狂気の沙汰も萌え次第

雑記ブログのはずが同人女の日記になりました。

エラー・ポジティブエラー

土曜の日記

朝一から問題発生。問題は思ってもない方向からやってくる。言質を残すため今まで文章でやり取りをしていたが、埒が明かないので電話をすることに。これがよくなかった。私は「断りにくい理由を並べ立て、泣き落としするような形でこちらの選択肢を強制的に奪う」行為をある種の暴力だと思っていて、この日はそういう事態になった。いくらこちらが冷静に話しても向こうが自分の弁明をするだけで一向に解決に向けた議論にならない。以前から自分の身を守るためにも誠実に対応しようと思っていたけど、なんだかその気も失せてきた。相手にするだけ時間の無駄だ…と諦めると同時に、体は正直に怒りに反応しているらしくアップルウォッチの心拍数が160くらいになっていた。
私は瞬間湯沸かし器のきらいがあるので、条件反射的に反論しないようにしようと心がけているが、心にブレーキをかけ続けている状態なのでそれはそれで疲れる。喉の奥に言葉の弾丸があるのに発射されないまま持ち球がたまっていく。キレるべき時にキレるべきだと、この一年本当に実感したのだけど、もはやそれをする労力がもったいない、馬鹿らしいとすら思った。私は今起こってる問題に対して話したいのに勝手に話を飛躍させて今後や過去のことを持ち出して、「私が悪い」「川崎のせいじゃない」と言いながら、当てつけのような不満をぶつけられる。自分を被害者にスライドさせるな。ふざけないでほしい。泣きたいのはこっちだ。世の中にはいろんな人がいるなと思う。


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これすぎて

割と最悪な気分で新宿に向かう。韓国人作家と日本人作家の対談トークイベント。通訳者を介しての会話を生でみるのが初めてなのでドキドキした。会話が単純計算で2倍の時間がかかるので、今何を話しているか集中して聞かないと頭に入ってきにくい。というか、午前中の出来事のせいで、興味のある作家の話を聞いているのに自分の中にうまく言葉が沁み込んでこない。悔しい。でも後半は場が和んだこともあって心から楽しめた。自分は韓国の文化に明るくないので、いろんなエピソードを聞いたことで物語に対する理解が深まったし、もっといろんなことを知りたくなった。著者の他の本も日本語訳版が出ることを祈る(これから出版社にリクエストのメールをおくろうと思う)
通訳の人って本当にすごい。「話者が1分くらい話す→全部記憶して外国語に変換する」のを2時間くらいぶっ通しでやっていた。訓練の賜物なのかもしれないが、それでもすごい。サインをもらうとき、自分の言葉を通訳を介して伝えた。これもはじめての経験。ファンサービスすごく喜んでくれてうれしかった。サインには「Love 〇〇(本名)」と添えてある。「○○さんへ」は英語だとLoveなんだよな…いいな…と改めて思う。夜ご飯はIVOホームズパスタであさりの塩スパゲティ。


日曜の日記

昨日決まった話を朝からひっくり返される。いや昨日A案でいくって決めたのに何でわざわざ蒸し返す? さすがに私も怒り心頭。でも相手の中に理想があって、それに反するものは突っぱねられると経験上分かっていたので、大人しく相手の要求を飲む。悔しいがこれ以上やっても時間と労力の無駄。大人ってもっとしっかりしてる人ばかりだと思ってたけどそれはただの幻想だった。どっと疲れる。心の中では、キメラアント戦の終盤、倒れたコムギの前に立つネフェルピトーに「ボクしか治せない」と言われたゴンが「ずるいぞ!なんで!なんでなんだよー!」と泣き叫ぶシーンが思い浮かんだ。

13時に文学フリマへ。2フロア使用でかなり賑わっている。買いたいものは全部買えたし、感想の手紙も渡せたし、たくさん話ができたので良かった。ある人は以前感想メールを送ったことを覚えていてくれたみたいで、それに対して何度もありがとうと言ってくださった。恐縮したがうれしかった。こちらこそありがとう。「この本は群像に出したけど落ちたやつです、でも自信作です」と笑顔で教えてくれた人もいて読むのが楽しみ。自分は小説を賞に出すとか考えたことが無いので、少し興味がわいた。たまたま見た本でよさげなものも何冊か購入するとあっという間に財布がカラにになってしまった。最近の値上げの波が同人にも来ていると感じていて、どのサークルも以前より頒布物の値段が1~2割ほど高くなっているように思う。一方で商業本(しかも著者サイン入り!)は税抜き価格で買えたのでよかった。たまたま手に取った本に好きな歌人がエッセイを寄せていて運命かと思った。即買った。こういうことがあるから文フリはやめられない。

他に諸々の用事を済ませて外に出るともう夜。雨が強くなっている。傘を買いたくなかったので地下鉄を乗り継いで帰宅。今日何も食べていなかったので家で冷凍の醤油ラーメン。

夜、友達に話を聞いてもらって楽になる。愚痴は本当に言いたくないのだけど(愚痴のアウトプットの練習をしていることなるので)今回ばかりは本当に限界だった。生身の人間の冷たさと温かさに触れて風邪を引きそうな週末だった。メンタルが胃にくるタイプなので土曜日曜ともに1食しかご飯を食べられていない。


やっぱり心配ってするだけ損だ。想像の及ばないところからアクシデントがやってくるから今だけに集中するしかない。そして沈黙は相手の心の中の自分を優先することになるから、反論はしかるべきタイミングでしなきゃだめだ。でも真面目に取り合うだけ時間の無駄になることもあるから難しいな。
全然関係ないけど「○○ですし、××です」という言い回しを多用する人とは反りが合わないことが多い。一般的な言い回しだけど何故だろう。

読んだ本

紗倉まな「見知らぬ人」(群像2022年11月号)

紗倉まな初読。不倫相手の女と妻が仲良くなるという話はよくあるけど、夫が行方をくらました当日にそれが展開されていくところが面白かった。夏の夜の神保町の空気感がよくて、カレーが食べたくなる。要所要所でリフレインするカンジダの話が純文ぽさを与えているような気がした。紗倉まなの小説もっと読みたいな。

牟田都子「文にあたる」

校正の仕事について分かるようで分かってなかったので知れてよかった(ら抜き言葉)構成は赤ペン赤鉛筆のイメージだったが黒の鉛筆でやっているのは初耳。漢字の使い方(聞くと聞く)や表現など、作家のオリジナリティをどこまで尊重するかは難しい問題。文章にかんなをかけすぎない。「サカナとヤクザ」を読んでいたので、アザラシとアシカの話は興味深く読んだ。

honto.jp

紙で持っている千葉雅也の「オーバーヒート」を電子版でも買った(hontoのクーポンで25%OFFだった)。これでいつでもどこでもオーバーヒートできる。マーカーをひきながら精読しまくっている。


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チルノの可愛さに癒されよう!!

こんなかんじなので今週末は全然原稿ができませんでした。悔しいわ!マジで時間と気力、返してほしい〜…(人のせいにしてはならぬ)でも予定を入れてたことによって気分転換できた部分もあるので助かった。今週も原稿をしつつ、文フリの本を読みまくろうと思います。