狂気の沙汰も萌え次第

雑記ブログのはずが同人女の日記になりました。

でかつよ[2024/3/20(水・祝)]

トコジラミに怯えながら起床。仕事で名古屋に来ており(といっても毎月来ているが)たまたま翌日が祝日だったので一泊して観光することにした。今までも翌日が土日ってことはあったが、もうそれどころじゃなくて、やっと訪れてた名古屋満喫チャンス!!!だったのだが、前日の夜にほんとにいろいろと削られる嫌なことがあったので、その悲しみが二日酔いのように残ってしまっていた。気にしたら負けだ、と思うほど、落ち込む気持ちが湧いてくる。あの一言さえなければ一年で一番楽しい仕事の日になったのにな~~~~~クソが。

ホテルの外に出ると天気予報に反して雨だった。エスカを通って地下鉄に乗る。たまたま来た電車が高須クリニックのラッピング地下鉄でテンションが上がった。英津子先生に肌治療してほしいし、幹也先生に鼻の執刀をしてもらいたい…。名古屋市内から地下鉄で30分ほどで水族館のある名古屋港駅に到着。外に出ると雨があがっていたのいたでよかった。
開館直後でもチケット購入列は長蛇の列で、めんどくさがりな自分は電子チケットを買おうとしたのだがなぜか何度も決済エラーが出て買えず。結局並んでチケットを買った。カードは問題なく使えるのになぜ…結局10分ならんで展望台・南極観測船ふじもみれる共通チケットを買った。


名古屋港水族館に行ったのは、シャチとシロイルカを見たかったから。鴨川シーワールドで見れるらしいが、なんせ行きにくいのでこの機会で見たかった。
名古屋港水族館、いままで行った水族館の中で一番迫力がある。すべてがデカい&多い。10m×10mくらいの水槽の中にシャチとイルカがいて、イルカの水槽はさらに30mくらいの奥行きがある。とんでもねぇ広さだ。しかもシャチ&イルカ&シロイルカベルーガ)はショーでなくてもいつでも見られるらしい。イルカが群れを成して泳いでいるところを初めて見た…
イルカ水槽の前には階段状の座るスペースが設けられており、じっくりと気が済むまで眺められるようになっている。壁際には研究論文をまとめたパネルがズラリと並んでおり「研究機関としてめちゃくちゃ真面目やんけ!!」と思った。研究はイルカの声についての研究だった。

イルカショーでは6~7頭が登場し、ダイナミックな技を見せてくれた。本当にすべてがデカい&多い。そこからベルーガの水槽に行くと、2匹のベルーガがゆったり泳いでいるのが見えた。メスのベルーガは妊娠中だそうで、お腹が膨れているのがよくわかった。背泳ぎのようにお腹を水面にむけて泳ぐのがかわいい。まるで人魚のよう。

南館に移動すると、イワシの回遊から展示がスタート。「マイワシのトルネードの列」と書かれた看板があり、定時でマイワシのトルネードの列がみられるらしい。カサゴやタコ、イカを見てからスロープで下の階に降りていく。イカが泳いでいる展示って意外とないのでうれしい。触腕がゆらゆらしていた。
地下では深海の展示。これが一風変わった展示方法で、暗い水槽(実際は水が入っていないと思われる)の中に熱水噴出孔(チムニー)などの環境を人工的に作り出し、そこにコンピュータグラフィックで魚を投影、それにあわせてナレーション音声が流れるという展示をしていた。ディズニーシーの海底2万マイルのような仕掛けで面白かったし、とても勉強になった。グラフィックの雰囲気が平成初期の教育ビデオのそれで、とても楽しい。名古屋港水族館のオープンは平成4年だそうです。すぐ近くには18世紀の潜水服なども置いてあった。深海魚のチョウザメの卵(本物でふ化途中)やオオグソクムシなど興味深い展示がたくさん。ほんとうにめちゃくちゃ面白い…関東の水族館は映えやムードを重視しているところが多いが、ここは研究機関だという矜持が見え隠れしている。いいぞ!!!名古屋港水族館!!!!

赤道のサンゴ礁と熱帯魚の水槽もよかったし、大陸移動説のビデオ&オーストラリア水槽(スッポンモドキ、ハイギョ)もよかった。まじでここは勉強できる水族館だ…。
ペンギン水槽には見たことがないほどのペンギンがいた。100羽はいるんじゃないか? 調べると2022年の時点で164羽いたらしい。そこから多少増減しているだろうが、とにかくペンギンの大群がいた。数の多くを占めているのがアデリーペンギン、そのほかはコウテイペンギン、ジェンツーペンギン、ヒゲペンギンがいた。日本ではめずらしい種類のペンギンがよくもこれだけ集まったなという感じがする。アデリーペンギンがいるとコウテイペンギンのサイズ感がよくわかってよかった。
ペンギンの人工飼育の解説コーナーでは「人間を見ると自分が人間であると思いこむため、親鳥を模した専用の手袋を使って餌を与えます」と書いてあって「ヒナが人間を親だと思い込むんじゃなくて自分が人間だと思い込むのか!」という衝撃を受けた。

もう一度北館に戻り、シャチの公開トレーニングを見る。ダイナミックにジャンプするザブンと水しぶきがあがる。大きな体で飼育員に甘えるシャチがとにかくかわいい…でかつよでかわだ。この水族館のすごいところは、水中カメラ、陸上カメラの2つでリアルタイムで動物を映し、リプレイまで流してくれるところだ。

展望台に移動し、税関の展示などを見る。展望台からは金城ふ頭方面がよく見えた。南極観測船も、船室内に等身大のリアルな乗務員人形があって当時の雰囲気が伝わってきた。名古屋港で思いっきりあそんだらもう結構いい時間になっていたので移動。

金山で一度新幹線の指定席の変更をしてから熱田神宮へ。敷地がかなり広く、名鉄神宮前駅から歩いてもしばらくかかった。本殿もたっぷりとした空間の使われ方で心が洗われるよう。昨日の嫌なことが吹き飛びますように!とお願いした。そこから地下鉄でさらに移動し、丸の内のパスタdeココへ!!今回はこれを食べに延泊したと言っても過言ではない。ココ壱が好きすぎるので、絶対パスタdeココであんかけスパが食べたかった。ボンキャベ(ボンゴレ+キャベツ)を鉄板盛りにしてもらい食す。うま~~~……やっぱ自分あんかけスパ好きです。

