと思う。
好かれようとする、いい人だと思われようとするのをやめると、些事でやきもきすることが少なくなった。回線が10回線があるとすると、今までは10回線全部使っているせいで速度が遅くなってしまっていたが、不要な4回線くらいを切断したおかげで申し分ない速度を一定に維持できるようになったかんじ。まだ爆速ではないにしろ、いい流れになっていると思う。ちなみにこの変化は岡本太郎吾妻ひでおの言葉が影響している。
やる必要のないやりたくないことは、やらなくていいのだと思う。
こんな感じで今年も友達失っているが(毎年失っている)、仕方のないことなのかもしれないと思う。身体が大きくなると服が合わなくなるみたいに。半分は諦念、半分は自己弁護。このまま孤独にやっていこうと思うけど、本当に孤独でいつづけるのか? と少し不安になる自分もいる。
とにかく、くだらないことで魂を腐らせる時間が減少したのでよかった。とはいえ、今年はほぼ常に怒りの感情に苛まれており、自分の理想と自分の外側の世界の不一致に苦しんだ。じゃあ自分が変わるしかないか、と思って嫌なものから離れ自分の気の持ちようを変えようとしたりしたし、時には反論することもあった。黙っているということは他人の頭の中の正解を優先するということだから。言ってよかったなと思うこともあれば、言ったことでさらにヒートアップしてしまい収集がつかなくなったこともあった。そういうときは相手にしないのがベストらしかった。腹の中にはモヤモヤが残っていたとしても、長期的に見ればそうするのがマシみたいだった。とにかく私淑をして、尊敬するあの人だったどうするかを考えた。「それを口にしたら戦争だろうがっ…!」と思っても戦争を起こさないように頑張った。

怒りを日記に書きだすこともあれば、自分の中で飲みこむこともあった。明文化すると一時的に怒りが増幅するのでしんどい。今年は本当に何かに対してずっと怒りを感じている。


今年はインターネットに居る時間が減った。それは引越したことが大いに影響している。まず間取りが変わったので、生活する部屋と寝る部屋が分かれた。それによって寝る前のダラダラスマホを自然としなくなった。あとは家の近くの図書館で本を借りてよく読んだ。こんなに本を読んだのは小学生ぶりで、図書館から借りた本は漫画も含めてであるが約半年で100冊をゆうに超えた。あとは映画をたくさん見たし、文章もたくさん書いた。対談やラジオをよく聞くようになった。いろんなものや考え方を知って、自分もラジオを録るようになった。中動態みたいな生活が楽しい。
知見が広まるたびに、自分がいかに狭い世界に居たかが分かるし、自分の悩みなんて取るに足らないことなんだと思う。そして何より、それをしているとき自分がご機嫌でいられるのがうれしい。

今年の良かった点

引っ越した

ずっと引っ越したかったので引っ越せてよかった。奇跡的に予算内で希望の間取り・立地で部屋を借りられたし、ガタが来ていた家電もすべて買い替えられたので良かった。環境がいい方向に変わったので生活も向上した。前住んでいた所は治安が終わっていたので、街を歩くたびに大抵嫌な気持ちになったが、今は全然嫌な気持ちにならない。確実にQOLが上がっている。

同人誌を3冊出した

一時はどうなることやらと思ったが、3冊とも出せてよかった。特に12月に出した本が今までの自分の集大成みたいな本になったのでよかった。これでようやく一区切りついた感がある。

自分に集中する時間が増えた

インターネットに居る時間が減って、日記を書く時間が増えて、本を読む時間が増えたからだと思う。間取りが変わってベッドの上でゴロゴロする時間が減ったのも大きい。引越万歳! 疲れたら走ったりサウナに行ったり、意識的に切り替えができたのもよかった。


全体的に好きなものが増えた印象。本も、作家も、コーヒーも、音楽も、場所も、街も、色々。(書きながらBRUTUSみたいだな…と思った)とにかく自分の生活の中に組み込まれる好きの要素が増えて、自分を縁取るものの彩りが鮮やかになった。同時に、自分の軸が変化しているように思う。これが一時的なものなのか、今後ずっと続いていくものなのかわからないけど、今は自分のしたいようにやろうと思う。

来年の目標

・自分は自分、他人は他人
・人生をちゃんとする
・漫画同人誌を出す
・文フリに出る
・新人賞に出す(=新人賞に出せるくらいの作品を書く)

まずは転職。逃げてもいいけど、自分がしたいとおもったことはちゃんとやる。自分だけを見る。ここ1年で「遠慮のアホらしさ」を改めて実感したので他人に遠慮せずに生きるぞ。急いては事を仕損じるので急ぎたくないけど、早く人間になりたい。そして(できれば本名で)ISBNのついた本を出すのが夢だから、一次を中心に頑張る。漫画も描きたい。他人に振り回されるの本当に嫌だから、マジで孤独になろうかなと思っている。でも幸せって「分かち合う」ことらしいから、ほどほどに付き合おうかな。
とにかく、他人に嫌なこと言われても「他人がそう思ってるだけで自分の本質は変わらない」と心から思えるようになりたい。そのためにも、2023年は毎日日記を書きたい。インターネットに載せるかはわからないけれど、毎日の心の動きをもっと正確に書き留めていきたい。好きな人のことも嫌いな人のこともあまり考えたくない。自分のことだけ考えたい。


その他、2023年やりたいことリスト
・もっと読書
・船で北海道か九州に行く
稚内リベンジ
ヒルクライムの大会に出る
・山小屋泊の登山


2022年総括の文章を書いて、切なくなったり嬉しくなったり気が遠くなったりしました。しかし眠くて考えがうまくまとまらない。もっと書きたいことがあったような…うーん、なんと締まりのないエンディング。はてさて、来年は一体どんな年になるのでしょう。いい年にしたいな。

なお、2022年に書いた小説の文字は158,257文字、作った短歌は200首でした。少ない…

それではみなさん、よいお年をお迎えください。