狂気の沙汰も萌え次第

雑記ブログのはずが同人女の日記になりました。

自分のほしいものを自分で作る

2023/1/17(火)

ヘンな夢を見る。内容は覚えていないが、怖い系の夢だった。
今までの日記の日付が「2022」になっていたことに今更気づく…モーニング娘。‘23に違和感なくなったのに日付まで気が回っていなかった。正月ボケなのだろうか?
図書館で一気に本を返してまた借りる。せいいっぱいの悪口を読むのが楽しみ。

2023/1/18(水)

夜ごはんはマックの黒胡椒ナゲットとかぶの味噌汁。変な組み合わせ…黒にんにくソースがとてもおいしかった。これは当たり。かぶはもともと好きじゃない食材だったが、年を食ったので食べられるようになってるかも?と期待半分に食べた。やっぱり好きじゃない味だった。食後すぐにエージェントとのweb面談。はつらつとしていい人だった。私の話を聞いてくれているときも口角が上がっている。相槌のタイミングが絶妙で傾聴の姿勢がすごい。私も真似したいと思う。web面談中、エージェントの方の隣に自分の顔が映し出されていて、真顔の自分が怒ってるように見えた。もちろん怒っている訳ではないのだが、これはまずいなと思う。一方で言葉に詰まったり、しばらく考えてる時の自分の顔が結構表情豊かで、これ、普段人と話してる時自分の感情が人に伝わってるってことだよな...と若干不安になる。感情が顔に出るって良くもあり悪くもあることだから...そんななか職務経歴書が良くできてると褒めてもらった。嬉しくてパッと笑顔になる。自分の笑顔は笑顔!って感じがする。これはもっと出していくべきだと思った。

もちろん人によるけど、転職は4~5か月のスケジュール感で動いていくらしい。思ったより時間がかかる…でも転職、なんとかなるかもしれない、という謎の自信が湧いてくる。多分これからお祈りが来たりするんだろうが、気楽にやっていきたい。これも聞いた話で、書類通過率が約10%、1次面接突破が3~40%、最終面接が5~60%くらいらしい。そうなんだ。今自分で検索して直接応募した会社が4、5社で、そのうち2社から面接連絡が来てるのでラッキーな方なのかもしれない。
PCを入れて持ち運べる大きいショルダーバッグが欲しい。でも結局使い勝手のいいリュックに戻りそうなので迷い中。自分のPCはsurface Laptop3で、これが持ち運ぶとなると結構重い。もっと軽いのにすればよかった。

2023/1/19(木)

明日からファフナーの新作が公開される。金曜夜に行けるか怪しいので土曜日のチケットを予約。会社帰りに面接用の靴とブラウスを買いに行く。どっちもしっくりくるものがなかった。週末新宿等に買いに行ってもいいが、街を歩き回るのがものすごく面倒なので妥協して買った。「そこにあるかどうかわからない買い物」が一番苦手だし疲れる。疲れたので夜ごはんはうどん(外食)。転職するにあたって節約しなきゃなぁ…とも思うが、なかなか難しい。
先週応募した企業からお祈りが出始める。しかし新卒の時のように個別のESを書いたわけではなくただ応募ボタンをポチポチしただけなので、全然心は痛まない。dodaからエージェント面談の連絡がくる。リクルートエージェントは即日案内が来たが、こっちは10日程かかった。

2023/1/20(金)

朝起きて鼻水が止まらない。乾燥に加えて、花粉の症状が出ているみたいだった。
志望理由を考えつつ面接の対策をする。絶対聞かれないだろうけど、もし一番好きな映画は?って聞かれたらこたえられないだろうなと思い、考える。漫画や小説もだけど、一番好きなものって選ぶの難しい。熟考の末、北野武ソナチネ」になりました。北野映画ではこの世の理不尽がきちんと描かれていて、出る杭は打たれたり、貧乏くじ引かされたり、奇跡なんておこらなかったりするんですが、それでふてくされたり、「ちぇっ」と思いながらも、ありのままで居続ける感じが好きなんですよね。