今日はとにかく風が強く、体感気温がかなり低い日。上は冬用のコートだがコートの中は春用の服だったため、完全に着る服を間違えた人になっていた。帽子まで飛ばされそうなほどだったし、ゴミが目に入って痛かった。散策がてら歩いて名古屋駅に行こうと計画していたが、あまりに風が強いので大人しく地下鉄で名駅まで移動。そういえば2018年の春分の日も天気が大荒れで雪が降った記憶がある。その日はジムに行って近所のいきなりステーキに行ってそのままヨーカドーで買い物をして、楽しい日だった。

名古屋駅のサイネージにはジブリパークの宣伝が多く並ぶ。新幹線に乗ってからOver The Sunの推し旅ポッドキャストを聞いた。駅弁食べたいな~と思いながらも、ユーハイムで買ったケーキを食べる。難しい名前のケーキだったけど、味わいはシンプルでとても美味しかった。おいしいケーキを食べながら、高速で後ろに流れる景色を見て、スーさん、美香さんのはしゃぎを聞いていると、すべての嫌なことがどうでもよくなった。血糖値があがったせいか、ポッドキャストを聞き終えるとすぐ寝てしまい、目が覚めたらもう東京だった。



鈍行の電車の中で海外旅行についていろいろ調べてみた。
下手な国内旅行行くより全然安く行けるじゃん…実家でさんざん海外旅行や沖縄旅行は金持ちしか行けないという刷り込みをされてきたから、そんなことも知らなかった。

読んだ本

山内マリコ『あのこは貴族』

実家が松濤の医者である上流階級の箱入り娘・華子が、ひとりの男性をきっかけに「女に大学はいらん」な閉鎖的な田舎から東京に出てきた女性・美紀に出会う。「あのぅ……」と言ったセリフから、おっとりしたお嬢様感がにじみ出ている。星付きホテルとタクシーと昔からの付き合いだけで完結している世界。真相はどうかわからないけど、きっとこんなリッチな生活をしてるんだろうな、という描写のリアリティさがすごかった。それは地方出身の美紀の境遇も同じで、地方の寒々しさと下世話さと中学のヒエラルキーがそのまま受け継がれている空気感の描写といったらなかった。
「女の人って、女同士で仲良くできないようにされてるんだよ」の話がとてもよかった(正社員と派遣など、雇用形態や業務内容で溝を作っていさかい意を発生させ、キャットファイトをおもしろがる人々と、女性を分断することによって成立する社会)女同士、意外と分かり合えるしフォローしあえる。シスターフットな空気感がとてもよかった。
ポストに風俗のチラシが入っていて「男の性欲は社会全体で容認されており、若い女よ、お金のためにさあ体を売れ」と社会が語りかけてくるという描写に、こうやって文字にするとすさまじい社会だなと思った。
冒頭とラストのタクシーの演出が映画っぽいな、と思ったのだが、作者の山内さんは映像系の学部を出ているそう。なるほど。


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堀込高樹提供曲。PVも素晴らしい。

【3/17夜レポ】モーニング娘。'24 コンサートツアー春 MOTTO MORNING MUSUME。

八王子公演に行ってきました。私はTHREE OF USに行っていないので、新体制のモーニング娘。を見るのは初です。


セトリです

ちなみに舞台上のセットは3カ所に段差があるような配置。前方のステージ部分は狭めでかなりコンパクトなセッティングだった。今回私は3階席から見たが、いつにも増してフォーメーションが良く見えて楽しかった。一階からだともしかするとごちゃっと見えるのかも? それもかなり迫力がありそうな感じ。

所感

私は歌割を気にするオタクなので、譜久村パートがどんな風に配分されるのかかなりドキドキしながら聞きました。体感では3割くらい北川、2.5割ほまめい、2.5割12期・生田、1割櫻井、1割17期に割り振られたような感じでした。まーちゃん卒業後に未発表だった曲(私のなんにもわかっちゃない、スカッとMy Heart)のまーパートはめいちゃんに行ってました。スコーンと抜ける音がぴったり!!北川はエースの風格ですね。発光してた。どこに立っててもすぐわかる。
とにかくすっごい楽しかった!秋ツのセトリもよかったけどそれと同じくらいよかった。このセトリだと大きい会場より小さい箱の方が盛り上がれるかもしれないとも思った。

横山玲奈さん!!!!!!

ツインテをやめて王道ストレート&髪色を金髪に!!!これだよこれ~~~~私が見たかった姿これ!!!'21の時のダークブラウン×金のインナーカラーのよこやんが虎みたいですっごくかわいかったので、また金髪やんないかなーとずっと思っていたので嬉しい。リボンのヘアアクセもすっごい似合ってた。ライブ中、カメラに抜かれたときの表情とかも最高でした。去年の夏くらいからずっと夢中さ、きみに。状態だったんですが、もう彼女に完全に推し変しました。


曲別感想

01 One Two Three

歌割変更(譜久村→山﨑、北川、岡村)
出だしAメロの譜久村パートは全部パンダさんに行っていた。曲の雰囲気がガラッと変わったような気がする。小田との掛け合いもばっちり。Bメロはほまれに。大好き(大好き)大好き(大好きだから)は北川。ありがとうありがとうありがとう。やっと15期の時代が来た。

5 ギューされたいだけなのに

歌割変更(譜久村→横山※全部ではない)
ギューされに玲奈ちゃんめっちゃ合うんだが!?普段元気だけどたまに見せるヘラる感じが…(シャボン玉の病み彼女感がもともとすごく好きなので)

7 青春小僧が泣いている

歌割変更(譜久村→北川?)
落ちサビは北川だったような気がしたが野中かも…自信がない。譜久村パートは小田にも引き継がれていたような記憶がある。牧野、羽賀、野中パートもふえていた印象(これは元々かも)
とにかくフルで聞けて良かった。やっぱり'15~'17あたりのつんく曲すっごい好きだ。ユニゾンでめいちゃんの声が抜けて聞こえてくるので、ここはもうちょっと溶けるといいなと思った。

8 KOKORO&KARADA

歌割変更(譜久村→北川)
KOKORO&KARADAは25周年のデビュー曲メドレー以外でほぼお蔵入り状態だったので(これは21年秋まで単独がなかったせい)「よかった!お蔵入りしたわけじゃなかったんですね!」とちょっとうれしくなった。デビュー時より15期が目に見えて上達している。KOKORO&KARADAツアーの赤と青の照明が懐かしくて泣いた。

9 恋は時に(生田・石田・野中)

石田さんが歌のお姉さんみたいになっててかわいかった(伝われ)お姉さん組のしっとり曲いいぞ〜!

