狂気の沙汰も萌え次第

雑記ブログのはずが同人女の日記になりました。字書きが高じて今の肩書は記者です。

永遠の解題なし・同人さんすう ー文学フリマ東京38[2024/5/19(日)]

文学フリマ東京38に参加しました。
今回から入場料が有料化し、18歳以上は1000円のチケットを購入する必要がありました。さてこの有料化がどう響くのか? 気になる参加者数ですが、体感的には多少少ない程度ではないかと思います。前より人の波が引くのがちょっとだけ早かったような気がします(前回と配置場所が違うため純粋な比較はできませんが)。
…と書いていたところで文学フリマ運営から正式な参加者数が出ました。参加者数は12283人(出店者3,314人、一般来場者8,969人)だそうです。一般来場者はおよそ900人の減少でした。体感の参加者数はだいたい当たっていたんじゃないかと思います。

参考:前回(文学フリマ東京39) 12,890人 (出店者: 3,062人、一般来場者: 9,828人)

日記

今回は開場の1時間ほど前に会場に到着した。今回こそ設営ボランティアを!と思ったが叶わず。外のいつもより待機列は短めな様子で若干不安を覚えたが、来場者数が多かろうと少なかろうと買う人は買うし買わない人は買わないもんな…と思った。ブースに到着し、設営開始。設営してるときの手汗のかき方がいつも異常で、心臓もバクバクしてる。多分緊張してるんだと思うけど、嫌だな~って思うタイプの緊張じゃなくて、ジェットコースター乗る前のワクワクドキドキ、でもちょっと怖い! な緊張と同タイプのもの。やたらソワソワしている。いつも思うけど設営の適切な順番って何なんだ。

ちなみに今回はこんな感じ。
①搬入された新刊の状態確認(納品冊数、印刷ミスの確認)
②敷布を敷く
~このへんで見本誌コーナーに提出~
③ポスタースタンドを立てる
④見本誌立てに本を並べる
⑤在庫を並べる
⑥ペーパーや小物を出す

なんだかんだとバタバタして設営が終わったのは開場10分前だった。ギリギリでいつも生きていたいから…Ah…今回はアーリーオープンなし。しばらくしてもそこまで人が増えないなーと思っていたら、入場制限をかけていたとのこと。文フリの声かけ文化は未だにそんなに慣れない。声かけは仕事で展示会に出たときにさんざんやっているので、こんなところでガツガツしたくない…みたいなアマチュア魂が出てしまってそんなにしなかった。
1800超スペースで手に取ってもらえる確率なんてほんのわずかしかないので、こちらから声かけをした方がいいに決まってるんですけど、あんまり話しかけられたくない人もいるでしょうし……。
宣伝の怠慢のせいか前回より頒布数は少なくなりました(積極的に情報開示していくスタイル)。他のサークル参加者の皆さんはどうですか?


<反省点>
・テーブルの上にデカ文字の頒布物説明を置くべきだった
・もっとわかりやすいコピーを考えるべきだった
・ポスターに文字数はいらない
・全体的に1秒で分かるポップにする

というかそもそも「雑誌記者」っていう職業自体が週刊誌記者みたいな感じのイメージになってそうな感じもありますが、どうですか? でも「文芸誌!ファッション誌!」みたいなキャッチ―さもないしいな…。




ここから同人算数の時間です

値付けはどうする

私の場合、会計が面倒なので1000円です。正直会計が面倒になるほど冊数が出るわけではないのですが、1冊1冊の値段が違うとブースであたふたしてしまうので、だったらもう全部1000円にしちゃえ、ということで1000円にしています。

でも一律料金なら800円でも1200円でもいいわけですが、800円だとページ数に対して安すぎるため自分のモチベがあがらない。一方で1200円だと高く感じる。自分の中で「1000円」が一つのハードルになっており、自分が客だったら1100円以上の本を買うのには少なくとも3個以上の面白さの理由がいると思っていて、①ページ数が十分にあるか、②本文の体裁がしっかりしているか、スカスカではないか、③タイトルや説明書きを読んで2秒以内に「面白そう!」と思えるか、④表紙のデザインがイカしているか を3秒くらいでジャッジします。このジャッジは人によって基準は違うでしょうが大きく外れることはないと思っています。だから私は1000円にしています。

例えば100冊の本が完売した場合の売り上げの一覧です。
1000円で売る→10万円
1100円で売る→11万円
1200円で売る→12万円

最大の価格差は2万円です。完売しても2万円しか変わらず、手が伸びにくくなるのであれば2万円分を損切りしてでもより多くの人に手を取ってもらおうというのが私の狙いです。ちなみに薄利多賣半兵ヱ~「昭和」がテーマ居酒屋です~のことは好きです。

同人誌は安いから売れるわけではありませんが、高いから売れないことはあります。結局は自分の財布がどれだけ痛むのを許容できるかです。赤字を推奨しているわけではなく、自分が納得できる落としどころを見つけられるかという意味です。さいわい、安く印刷してくれる印刷所があるため、文フリの出展に関して財布が痛むことはほぼありません。

人によっては不安のあまり、非常に安い価格を設定してしまうこともあるかと思います。しかし、安すぎる価格設定は、おすすめしません。

過去10年分の文学フリマWebカタログのデータを分析した結果から、「初出店で200円未満の作品のみを出品している出店者は、続けて出店する確率がほぼゼロ」ということが判明しています。

安すぎる価格の作品は、多くの方に手にとってもらえたとしても、出店の継続意欲に著しくマイナスになってしまうものと思われます。そのうえ執筆意欲までが損なわれてしまっては元も子もありません……どうか自信をもって、「その作品にふさわしい価格」や「その価格で売れたらうれしいなと思える価格」に挑戦してみてください!!!

文学フリマ公式HPより引用)

安すぎてもモチベーションが持たないというデータも出ています。やはり納得がものを言う!!


部数はどうする

大げさな話をすると、500部刷って完売するときもあれば1000部刷って900部余るときもあるのが同人誌です。二次創作の場合、原作の勢い・ジャンルの勢いによって部数が変化するのは当たり前のことで、こんな事象は日常茶飯事ですが、文フリやコミティアの場合、時節的な部数のブレは少なくなると思います。

ではここで問題です。
初参加の新刊が10冊、二回目参加の新刊が50冊売れたAさんの3回目の印刷すべき部数は何冊ですか?

①100冊
②150冊
③200冊
④50冊



答え:どれでもない

これが同人さんすうの難しいところです。いい内容なら売れるわけでもないし、つまらないから売れないというわけでもない。特に活字の場合、試し読みのわずかな時間で「合う/合わない」あえて言うならば宣伝の巧拙が部数に如実に反映されると言っても過言ではないでしょう。
とにかく部数は丸々在庫になっても泣かないだけ刷ろう!!



次回は売り子をしてくれる人を探して、私も十分なお買い物タイムを設けたい。前回、今回と時間的にいつも買ってるサークルの本を買う余裕しかなく、まったく新規開拓できていない。新規開拓したいよー!

次回は東京ビッグサイトでお会いしましょう。



まだまだ通販やってます!
booth.pm