その他聞かれそうなことを考えてみる。
小説:星新一「地球から来た男」…現実は何一つ変わらないのに視点や前提条件が変わるだけで世界が変わってしまう
エッセイ:穂村弘「現実入門」…「ほんとにみんなそんなことを?」の副題が全てものがたっている。この世には知らない世界がある一方で、それが当たり前として生活している人もいる。その温度差にくらくらする。
歌集:木下龍也「きみを嫌いな奴はクズだよ」みんな見えているはずなのに認識できないステルスを暴くみたいな歌集。硝子のナイフ。

コロナ以後それなりに本を読んできたつもりだが、世間一般で言われる「本を読むと文章力が上がる」という現象が自分に発生しているのか甚だ疑問である。知見は深まったかもしれないが、文章力と言われると……何も成長していないどころか、頭でっかちになっただけかもしれない。

2023/1/21(土)

朝起きてゆっくり準備。駅前に証明写真を撮りに行く。が、2か所ある証明写真機のうちどちらも先客がいた。受験とか、就活とか、転職とか、そういう時期だからなかなぁ…と思いながら本屋で時間をつぶす。新潮はやはり売り切れ。データ込みの写真で1500円。その後カフェで作業をしてから一旦着替えて新宿へ。蒼穹のファフナー BEHIND THE LINEを見にいく。本作はEXODUSの平和なスピンオフで54分の上映。感想は後述。映画のあとにDUGで酒を飲む。マルガリータと雪国。雪国のグラスの周りについているのは塩ではなく砂糖だということを初めて知った。塩より口当たりが優しく、緑色のチェリーが白っぽい液体に浸っているのを見ると、雪の中で緑色に光るネオンのように見える。その後ファフナーの2回目を見る。2回目を見ると1回目より細かい表情や音楽、効果音に注意が向いた。ラムネを開ける音、ビー玉の音、風鈴の音が心地よい。

2023/1/22(日)

ゆっくり起きてからとりあえずジョギング。昨日酒を飲んだせいで身体が重い。新卒の頃に買ったスーツを着たところ、着られはするが明らかに太ったので、本格的に運動をしなければならなくなった。ダイエット目的もあるが、走ると単純に気持ちいいしリフレッシュするので、夜のジョギングもまた再開していきチア。
シャワーを浴びてから転職活動の準備。運動すると頭が回る気がする。書類の作成や自己分析などをした。日中日が出ている間にロードバイクに乗ろうと思ったが、いまいちタイミングがつかめず行けなかった。行こうと思ったらさっさと行ってしまったほうがいいのに…勿体ないことをした。以前よりサイクリングに向く道へのアクセスが悪くなったせいもある。机に向かう合間合間にフィットボクシングをしたりサーモンランをしたりしているとあっという間に夜になっていた。一日が短い…