13 彼と一緒にお店がしたい!(岡村・山﨑)

夏ツの「ちょこっとLOVE(岡村・山﨑・櫻井)」もよかったけど彼店もいい!ほまめいには元気でキュートな曲が合う。「お前らこういうのが好きなんだろ?」感がなくはないが、「はい!こういうのが好きなんです!!!」ということは否定できない。むしろありがとう。

16 ロマンスに目覚める妄想女子の歌

完全にセトリの定番化している。さすがにもうええわ、と思わないでもないが、会場で聞くとめっちゃ楽しいんだよなぁ…。石田さんとよこやんが隣同士になるところがあって、そこでずっとわちゃわちゃしていて可愛かった。

17 メドレー

君さえ居れば何も要らない」がメドレー入りしたのかなりうれしい。TOKYOという片隅、でらいりーに歌割があったのが最高でした。SONGSの小田の貫禄は流石といった感じ。もうあなたがモーニング娘。だ。

18 スカッとMy Heart

歌割変更(佐藤→山﨑、譜久村→野中?ばらけていた印象)
やっっっっっったぁ…かなり久しぶりのスカッとMy Heart!最後にやったのって19春でしたっけ?冒頭のV字隊列のセンター(もともと鞘師がいたところ)はなんとらいりー。キメキメで本当にかっこよかったです。めいちゃんの「甘えたいよ泣きつきたい」が本当によかった!!

19 The 摩天楼ショー

歌割変更(譜久村→野中)
落ちサビは小田から牧野に変更(記憶が確かなら)
すっごいい…21のひなフェス以来ですが、ツアーでやったのは19春以来…?19春もメドレーの中の一曲だったからフルでやるのはかなり久しぶり。モーニングで一番好きな曲なのでやってくれて本当に良かった。

21 すっごいFEVER!

歌割変更(譜久村→17期)
落ちサビ前みんなで17期囲むのいいな~。最後に17期の方を向くのが生田なのもいい。

23 Be Alive

多幸感でどうにかなりそう。全世界に伝わって平和になれ…と願わずにはいられない。

衣装について

中盤の青チェック衣装が可愛かった。アンコールのバブリーな紫衣装は、またアップフロントに眠っていた布の有効活用か…?と思わなくもなかったが、衣装の形はかわいい。石田さんのパンツ衣装は完全に定番化しましたね。かっこよくて似合ってますがたまにはスカートも…いいんじゃないでしょうか!!生田さんの平成ギャルっぽいふわふわしっぽがかわいかった。生田さんはまじでどんどん可愛くなるな。あとはほまたんのレースっぽい袖がかわいかった。


春ツアーとっても楽しいので是非会場へ!!!

たのしいことしか起こらない[2024/3/14~17]

5月の文学フリマに受かりました。絶賛新刊の編集作業中です。意外と日数がないのでがんばります。

先週は楽しいことしか起こってないので、めずらしく一日ごとに日記に書いてみる。

3/14(木)

今日は信号が連続で青になったり、エレベーターがすぐ来たり目当てのものがすぐ買えたり宝くじ買お! と思い、買った。当たれ。馬鹿の納税を済ませた後、急にサイゼリヤ「たらこソースシシリー風」の存在が気になった。シシリー風ってなんだ? と思い、夕食で食べてみることに。本当は外食してる場合じゃないんだけど(笑)実物はクリームが入ってるたらこパスタだった。つぶつぶが市販のものよりつぶつぶしてる気がする。おいしい。
家に帰ってから、昨日届いた食洗器で弁当箱とカフェオレを飲んだマグカップ、揚げ物を載せた皿を洗ってみた。結果、弁当箱はピカピカ、揚げ物の皿はうっすら油が残っている状態、マグカップは一部、汚れが残っている状態だった。うーん……私のセッティングの仕方が悪いだけかもしれないので、しばらく様子を見たい。でも弁当箱がピカピカに洗えたのはうれしい。鍋やフライパンは自力で洗わないといけないけど、それでも皿洗いから解放されたのは本当に、本当にうれしい。自動化できる家事は自動化したほうがQOLが上がります。

3/15(金)

仕事がめちゃくちゃスムーズに終わった。これまで至上最速&最スムーズだった。テンションが上がったので遊んで帰ることにする。平日夜に急に誘える人がいないので素直にここは映画かなーと、日比谷のPERFFECT DAYSを予約した。猛烈にとんかつが食べたくなりかつやに行くと、「ホル玉とロースカツの合い盛り丼」というホルモン焼き+ソースカツ+目玉焼き+キャベツがあい盛りになった悪魔みたいなメニューがあったので迷わずオーダーする。うまスンギ……ワイヤーのせいでホルモンがちょっと食べにくかったが、それでも十分美味しい。最近食べ物がうまい。禁煙から半年たって味蕾が復活したってコト?! 節制せねば…とずっと思ってたけど、ここまでくるとどこまで太れるかみたいになってる気がする。
上映前にシャンテのキャトルレーヴに行ったら地下から3階に移転して店が広くなっていった。永久輝せあさん、立派な花男になって…泣。かつて演じた「ドン・ジュアン」でお披露目って激熱くないですか? そしてその隣に東宝のお店もできており、ミュージカルジョジョの奇妙な冒険のグッズなどが売られていた。
シャンテの向かいのTOHOシネマズでPERFFECT DAYSを見た後、有楽町駅前で広場をぼーっと眺めてから帰宅。コンビニで買ったタコハイがうまい!家に帰ったら爪が割れたのでグルーで補修。これだけでなんか達成感。

3/16(土)

