狂気の沙汰も萌え次第

雑記ブログのはずが同人女の日記になりました。

たのしい弱腰/たのしい酒浸り

最近、信じられないような事件や事故が立て続けに起こっている。なんで、どうして、と自分が考えても答えなんて出るはずもなく、妙なやりきれなさが頭を覆う。

そんな中、何より没頭できるのが読書。そもそも読む気になれない期、読んでも一ミリも頭に入ってこない期があるが、今はひたすら読みたい期みたい。不足する栄養を摂取するがの如く本を読んでいる。手あたり次第、ということばが相応しいかもしれない。読んだ本の内容や言葉のすべてを理解していいるわけではない。例えるなら「正直味はよくわかんないけど、お腹がめちゃくちゃ減ってるからとりあえず目の前のごはんを掻きこんでいる」状態です。でもそんなときもあっていいよね、ハム太郎。正直、絶対的な読書量はそこまででもないけど、充実した時間を過ごせている。

読んだ本

せきしろ「たとえる技術」

すげ~~~おもしろかった。表現方法の引き出しの広げかたとしても、読み物としても。たとえを出すことで、自分の中のイメージと受け取り手の中のイメージとの乖離が少なくなるんだな。分かっていたつもりで、その重要性に気づけていなかった気がする。

こうの史代夕凪の街 桜の国

死者や犠牲の上に暮らしてゆくことの悲愴とゆがみ。ハイコンテクストな部分が多い。「理由はどうあれ誰かに死んでしまえと思われていた人間」が広島のひとたちで、主人公。他者の死によって得た「生きながらえる辛さ」のせいで「自分は生きていていいと自己肯定する力」は他者からの肯定によってしか得られないのかもしれない。夕凪の街のラストがなんとも切ない。でもこういう話はいくらでもあったんだろう。

太宰治パンドラの匣

青空文庫で少しずつ読んでいたのがようやく読み終わった。信頼できない語り手ってこのことか。「君」にあてた手紙形式だからそこ引き立つラスト。締めの言葉が秀逸。
「献身とは、ただ、やたらに絶望的な感傷でわが身を殺す事では決してない。大違いである。献身とは、わが身を、最も華やかに永遠に生かす事である。人間は、この純粋の献身に依ってのみ不滅である。(略)自分の姿を、いつわってはいけない。献身には猶予がゆるされない。」くぅ…

谷川電話「深呼吸広場」

独特の空気感の歌集。恋人に向ける視線のままで世界を見つめることは難しいが、恋人に向けた視線のピントを奥の背景にずらすことでフォーカスに成功した、そんなかんじの歌集。

榊原紘「悪友」

二次創作の短歌が収録されているぞ!!Yahoo!
 悪友の悪の部分として舌が西陽の及ぶ部屋でひかった
 立ちながら靴を履くときやや泳ぐその手のいっときの岸になる
 スノードームに雪を降らせてその奥のあなたが話すあなたの故郷



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心アドレナリンで誤魔化す人生はNO NO NO

自分ってこんなに弱腰な人間だっけと思う。
でもよく考えてみれば、元来私は弱腰な人間だった。後天的に身に着けた度胸と、がけっぷちの状況と、その場の勢いで乗り切っていたことが多い。それって結局「アドレナリンで誤魔化してた」だけなのかもしれないなぁ。今は取り繕う必要はなく、「来月までに○○できないと死んでしまう」のような燃え滾る情熱もない。
キャンプファイヤーで言えば、最初の燃え盛る業火だったのが落ち着いて、マシュマロをじっくり焼くくらいの温度まで下がった感覚。でも業火でしかできないこと、トロ火でしかできないこともあるので、今の状況を楽しんでいきたい。というか、楽しまないとどうにもならない。
やはり失敗体験を積み重ねると「次も駄目かも」という気持ちになり、次の一歩が踏み出せなくなる。ハレの舞台に足を乗せずに、舞台裏を散歩するくらいの気持ちで。


最近個人的な側面で言うと、楽しいことがとても多い。そのせいか肌ツヤがとてもいい!楽しいは健康を救う。
先日、舞台弱虫ペダルを現地で観劇したのだが、視界いっぱいにイケメンがいて倒れそうになった。イケメンの圧ってすごい。生の演技ってすごい。やっぱ自転車って楽しいじゃん!の気持ちを思い出し、次の日は近所をサイクリングした。街乗り用のミニベロも勢いで注文したのでこちらも楽しみ!



突然だが最近飲んでおいしかった国産のお酒を紹介するぜ!

クラフトビール

宇宙LAND

白っぽい濁りのあるビール。もやもやした感じが星雲みたいだと思った(こじつけ)

宇宙DELUXE CITRA

感じるだろう…シトラスの風…デラックス!!!!!
夏にぴったりなシトラス風味のクラフトビール。注がれたビールがサーブされた途端から薫る爽やかなシトラスの香り!口当たりはスキッとしてるが、残る余韻の満足感がすごい。

Far Yeast Peach Haze

ジョジョラーなので、見た瞬間一瞬パープルヘイズを思い出してしまった。スキッとしたのど越しの奥に桃がいる。桃の天然水みたいな桃じゃなくて、ガチの食べる桃の風味ね。


ワイン

富山・山ワイン(赤・白)

フル~~~~~~ティ~~~~~~~♪輸入ワインばかり飲んでるひとに一度飲ませたい。私がお金を払うので。

酸化防止剤無添加 甲州わいん(白・中辛)

すっごいオーソドックスなワインって感じでなんにでもある。ちょっとパンチもありつつ、余韻はまろやか。いぶりがっこチーズと飲むと最高だった。



今週も頑張っていきまっしょい!