狂気の沙汰も萌え次第

雑記ブログのはずが同人女の日記になりました。

紙本を作る理由と持続可能な同人生活のために~デ川崎の脱稿直前SP~

最近はずっと同人誌の編集作業をしていました。本文のチェックと並行して版組とデザインをいろいろいじっていた時にふとおもいました。

中扉のデザイン、暫定のものもわるくないんだけど、なんか…なんか違う。

「もしかして面白くない?」の直感は当たらないことが多いけど「なんか違う?」の直感はだいたい当たる。違うというのは明確に違和感を感じているということであり、自分のなかのまだ見ぬイメージと合致していないことになります。うーん、ここは王道メソッドだ!と黄金比を利用したデザインを検索して眺めているうちに「あ、こういうのもいいかも!」というのを思いつき、そのまま作り上げました。奇しくも、中扉と原稿が完成したのは8月31日。この夏の集大成になりました。これから最終チェックなりまだ作業は残っているけど、一段落したのでよかった。

一応、毎回版組と中扉にはこだわっていて(なぜなら印刷費はインクの使用量に関係なくP数あたりで算出されるので、だったらデザインに凝って黒い面積を増やした方が得だし作ってて楽しいなぁと思うので)今回も内容に即したいい感じのものになった。
何で同人誌を作ってるのかと言われると、第一は物理的に本を手元に残せることかなぁとずっと思ってたんですが、言っちゃえば水濡れ・紛失・焼失のリスクはあるし…(デジタルもデータが飛ぶし今の形式が未来で使われてるかどうかも分かんない。外部ディスクに残すのなら尚保存形式がネックになる)さらに言うとフォントやデザインとかディティールとか、内容以外のイメージを100%そのまま読み手に伝えられるのが紙だから、ということもあるかもしれない。

というのも、最近ようやく小説を電子書籍で買うことを覚えたんですね。アプリにもよりますがわたしの利用しているhontoはフォントの種類(明朝orゴシック)、文字のサイズ、縦書きor横書き、ページめくりの方法、背景の色が選べます。読者がそれぞれ読みやすいフォーマットに変換できるわけですが、それは必ずしも作者や版元が狙った意図とは違った効果を生んでいるかもしれないなぁと思いました。

電子書籍の場合、なんといっても「媒体が物理から離れることで時と場所を選ばずに読める」ことが売りなので、デジタルで可変できるディティール部分はどんどん変えようぜ!という舵きりなのかもしれません。なぜならディティールが変わっても物語の持つ力は変わらないからです。でも、伝わり方は変わります。



龍が如く0の桐生ちゃんの台詞です。同じセリフですが、印象が微妙に異なりますよね。少なくとも私の体感では明朝体の方がシリアス度が増します。龍が如くはテキスト表示を明朝体かゴシック体か選ぶことができるんですが、上記のような効果が得られます。龍が如くはバイオレンスアクションなので、怖さを軽減したいひと、テキストを読みやすくしたい人はゴシック体を選べるよ、という制作側の心遣いだと私は解釈しているのですが、デフォルトのフォントは明朝体です。やはり龍が如くは「シリアス」を売りにしたいという意図があるのかもしれない。

紙の本は、ある程度意図をもって作られており(文字の読みやすさ、全体の雰囲気、etc...)それも一種の売りなわけです。作り手の世界観を作り手の意図した形で伝えたい。「この本はこういうフォントで読んでほしい!雰囲気を感じてほしい!」という意図があるから、私は紙本制作にこだわりたいという話ですた。



持続可能な同人生活のためにどうすればいいのか…を考えてしばらく経ちました。結論は「自分がご機嫌に過ごす」ことが重要だなと思いました。世の中には負のエネルギーから創作物を生み出す人が結構いますが、自分はそうでないことを2年かけて知ったので、とにかく「ご機嫌に過ごせば創作はできる」ことを目標に生活しています。そして最近、ようやく自分が「ご機嫌に過ごせる」ルールみたいなものを確立できました。

ルールは2つです。
① 嫌な気持ちになるものから離れる
② 生活の時間割をつくる

当たり前っちゃ当たり前ですが、「嫌な気持ちと良い気持ち」が混在するフィールドから嫌な気持ちを取り除けば自然と良い気持ちだけが残りますよね。そういうことです。もちろん精神世界では無から有が生まれることもあるので油断ならないのですが、それを回避するには「何かしら手を動かす」「受動ではなく能動的に夢中になれるものに夢中になる」のがいいのかなと思い、行動しています。
それでも寝る前や起き抜けの思考が凪になった瞬間に嫌なものの事を思い出したりしてしまうわけですよ。いつもなら負の連想ゲームが始まってしまうんですが、そんなときは萩尾望都の事を考えました。萩尾望都作品の連想ゲームをすると嫌な気持ちにならないことを発見したのです。書いていて神さまにすがるみたいな話だな…と思ったのですが、宗教ってそういう側面も多いのかもしれませんね。