朝からとにかく掃除をしまくり、服や不用品を捨てまくった。使わない食器も捨てた。今日は昼から国立天文台に行くのでいろいろ午前中のうちに済ませておきたかった。なぜかというとドームシアターでのプラネタリウムを見るため。国立天文台にある「4D2Uドームシアター」は専用の眼鏡をかけることで立体的に星空を観察でき、天文台のスタッフからの解説を聞くことができる。しかも料金は無料。人気のためすぐに予約が埋まるらしく、受付開始後すぐに申し込んで席を確保した。1時間後にサイトに行くと既にすべての回の受付が終わっていて、本当に人気なんだと思った。
晴天の中、国立天文台の敷地に入ると、広い神社の敷地内に入ったような気持ちになる。とにかく自然が豊かで木が多い。それと同時に大学や企業の構内にも似てると思った。ドームシアターの上映までは太陽の黒点の観測室や、戦前にドイツから輸入したという、焦点距離10mの巨大な望遠鏡と観測室を見学したりした。黒点の観測室では実際に黒点観測の様子を開設してくれるスタッフがいて話を聞くことができた。
ドームシアター上映は本当に素晴らしかったです!解説スタッフのMitaka国立天文台が一般公開している天体の3Dソフト)さばきはもちろん、膨大な知識から繰り出される分かりやすい解説、「それそれそういうところが知りたかったの」的な内容、すべてが良かった。普段見るプラネタリウムは2Dだけども、Mitaka、ならびに4D2Uドームシアターは3Dだから本当に宇宙の位置関係が分かりやすい。国立天文台のこのプログラムは本当におすすめしたい。ただ、ちょっと酔いやすいので、3Dが苦手な人は注意かも。
外に出て缶コーヒーで休憩。ぶらぶら順路をまわっているとだだっ広い広場に出た。アンテナがぽつぽつおいてあり、なんだかおもしろい風景だった。暗い空間を確保するために広い敷地を確保してるのだろうか、それとも戦前、三鷹は農村地帯だったから一挙に土地を取得したのだろうか。どっちもか。普通の公園ともまた違った雰囲気で面白かったので、絶対また来たいと思った。
深大寺ミニストップでソフトクリームを食べて帰宅。夜はミーガンを途中まで見た。

3/17(日)

日中は同人誌の編集など。花粉と気温上昇のせいで体が死ぬほどだるい&眠かった。夜から八王子でモーニング娘。のライブ。最高だった。ありがとう。感想は後日。


観た映画

PERFFECT DAYS(2023年、ヴィム・ヴェンダース監督、日本・ドイツ合作)

ものすごくよかったです。役所広司が演じる清掃作業員の日常を描く映画。映画館で見てよかったと思った。画面は4:3のスタンダードサイズだったため、全編通して懐かしい雰囲気が漂っていた。
毎日のルーティンの中で発生するイベントにイライラしたり和んだり、人生…って感じがした。ゴローちゃん的に言えば「こういうのでいいんだよ」という、物質やお金とは切り離された豊かな生活。早朝から仕事して、移動中はカセットで音楽を聴き、合間にフィルムカメラで木漏れ日の写真を撮る。早く上がって銭湯の一番風呂に入り、その足で飲み屋に行って夜は布団で古本屋で買った文庫本を読む生活。丁寧な暮らしともまた違うんだよな。朝は缶コーヒー、昼はサンドイッチと牛乳、夜は飲み屋でチューハイとつまみ。こういうのでいいんだよ。
無口だけどモテるんだよなー平山は。こんな小奇麗で趣味の良いおっさんがなぜ古い木造アパートに住んでいるんだ…と思わなくもないけど、物語の終盤で出生した環境が明らかになる演出があった。
木漏れ日を撮っているのは「1日たりとて同じ木漏れ日はないから」という理由。

読んだ本

TBSラジオ編『OVER THE SUN 公式互助会本 』

図書館の予約がまわってくるまで謎に半年くらいかかった本。基本的に「神回」と呼ぶべき回がまとめられた本なのだが、読み進めるうちに「こんな~時代も~あったねと~」という気持ちになった。話の中で出てくる往年のコンテンツ(ぴったしカンカン)の解説などがあり、平成生まれの自分にはありがたかった。

阿佐ヶ谷姉妹阿佐ヶ谷姉妹の のほほんふたり暮らし』

お姉さんがずっと二人でいても平気なタイプ、美穂さんが一人の時間が必要なタイプなのか。趣味が違っても、分かり合えなくても、仲良く暮らせるのがよくわかる一冊。本当にのほほんとしている。美穂さんが新調した布団がセミダブルで寝るときにお姉さんのスペースを圧迫している話が面白かった。家族のようだけど家族ではない人と一緒に暮らすヒントがそこにある。


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ハロ通の時も思ったけど、最近横山さんと北川さんが仲良しでうれしいです。


最近思うのは、富士そばのかけが420円で、特選(わかめ、お揚げ、揚げ玉、半熟卵、ねぎ、かにかまが乗っている)が570円なら絶対特選の方が得だなということです。最近は富士そばに行くと特選かミニカレーをよく食べます。それにしても富士そばの値上げがすごいですね。昔はかけが300円くらいだった気がするが…同じくらいの値上げ率で4月からの給料が昇給することを祈ります。ちなみに前職の食堂でかけそばは220円くらいでした。安いね。

グリドル[2024/3/13(水)]

今月はけっこう日記を書いている。
最近ずっと朝マックが食べたい気分だったが、結局早起きできず行けていなかったので、この日は一念発起して朝マックに行った。迷わずマックグリドルソーセージのセットを注文する。朝マックはグリドルソーセージに限る。グリドル系は3種類あって、グリドルソーセージに卵とチーズを挟んだもの、グリドルに卵とベーコンを挟んだものがあるが、一番好きなのがグリドルソーセージ。まさにシンプルイズベストと言った感じ。生地の甘さとソーセージのしょっぱさがベストマッチする(卵が入るとこのバランスが崩れて微妙になる)。誰が何と言おうとグリドルが朝夜通してナンバーワンメニューです。
でも自分がマックでバイトしていた時もそんなに数は出なかったので、一般的にはそんなに人気じゃないんだと思う。私みたいなリピーターが買い続けるタイプの商品。平日に朝マックを食べるとものすごく得した気分なる。年に数回あるかないかの朝マックは(なぜならそもそも朝ご飯を食べないので)楽しかった。