観た映画

蒼穹のファフナー BEHIND THE LINE

「どうせみんないなくなる」ことがわかっていても、第二次蒼穹作戦後、確かに平和で幸せな時間があった事実を確認できたよろこびの方が大きかった。ベラさん、オルガさん、シャオさん、弓子、羽佐間先生の女子会のシーンが個人的にひとしおで、EXO開幕後すぐ弓子は弓子でなくなってしまったし、TBではセレノアという弓子の姿を借りた別個体になってしまったから、あんなふうにキャッキャと話す姿がまぶしい。HAEでもずっと気を張っていたし。
ファフナーに乗れ」と言われたから乗っていたのに、「(平和のために)もう乗るな」と言われても自分を変えられない、と反論する真矢の気持ちもわかる。一騎を守りたい気持ちが行動から伝わってくる。これが無印の一騎を迎えにいくシーンにも繋がるし、EXOの「ごめんね、私じゃ守れなくて」にもつながる。真矢はずっと衛る人だったんだなぁ。
総士が眠気が出たり感情が粗ぶったりするのを「ホメオスタシスが乱れているせい」と言っていた。劇場に居た誰もが(お前ってほんと不器用だな)と思ったに違いない。無印の頃からずっと素を出せるようになっていて感動する。
カノンと一騎がマークザインの前で対峙するシーン、平井作画でしたよね!?ものすごくよかったです…平和を受け入れるのにも勇気がいるってまったくその通りだなと…戦争はいきなり発生するが平和は徐々に訪れるものであり、戦争と平和では常識と非常識の価値観がそっくりそのまま逆になってしまうものなので…
ドラマCDで出た翔子の墓の件もわだかまりが回収された。「なかったことにしないけど、許す」という真矢らしい言葉。
EXOで「中途半端になるのが嫌なんだ」と言っていた通り、一騎は平和をなかなか受け入れられないようだった。パンフレット内の石井さんと喜安さんの対談で本作を「幸せな辛さ」と表現されていた。それはBEHIND THE LINEで描かれた風景すべてがそうだし、「(俺が)いなくなったら、俺の灯篭流してくれよ」と一騎が総士に言えることも、総士が一騎に約束することも、含まれていると思う。死んだ後の約束ができるなんて、信頼する仲間がいる幸せの具現化であるし、近い未来にいなくなってもおかしくないという辛さの証拠でもある。

ソナチネ(1993年、北野武

数年ぶりに見た。北野映画はありとあらゆる理不尽に流されていく男の生き様が描かれるので好き。運命に抗うわけではなく、流された先でどうやっていくのか。ネガティブなポジティブ性があるような気がする(最後には結局ケジメor突破口としてドンパチやるのだが)。予想を裏切る展開、シリアスな笑い、あっという間に決まる決着、血の赤と水の青、すべての均衡が緻密な数式のように表現されている。「村川さん、やめてくださいよ」と懇願する男に対して粛々と水責めにするシーンは怖い中にもコミカルさがある。紙相撲のシーンがとても良く、村川たちが所詮掌で踊らされていることの暗示にも見えた。


読んだ本

辻村深月かがみの孤城

図書館の返却期限前に一気読み。
(ネタバレ含みます)
マサムネの「これってパラレルワールドじゃねえの?」という推測に、(これって君の名は。パターンじゃねぇの?)と思う。そしたら予想が的中。読者になぞ解きをさせて成功体験を与えることによって面白さを獲得している部分もあると思った。この本の核心は「願いの叶う鍵探し」ではなく「外の世界の現実」と向き合うことである。しんどさを現在進行形で抱えている子供たちの希望になるばかりでなく、過去に辛い青春を過ごした大人が心の奥底で持つもやもやをも掬い上げ、癒してくれる作品だった。誰にだって労わられたい、そしてトラウマに打ち克ちたい気持ちがある。

椋本湧也編「それでも変わらないもの」

コロナ禍の簡易書簡集。コロナで各地が大混乱したわけだけど、国ごとの感染者数等やロックダウンの実施状況をデータで見るのみで、実際にその国の人たちがどんなふうに人が生きているのかは知らなかった。私が日本で普通に暮らしているように、世界でもいい意味でみんな普通に暮らしている。コロナでいろんなものが変わったけれど、それでも変わらないもの、変えられないもの、変えたくないものはたくさんある。特にラストに収録されている椋本さんの文章がよかった。仕事を辞めて、恋人と別れて、家を飛び出して、あれこれ悩みながらも自分の居場所と自分のほしいものを自分で作ったのは本当に素晴らしい。装丁も込みでとてもいい本だった。

積読

・堀静香「せいいっぱいの悪口」
・上間陽子「海をあげる」
國分功一郎「暇と退屈の倫理学
大竹伸朗「ナニカトナニカ」
ほか

type.jp
くぅ…沁みる
自分の人生は自分でどうにかしなければならない。


エアコンを付けながらケトルで湯を沸かし、洗濯物を乾燥機にかけていたらブレーカーが落ちた...(あたりまえ体操)明日は雪です。