あと生活の時間割も効きました。ルーティン化してしまえばかなり楽です。帰宅時間は日によってまちまちですが、食事が終わったら創作or読書、21時から運動と風呂、終わり次第(22時ごろ)から創作、23時、遅くとも23時半には布団にはいり読書をして24時に寝ています。これで通勤時含め1日2時間の読書時間と1.5~2.5時間の創作時間が確保できました。この時間を最大限に活用できるかは置いといて先の見通しは立ったんじゃないかなと思います。方法を疑うっていうのは即効性があり、(それが正しければ)定量的な効果が出やすいんじゃないかなと思います。変化は初め劣化の顔をしているので慣れるまでが大変ですが。
ただ、休日は時間の区切りが曖昧なことと、肉体的な疲労がたまっていることもありまだ理想のルーティン像が見えません。いいルーティンがあったら教えてください。

楽しいことは疲れることも多いので、とにかくご機嫌でいられることを念頭に置いて生活したいですね。小説も少しずつ進められているので万事順調です。イエイ♪感覚としては大きなタスクに集中するために小さなタスクを先にこなしている感覚。実際そうなんだけれど。
最近は同世代(ないしは下の世代)へのコンプレックスがひどいことを自覚しているので、ちょうどひと回り上の世代の方のポッドキャストを聞いています。漫画家のポッドキャストを聞きながら漫画を描いたりBlenderをいじったりするのは楽しい。気づいたけど小説は書くのまぁまぁ苦しいけど絵や3Dは全然苦しくない。これが同人天衣無縫の極みですか?
でも数時間ずっと液タブに向かい合ってると首が死んでくるので、これも対策を考えないといけんね。すずさん*1との約束じゃ。
一応10月発行の本になるのですが、前回の本が年始すぐだったので、本づくりに関しては8か月ぶりの入稿、9か月ぶりの発行になります。うわ~~~~…光陰矢の如し。ネタが湧き続けるうちは、最低6か月に1冊は本を出したいなと思いました。自分の機嫌も良くなるので。でも12月は2冊出す予定があるので、予定通りことが進めば年4冊出すことになります。うれしいね。


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やっぱパチンコの曲ってぶちあがる曲が多いよね。Aメロ元気、Bメロちょっと切ない、アップテンポで上がれるサビ。伝統芸能。海の曲も明るさの中に南国の切なさみたいなものを感じるので好き。作業用BGMにおすすめです。

日記

最近また食生活が死んでいたのでなんとか自炊する。外に出ている時間が長く外食が続いていたし、家に居ても料理する気力がなくて冷食やパンで済ませてしまっていた。流石に体が重い。スープに調理済の野菜がはいってるタイプの豚汁キット。そこに豚肉とジャガイモを入れて煮る。本当は一から自分で作った方が美味しいのかもしれないが、少しでもハードルを下げる意味で調理キットを利用する。同時に冷しゃぶサラダも作る。とにかく緑の野菜を食べたい。無心できゅうりを叩き割り、レタスをちぎる。NO包丁でサラダが完成。今の家は冷蔵庫を置いている場所と調理スペースが微妙に離れているので料理がしにくい。
私は基本的に自分の料理が好きじゃない。多分、不味いことはないんだろうけど、自分の腕を信用していないので、おいしくないなと感じることが多い。だから外食しがちになるのだが、塩分・脂質過多になりがちなのでこれも続くとしんどい。久々に作った料理はある程度味が担保されていることもあり、おいしかった。

これと似た問題について話していいですか?わたし外で酒を飲むのが好きなんですよね。なぜなら1缶200円前後の缶ビールより、店員さんのついでくれた中ジョッキのビールの方が美味しく感じるから。店にもよりますが友達と飲みに1回行けば3000円前後、2軒目も行けば5~6000円…冷静に考えると結構飲み代を使ってしまっている。これ、ホテルのアフタヌーンティーも行けちゃうし、いいディナーも食べられるし、漫画も結構な冊数買えちゃう…とおもうとちょっと怖くなるねぇ…。どうでもいいですが、痛風鍋と今半のすき焼きを食べてみたいです。鍋食べたい!秋になったねぇ~~~

春から手帳にライフログをつけるのを怠ってしまい、春から自分が何をしていたのか分からない。やはり記録をつけ続けるのは大事。



31でパイントを買った。中身はポッピングシャワーとロッキーロード。さっぱり系と迷ったが定番を選ぶ。我ながらナイスチョイス。うんめーっ!困難食ってるから肥えに拍車がかかるわけですが…心の栄養ということでひとつ…


日曜日はCOMITIAですね。一般参加する予定ですが、ちょうど13時から舞台を見る予定を入れてしまったのでビッグサイトには1時間くらいしかいられません…悲しい。どうして昼公演とっちゃったんだ。同人誌即売会に行くときはいつもカバンに悩みます。機動性を重視するとリュックが最良ですが今使ってるリュックがヘタってきてるのですごく不格好になるんですね。そしてそのリュックで舞台観にいくのはちょっと…ってかんじで…かといって布のトートバッグも疲れるんだよな。うーんどうしたもんか。

今週なかなかに仕事がシンディーですが、ラスト金曜日がんばっていきまっしょい