仕事帰りに会社の近くのプールへ。自宅近くのプールより値段が高いが、立地的に仕方ないだろう。平日夜に寄れるのは非常にありがたい。クロールで流す予定だったが、思いのほかバテるのが早かったので長めにウォーキングをした。

夜ごはんは自宅から握ってきたおにぎりとプロテインで済ませた。家に帰って1週間分の弁当を詰め、冷凍完了。
料理、やらないだけで普通にできるんですよ。大学生の頃はとにかく金がない&飲食店が近くになかったので、ひたすら自炊してました。チキンのトマト煮、酸辣湯麺、さば味噌、チリコンカン、揚げ出し豆腐なんかが好きなのでよく作ってました。お菓子買う金がなかった時はさつまいもでパウンドケーキとかも作ってました。とにかく、料理はできます。しないだけで……なんだこの保身は。週に何回かは名もなき料理を作ったりしてます。下記で紹介する『女ふたり、暮らしています』でも記述があったけど、誰かと一緒に暮らすと料理のモチベが上がるらしい。それはちょっと分かる気がする。

〇〇するのがめんどくさい、という話題繋がりで、「○○しないうちらクズ仲間だよねー」みたいなこといわれると「はい!?私は違いますけど!?一緒にしないでくれます!?」という気持ちになる。勝手にWe areクズ仲間認定してくる人は勝手に相手の土俵に引きずり落そうとする人なので要警戒なわけだけど……まあでもTOKYO CITYで生きていると、料理をする時間も労力もなくないか? とくに通勤時間が1時間くらいかかる人は…。はてなブログを見ているとせっせと料理をしている人が多いので、微妙な劣等感みたいなものにさいなまれる。


風呂上がりにストレッチしていると、この間行ったストレッチ専門店での出来事を思い出した。ストレッチを担当してくれたのは学校出たてくらいの若い男性。私が以前通っていた整体は女性の先生が個人でやっている店だったし、今行くのはもっぱら温泉施設に併設された所(そういうところは9割女性スタッフ)で久々に男性にマッサージをしてもらったわけだが、背中をぐっと押される感覚で(あ、これ本気で抵抗しても力ではかなわんな…)と思った。日々痴漢とかで「自衛しましょう!」と呼びかけられているけど、自衛したところで事件が起きた時点で「終わり」じゃん…と思う。自衛じゃなくて取り締まりを強化してくれ。なんで女に生まれただけでおびえて生活しなきゃならないんだ。ひとり暮らしを始めるときは「女性は1階を避けて、カーテンの色にも気を付けて、洗濯物の干し方は…」と大学側からめちゃくちゃ言われて、当時はそんなものなのかと思っていたけど、明らかにおかしいだろ。


読んだ本

キム・ハナ、ファン・ソヌ著、清水知佐子訳『女ふたり、暮らしています。』

「生活同伴者」として猫四匹とともに女二人で暮らしている筆者の話。家選びからローンの契約、引っ越し、その後の暮らしまでをそれぞれの視点から日常の断片が語られる。
もう、ほんとうに、これになりたい……。性愛によらない関係でパートナーを組んで一緒に生活をしていくの、本当にいいな…。

いくら気が合う同士とはいえ、他人と一緒に生活するのは本当に大変だと思う。実際、絶対に合う!と思った人と暮らし始めたのに、実は正反対の性格で、さまざまなことで衝突している。順風満帆ではない暮らしを
この二人が上手くやっていけているのは以下の理由が大きい気がしている。

・2人の歳が近い
・アラフォーで精神的に成熟している
・仕事を持ち、経済的に自立している
・相手に依存・寄りかかろうとしていない(重要)
・役割分担が自然にできる
・信頼関係を築いており、関係の継続のために喧嘩をする

自分以外の誰かと暮らすことによって生活が豊かになり、知らなかった自分に気づく。ルームシェアより近く、恋人ではない関係。能町みね子さんとサムソン高橋さんの『結婚の奴』とはまた違った同居の形。でもどちらも「家族」といっていいだろう。

ひとりで20平米の部屋に住むより、ふたりで40平米の部屋に住む方が幸せになれると私もずっと思っているので、自分の希望になるような本だと思った。部屋のインテリアも窓からの景色もとても美しく、まさに理想の部屋。

現実問題、友人同士のルームシェアは審査が下りないことが多く(犯罪や又貸しの危険があるため)、世間の認識も「若い時代だけの仮住まい」的なイメージがあり、まだまだ課題は残る。結局、世間は血縁や法律婚以外には厳しい。私はロマンチックラブイデオロギーが本当にクソだと思ってるので、こういう例がもっと一般化していってほしいなと思う。

基本的には、女性は女同士で過ごすのが好きだと思う。主語がデカすぎるが、体感的にはだいたいそう。「阿佐ヶ谷姉妹みたいな生活に憧れる」という女性は結構いて、そのたびにわざわざ否定してくる男が絶対現れる。でも私は「『女の敵は女』と決めつけてくる男」が女の敵だと思っているので、なんか言ってるなーと流すようにしています。まあ実際共同生活は気を遣うだろうけどね。

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閻連科著、飯塚容訳『中国のはなし――田舎町で聞いたこと』

中国人作家による中国の農村家庭の話。かなり長い話で読むのに時間がかかった。感想をまとめるのが難しい…淡々とした語り口だが、感情が濁流のように流れ込んでくる本だった。


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駅のホームの端が好きでそれ以外の場所は普通で僕はそういう君が好きでそれ以外も好きだったけど


この機種がいいねと私が言ったから3月13日は食洗器記念日

流れる季節の真ん中で[2024/3/11(月)]

毎度のことながら、月曜の朝、会社に行くのがとてもしんどい。今の会社が嫌なのではなくて、とにかく働くこと自体が嫌。これは大学生の頃からずっとそうで、なるべく月曜はバイトを入れないようにしていた。

土日はとても楽しく過ごした。だからこそ働きたくない部分もある。近所で遊んで、美味しいご飯を食べて、映画を見て、本を読んで、音楽を聴きながら布団でぼーっと「もうずっとこれがいい。これしかやりたくない」と本気で思っていた。

