いろいろあった一週間でした。北野武監督の新作がカンヌで公開（とてもありがとう）、cero新譜発表（とてもありがとう）、映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』公開…そして待ちに待ったハロプロの人事発表がありました。モーニング娘。’23に一般から2名合格、アンジュルムに後藤・下井谷が昇格、Juice＝Juiceに川嶋が昇格、ハロプロ研修生ユニット’23に吉田・上村が昇格、そして来年デビュー決定。
………一気に伝えていい内容じゃないよう！！！！
モーニングのオーデは聞いてたけどそのほかは聞いてない！！
逆張りがすぎるぞアップフロントは…研修生は入りたいグループを公言しない方がいいまである。前回の合同オーデで豫風はJuiceに入れず、今回川嶋はモーニングに入れなかった。大人の事情が色々あるのかもしれませんが、残念です。みっぷるとごっちんがモーニングで無双する姿を私は見たかった…とはいえ決まったことは仕方ない。
24日はハロステ。で合格発表の様子を見ました。弓桁さんの喜び方がかわいい…！14歳…立ち姿やちゃっきり節を踊る姿がバレリーナっぽいなと思っていたら、本当にバレエが得意だそうです。楽しみ。ごっちんの「やっとスタートラインに立てた」という言葉が最高だった。ようこそアンジュルム動物園へ。そして私の大本命・松原ユリヤさんが新ユニットでデビュー決定しました！！本当にうれしいです！！おめでとう！！！
一方の私は、ひしひしと内定ブルーを感じています。失って初めて気づく職場のありがたみ…
読んだ本
村田沙耶香『地球星人』
クレイジー沙耶香！最高！と叫びたくなった作品。面白くて一気に読んでしまった。「ポハピピンポボピア星人」が「地球」で生き延びるための互助が描かれている。世界は人間を生産する工場であり、生殖器はそのための部品。主人公から見たら人間は工場の仕組みの一部でしかない。性行為の「正常性」と「異常性」が鏡の裏から見るように描かれている。私も一人の地球星人として「工場」の異常さを疑いたくなる瞬間があるけれど、ここまで明文化できないよ…村田沙耶香はすごい。
親や兄弟からひどく蔑まれ、教師から性虐待を受けるシーンがしんどい。「特別に『お勉強』させてあげるんだからね。誰にも言っちゃだめだからね、バレたら奈月ちゃんが怒られるんだからね」と口止めしてくる教師の気持ち悪さよ…。
観た映画
BLUE GIANT（2023年、日本 立川譲監督）
久々に映画館で見てよかった！と思う映画だった。仙台のサックス吹きの青年がジャズプレイヤーを夢見て上京する物語。とにかく上原ひろみの音楽がいい。インストもそうだし、演奏シーンのライブ感も最高。楽器演奏の解像度が高い！！サックスは肺活量のある人の音がするし、ピアノが上手い人のピアノの音がする…そして下手クソドラムの解像度が高すぎて胸がぎゅっとなった。自分だけ演奏についていけずに楽譜と音を一生懸命追いかけるけどどうにもならない感じが…
10代のうちにSO BLUE（ブルーノート東京）で演奏する！って夢が若くてかっこよくていいなぁと、純粋に思う。終盤、雪祈に「俺…この戦争が終わったら結婚するんだ…」ばりにフラグがたっていて、見事に回収されて悲しかった。というか、ベタ中のベタすぎてアニオリなのかな？ と思ったが原作通りらしい。そうなんだ…起死回生からの一曲だけの復活は普通に感動した。
一方で、楽器演奏の解像度がめちゃくちゃ高いのにとうほぐの解像度が低すぎる…。これはジャズ映画であって人間映画ではないのかもしれないが、「だべ」って言っときゃいいと思ってます…？ イントネーションが標準語なのに語尾だけ訛っててすごく…変な感じです。変な感じと言えば、「もしかして制作費を音楽に全振りしました？」と疑わざるを得ないレベルで画面がおかしなことになっているシーンがあった。とくに３Ｄが全然２Ｄに溶け込んでいない。雪祈の肩幅や指のバランスが変なことになっていたが、ぶっちゃけ演奏がいいのでそこまで気にならなかった。途中途中でインタビュー風の映像が流れるが、そういう演出であることが若干理解しにくい。そのくらい唐突。とにかく音楽がいいので、映画館で浴びてください。
寒い日と暑い日が交互に来るせいで自律神経がイカれそう。カイジ（24億脱出編）でカイジ、チャン、マリオが再開するシーン「いろいろあって････｣「だろうな〜〜」と抱き合って泣く姿がとても好きです。
