狂気の沙汰も萌え次第

雑記ブログのはずが同人女の日記になりました。

【※通販情報追記】文学フリマ東京36に出店します

5/21に開催される文学フリマ東京36でこのブログをまとめた本を出します。

スペースNo:第一展示場【W-05】
サークル名:おだやか町金融
頒布物:日記本『罪悪感にさいなまれた日曜日の夕方は散歩に出るとよい』B6/200P/1000円)

通販→ https://dec-kawasaki.booth.pm/items/4792806
(好評につき完売のため、予約注文となります)

2020年、世界はコロナの渦に巻き込まれた!在宅時間が増え、最高のコンテンツと出会ったオタクが、同人小説の執筆にのめり込むのにそう時間はかからなかった。怠惰と苦悩の日々はまさに狂気の沙汰も萌え次第。これは矜持と野心のはざまで揺れ動く同人女の生活史である。さあ、きみも自分の萌えを詰め込んだきみだけの最強二次創作小説を書こう!


2020年から2022年までの日記を編集・改稿し、本にしました。不要であると判断した記事は収録していないため、文量は15万字くらいです。
同人の活動日誌のつもりで書き始めた日記ですが、2021年の後半くらいから日常のスケッチの描写が多くなります。主に現実の理想の乖離に泣き、憧れという名の虚像に怯え、四苦八苦する話題が多いです。

ブログを始めた当初はZINEの「じ」も知りませんでしたが、文フリやZINEフェスでいろんな本に出会うたびに、私もオリジナルの本を出したいと思うようになりました。しかしオリジナルの短歌と小説では、本を出すほどの情熱はありません。そして随筆ジャンルにハマっていくにつれて「あ、私にもあるんじゃん!本をつくる材料が!!」と気づき、日記を本にすることにしました。もちろんネットの海に流すための文章なので、いろいろと滅茶苦茶な文章ばかりがアーカイブとして残っているわけですが、そこをなんとかできる範囲で、かつ綺麗に矯正しすぎないように編集しました。なぜなら本の軸が「人間関係と読書によって思考と文章が矯正されていく様の記録」であるからです。

装丁を考えるときにいつも思い出すエピソードがあります。穂村弘が初めての歌集「シンジゲート」を自費出版で出すとき、装丁が良く分からず、集めていたお菓子の包装紙や紙切れなど「自分が綺麗だと思うもの」を装丁担当者に見せたところ、装丁担当者は笑ったり馬鹿にしたりせず、静かに受け止めて穂村さんの世界観づくりに協力してくれたそうです。今回はそんなイメージで自分がいいと思う要素をいろんなところから拝借し、表紙を作りました。自分で自分の宝物を作れる!最高だ!またISDN(国際標準同人誌番号)の発行を依頼し、見た目だけなら本屋さんに並んでる本のようになりました。やったね。


今回はじめて印刷所でポスターを刷ってもらいました。出来上がりが楽しみです。宣伝用画像を作りましたがキャッチ―な文句が思い浮かびませんでした…

そんなわけで、日曜日はTRCで僕と握手!