せめてテレワークさせてくれーと思いながら身支度をする。花粉症で目の周りが痛く、化粧をするのもかなり億劫。先日バニラコのモイスチャープライマーを買った。理由は今使ってるRMKの下地に使用感が似ているから。でもこれ一本だとカバー力は全然足りず、素直に色付きのやつか毛穴を目立たせなくするタイプを買えばよかったと思う。肌荒れしてるときに化粧するのもあれかなと思い、下地と粉だけで済ませた。リップは買ったばかりのAMUSEのべべティント。もちろんウォニョン買いです。

満員電車で出勤。気温は4度ほどと真冬並みの寒さだったが、日差しの感じは完全に春のはじまり。これこそ流れる季節の真ん中だと思った。電車から見える風景は東京の春で、なんか、ずっとこのために生きて生きたんだよなーと思った。私が田舎から出るためにこれかまでかけてきた労力とお金は全てしなくていい苦労だと思っているから、「関東に実家がある」という事実はもの凄いポテンシャルだと思う。だって都会に生まれるだけで数百万の脱出コストが浮くからね。一方で、地方という多様性を知っていることも大事な経験の一つになっている気もする。でも大切な思い出には全然カウントできない。閉鎖された地方は若者にとって本当に息苦しい場所です。震災から13年たち、東北は完全に私の過去になった。


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「止マレ! 過去は自分のもの当然 誰とも取り替えたくない 」と言えるハルヒの強さがまぶしい。


先週、2022年に発行した同人誌をpixivに再録した。これで私が今まで書いてきたものは日記含めすべてインターネット上に掲載されたことになる。これは毎度のことだが、月曜AMにガッと閲覧とブクマが増えるので、やっぱりうちのジャンルは主婦層多いと感じる。それか全員美容師か(美容院は月曜休みの店が多い)。だからなんだという話ではあるが、年齢層が分かることでできるマーケティングがある。いやもうこのジャンルでは書かないけどね…。

前ジャンルに砂掛けする気持ちはないけれど、やっぱり終わり悪ければすべて悪し、もう本当に最悪な気持ちしか残っていない。とはいえ貰えるもんは貰っとくぞと「いつもトイレを綺麗にご使用くださりありがとうございます」戦法で、複数の感想をゲッチュすることに成功した。こういうところだけは頭がまわる。サールサルゲッチュ


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初代サルゲッチュPS4、PS5でもプレイ可能!今すぐプレイしよう。


夜ごはんはすき家で高菜明太マヨ牛丼。高菜明太マヨが乗った牛丼を初めて食べた。ジャンキーでうま…なぜ牛丼を食べたのかというと、家には食べ物がなく、そして先日宮本佳林ちゃんさんがすき家に行っていたからです。
行ったすき家はカウンターで商品を受け取るタイプの店だったのだが、トレイを受け取った瞬間、味噌汁をこぼしてしまってちょっと悲しかった。そして温泉卵を割ったら勢いよく汁が飛び出して服が汚れて、もっと悲しくなった。こういう日はたまにあるよな~。それでも牛丼は変わらず美味しかったのでよかったけれど。
帰りに図書館によって予約本を受け取り、久々に適当に本棚をぶらついていくつか本を借りた。最近は予約本を受け取るだけで本棚を見て回らなかったから楽しい。思いがけない出会いがある。夜、中国語の勉強をした後、ジムで走ろうと思っていたがいろんな理由をつけてジムには行かず、風呂上りにしっかりめにストレッチをしてから寝た。


先日、稲場愛香さんのソロデビューシングルのMVが公開された。はい!?なんじゃこの路線は…これが西口社長が言ってた「稲場愛香の活動のかたち」なんですか? 確かに、あざとかわいい感じが彼女の魅力だとはおもうけど、MVもダンスもダサいと言わざるを得ない。…もっと、ダンスを推すとか…あるでしょうやり方が(オタクの戯言)宮本佳林ちゃんさん用の曲をそのまま流用したと言っても違和感はない。というか、Mーline全体に言えることだけど、レトロポップ路線はもうやめてくれよ…なんでみんな懐メロみたいな曲ばっかなんだよ。

稲場卒業時の西口のポエムは何回読んでも正直気持ち悪い。とにかく事務所の推され力を感じる。まろや桃奈みたいに外部に行かずアップフロントでやるって決めたのは彼女だし、まあいいんだけどさ…。


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もうすぐ北陸新幹線が福井まで延伸しますね! 加賀温泉に行きたいです。

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とやまソフトセンターさんの狂犬病注射Tシャツ。ほ、欲しい…。


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読んだ本

ミン・ジヒョン著、加藤慧訳『僕の狂ったフェミ彼女』

主人公男性・スンジュンが初恋の人と四年ぶりに再開すると、なんと彼女はフェミニストになっていた! 狂ってる! 僕が‶普通”に戻してあげる!――さて狂ってるのはどっちでしょう? という話。訳文がとても自然で、とても読みやすかった。
フェミニストの彼女を批判する韓男(ハンナム、伝統的な考えを持つ韓国人男性のこと)の主人公は何も考えることなく「普通の女の子はこう!」と、旧時代的な役割を彼女に押し付ける。それに対して彼女は「世の中が私をフェミニストにするんだよ」と言う。仕事でセクハラされた方の声が軽視され、退社せざるを得なくなるのは本当に悲しいし、よくある話なこともやるせない。
物語中には、多くのフェミニズム・デモ描写が出てくる。韓国はフェミニズム運動が盛んな一方、日本はその声すら封じ込められがちな世の中なので、日本の方がもしかしたら状況が悲惨なのかもしれない。

植本一子『かなわない』

典型的なテイカー。メンヘラなのはかまわないが、子供に手をあげるな。自分に正直に生きるって、そういうことじゃないと思う。破天荒さがアーティスティック、じゃないだろ。


観た映画

ヴァチカンのエクソシスト(2023年、アメリカ、ジュリアス・エイヴァリー監督)

正統派エクソシスト・ホラー映画。公開当時、一部で大盛り上がりしていた映画だが自分にはそこまで響かず。悪魔に取りつかれた男の子の演技と特殊メイクがすごかった。中盤からのカタコンベに行くアドベンチャー要素も楽しい。



宇多田ヒカルの夏のツアーのチケットがあたりました!!!!やったー!!!!コツコツ徳を積んでいたおかげかな!!!ありがとうございます。

ケロイド[2024/3/6(水)]

「この世に自分が知らない/わからないものがある」状態がかなり嫌で、気になったものはできるだけ早いうちに真相を明らかにしようとする癖が割とある。といっても、気になった本・映画・店・場所・食べ物など、比較的アクセスしやすいものが該当する。特殊相対性理論フェルマーの最終定理を解き明かしたい! みたいな壮大な感じではない。行くなら早い方がいいと思うのは、行くまでの間に脳内で出来る仮定≒期待と外れたときに、かけていた脳のリソースがもったいないから、という理由だ。あとは単純に実情を知ってすっきりしたいという気持ちもある。

1年前くらいに肩にニキビができた。なぜそんなことを覚えているかというと、そのニキビが今も肩にあるからだ。全然治る気配がない。赤ニキビのようにぽちっと腫れており、触ると皮下にしこりのようなものを感じる。先日、「あ、これはもしかして粉瘤なのでは?」とニキビ以外の可能性に気づいた。そうなるとこのできものが何なのか気になって仕方ない。早速、会社帰りに夜間も受け付けている皮膚科に行った。
診察室に入り「このできもの、1年前からあるんですけど…」と言いながら大岡越前よろしく肩をまくると、2秒で「ああ、これケロイドですね」と診断がおりた。粉瘤じゃなかった!! 先生が触って確かめると「うん。やっぱりケロイドです。体質や体の部位によってはニキビや傷跡がケロイドになっちゃう人がいるんですよ」とのこと。ケロイドか~…粉瘤じゃなくてよかったけどまさかの回答に拍子抜けした。「そのまま放置しても問題ないですが、見た目が気になるようなら赤みを取るはり薬を出せます」と言われたので、物は試しに薬を処方してもらった。すぐに効果が出るタイプの薬ではないので、とりあえず1か月続けて様子を見てみる。
湿布のような張り薬を患部の大きさに合わせてカットし、風呂上がりに貼った。24時間貼りっぱなしでよく、毎晩風呂あがりに貼りなおすのを続けていく。

最近は職場にネックレスをしていったりする。気分が上がってうれしい。前職では結婚指輪以外の装飾品が実質NGだったため(私は小さいピアスを毎日していたが)、アクセサリーを付けられるのがうれしい。ピアス穴も増やしちゃおうかな。でも、今ピアスを開けたらケロイドになりそうでちょっと不安ではあるが。
前職では4年くらい、職場のトイレでまともに鏡を見れなかった。だから顔にまつ毛がついてても気づけなかった。純粋に自分の顔が嫌で仕方なかったから。マスクをつけてても無理だった。帽子やヘルメットを被ったあとはどうしても髪が乱れるので、その時だけ顔にピントを合わせず、髪だけを見ていた。多分醜形恐怖症みたいなもんだと思う。整形し、現職は定期的にはじめましての人と会う仕事なので、今は鏡を見れる。本当に嬉しい。顔写真はまだ撮る時や見るのに勇気がいるが、なんとかいける。

それはそれとして、わからないものをわからないままにしておく(≠放置)勇気というのも確実にある。
先日初めてユーハイムのその場でカットしてくれるバウムクーヘンを食べた。しっとり!!!!うまい!




ここから悪口

創作界隈の女性には「十分に稼ぎのある夫がいるため、自分は主婦をしながら創作をしている」という人が結構な確率でいたりする。な、舐めやがってェ~~~…お気楽極楽がよォ~~~~…(さらに、そういう人は幼少期から蓄積された美的センスと精神的な余裕を持っているので、良い作品をハイペースで生み出したりする、そして彼女らは我々を舐めているわけではない)みたいな気持ちに前は結構あったが、まぁ経済的な自主権がないという不平等さ・辛さをこの年になってだんだんわかってきたので「よそはよそ、うちはうち」みたいな気持ちになってきた。まあそれでも発給
文化的土壌がシベリアの大地より乏しい下層の虐待家庭で生まれた自分にとって、もう全員がメソポタミアの肥沃な三日月地帯で生まれ育ったように見えるんだよ。新卒でJTC入ったのだって「(負の連鎖をここで)断ち切る!」みたいな気持ちが少なからずあったわけだし…。大人になって親のダメさがどんどんわかってくるの、普通に悲しいよ。
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言葉は人格修正パッチである



読んだ本

ハン・ソルヒ著、藤田麗子訳『あたしだけ何も起こらない-“その年”になったあなたに捧げる日常共感書-』

韓国の脚本家であり40代独身女性の作者によるエッセイ。儒教の国で独身でい続けるのは、日本に比べてだいぶ風当たりが厳しそうだし、人より人生が遅れている」という感覚がありつつも、本人は自虐も交えつつのほほんと人生を楽しむ様子を語っていてよかった。私も20代前半まで周回遅れ感があったけど、今は割とどうでもよくなったなぁ。年を取ると鈍感になるところがいい。

邑咲奇『まさかな恋になりました』

サイコミで最終回を迎えました。母娘関係が複雑だったり、交際相手の実家が一癖あったりといろいろありましたが、無事に伊達くんとしおりんがゴールインできて本当によかったです。二人が結ばれたのも、二人が互いを思いやって、恋に仕事に、真剣に生きていたからだと思います。


観たドラマ

ブラッシュアップライフ(脚本:バカリズム、製作:日テレ、2023年)

面白かった!2回目以降の人生もいい感じにダイジェストになるのでテンポよくみられる。まりりんの1回目の記憶と同じ記憶が麻美にない(麻美の0周目は存在しているが、麻美に記憶がないだけ?)、麻美とまりりんの死ぬタイミングが違うのに次回の人生を同じタイミングで歩むなど、多少疑問に残る点もあったが、よかった。1話のほぼすべてが伏線になっていて、それ以降を神視点で見るのが面白い。
人間に生まれ変わりたいからという理由で人生をやり直し、薬剤師や医師やドラマのプロデューサーになるって、純粋に努力がすごい。大人の脳みそがあったところで誰でもなれるわけじゃない。

観た映画

最強のふたり(2011年、エリック・トレダノ監督&オリヴィエ・ナカシュ監督、フランス)

2月末まででNetflixでの配信が終わってしまうとのことで見た。白人の大富豪のフィリップは首から下が麻痺して動かない。そんな中、介護スタッフとして選ばれたのがムショ上がりの黒人青年、ドリス。はじめは嫌々の介護だったが次第にふたりの友情が芽生え…というあらすじ。ケアする人とされる人という構造に発生するある種の主従関係のないふたりだった。どちらかというとフィリップの懐の深さが一枚上手だが、ドリスの思い切りの良さ、面倒見の良さがフィリップの人生を変えていくのがすごかった。人からしたらおせっかいでしかないんだろうけど、おせっかいが世界を救うこともある。



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遠出の写真をまとめた動画を作りました!第1回は尾道の様子をお届けします。


ヴォォイ!!8番目に予約した本が3か月たっても順番が5番にしかならないってどういうことだ。前に予約していた3人が1か月ずつ借りてるってこと…?延滞しすぎだ!!!!!!腹立つからもう普通に定価で買っちゃおうかな。

書を捨てず町に出よう[2024/3/4(月)]

今日は秋葉原で用事があったので、ついでにヨドバシアキバに寄った。なんだかんだではじめて来た。美容家電コーナーはほぼ全部の商品がお試しできるようになっていた。ヘアアイロンを試してみたかったが、近くに店員がおらず断念した。一人でゆっくり見たいときは光の速さで寄ってくるのに、いてほしいときはそばにいない、それが電気屋の店員。
ゲームコーナーに行くと、ゲームソフトはもちろん、グッズなども販売していた。任天堂のゲームに登場するキャラクターのぬいぐるみコーナーがあったので、今話題のカービィのぬいぐるみを購入してしまった。かわいさにはあらがえない…誰かが触れたぬいぐるみを買うのが苦手なので、一番奥に埋まっていたカービィを買った。
やはり、量販店に来ると、自分からは掴みにいかない情報まで掴めるので楽しい。思いがけない出会いもある。本屋と同じだな。今まで、待ち時間が発生したときは本屋に行っていたが、電気屋に行くのもいいなと思った。
オーディオコーナーにあったYAMAHAサウンドバーが良かったので、ボーナスで買っちゃおうかな。他にはいいドライヤーが欲しいし、コーヒーメーカーも欲しいし、スマートスピーカーも欲しいし、小さいプロジェクターも欲しい。欲しいものがたくさんある。
電子ピアノコーナーには、今まで見たことがないほどの数の電子ピアノが並んでいた。もちろん全部試奏できる。10年ぶりくらいにピアノに触れると(こんなに鍵が大きかったっけ!?)とビビる。鍵の大きさすら忘れてしまうほど年月が経ったということだ。自分の指とは思えない指の回らなさにもどかしさを覚えながらも、子犬のワルツを思い出しながら弾いた。子供の時にやったことってマジで忘れないんだな~…と感動した。平日夜のピアノコーナーには私と同じような会社帰りらしき大人がちらほらいて、みんな思い思いの曲を弾いていた。ここが令和のミュージックサロンですか。一人一人は干渉し合わないけど、何となく同じカラーの人間が集まっている感じがして良かった。

夕食はJRの駅そば、いろり庵きらく。かけそば一杯400円の表示に値上げの波を感じる。かつおだしが強めのつゆだが、麺がモソモソしておいしくなかった。私はやっぱり嵯峨谷派だ。次点で富士そば小諸そば

帰宅中に「オフチョベットしたテフをマブガッドしてリットを作りアブシィトを加えて作るエチオピア料理のインジェラを食べに行きませんか」とお誘いツイートをしたら、同行してくださる方が見つかってハッピーでした(行きたいお店が2人前からのオーダーが基本のお店なので、一人で行くのが結構難しい)。どんな味がするのか楽しみです。


家に帰ってからやっと食洗器(SOLOTA)のサブスクの申し込みをした。なぜか1年くらいずっと迷っていたのだが、やっと重い腰を上げた。月額1290円で単身向けの食洗器をレンタルできる。外食1回分の値段で皿洗いから解放されると思えば安いものなのに、踏ん切りがつかなかったのはなぜだろう。最近は毎晩弁当箱を洗うのが本当に億劫なのでこれで一つタスクから解放されることになる。洗い上がりのクオリティなどは気になるところではある。
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これを聞きながら夜道を歩くのが好き

読んだ本

ジェーン・スー『今夜もカネで解決だ』

好きすぎるタイトル。凝り固まった疲れを運動ではなくマッサージ(カネ)で解決しようと、都内のさまざまなマッサージ店をめぐる本。連載誌はAERA
オイルマッサージは気持ちいいよね~…性的な意味では全くなく、誰かに触れてもらって、ほぐしてもらってはじめて心が緩む瞬間というのは確実に、ある。労働環境や待遇にまで言及しているのがすごい。私もそれはマッサージを受けるたびに気になっている。ここまでカネをつぎ込めるのがすごい。自分は日常的にサウナに行き、四半期に1回程度岩盤浴とアカスリに行くくらいだから、いろいろ試してみたい。やったことがあるのはカッピング、ヨモギ蒸し、リンパドレナージュくらいか。アーユルヴェーダはめちゃくちゃ気になっている。今ちょっとホットペッパーで調べただけでも手ごろな価格のサロンがたくさん出てきたので、一度お試しでいきたい。

俺物語‼(作画:アルコ, 原作:河原 和音)

6巻まで読んだ。本当に面白くて読む手が止まらなかった。巨漢の高校一年生・猛男が電車で痴漢にあっていた少女・凛子を助けるところから物語が始まる。登場人物が全員ものすごくいいやつで最高。少女漫画は付き合うまでの紆余曲折を描いてるものが多い気がするけど、これは完全に付き合ってからが本番な話。1巻の告白までの流れは教科書級の描写だと思った。
猛男と凛子は互いに思いやりがあっていい関係だった。ふたりの仲を深めながらも友人や周囲との人間関係をものすごく大切にしていていい。凛子の誕生日の話は本当にグッと来た。基本的に猛男の視点で物語が進み、「好きだ」という心の叫びが全面に押し出ていて最高。青春!!ピュア!!!愛!!!! 誰もが自分の気持ちを素直に言えるわけではないことや、健康に赤子が生まれることが奇跡という、日常での気づきを得ていく描写もいい。
凛子ちゃんの一人称が「うち」なのも平成のJKという感じがして好き。猛男の幼馴染である砂川もクールながら思いやりにあふれた人物で「最高だよアンタ!」という気持ちになる。映画も見てみたい。