狂気の沙汰も萌え次第

雑記ブログのはずが同人女の日記になりました。

不思議な夜/ピースがはまるということ

昨晩はひどく不思議な夜だった。
どこがどういうふうに不思議なのか、と聞かれてもうまく答えられないけれどとにかく不思議な夜だった。

いつもと同じ時間に帰宅した後、簡単なものではあるが珍しく一汁一菜の夕飯を作った。
ふるさと納税で届いたハンバーグと、白菜の味噌汁)そしてその後洗い物をしてすぐ原稿。BGMはメイヤー・ホーソーン。書き物をするときは歌詞があるものを基本聞けないが、この人と阿部芙蓉美さんの曲はなぜか聞ける。声が楽器のようだからかもしれない。
原稿に取り掛かり始めた途端、これがまたすんなりかけたものだから拍子抜けした。
数日前にうんうん唸りながら書いたがどうにも書けなくて放置していた部分だったからだ。やはり間を置くことは大切。
思ったより早く書き終わったので数か月ぶりにフィットボクシングをする。想像以上に肩甲骨周りが固まっていることに気づく。毎日10分でもいいからやるべきだと思った。
その後、汗が冷える前に入浴。風呂から出ると外では雨が降っていた。

雨の日はひどく心が落ち着く。原稿の続きをやっていつもならそろそろ寝る時間になった。でもまだ今日を終わらせたくなくて、でもこんないい気分なのにネットするのももったいないので、同人誌の感想を書く。
あ、ここいいな、と思ったシーンに過去の私が貼った付箋があって笑う。好きなシーンをざっと書き出してから文章にしていく。
いつも思うことだが、感想を書くのは難しい。でも、好きなことについて一生懸命考えるからすごく心が満たされるし、私もこんな作品を作りたいというモチベーションにもつながる。実際、感想を書いたことで「私はこういうのが好きなんだなぁ」と自覚してそれが新たな作品を生んだこともある。一通り書き終えたところで一時保存。夜中に書いた文章は大抵、次の日に見ると変な部分がみつかる。そのため、後日推敲する予定。

「ABが好き」という作者の気持ちが前面に出ている本を読むととても嬉しくなる。同時に私が同人誌を書く理由は「キャラや作品が好きだから」だよなぁ、ということを自覚する。同人誌を作っている

同人誌だけではなく、最近書店で買った本にもちゃんと感想を送りたいなぁと思う。好きな出版社の読者カードがとても好きなのだ。
寝る直前、紙の日記を数か月放置していたことに気づいたので久々に日記を書いた。最後の日付は6月下旬だった。ほぼ半年放置していたことになる。それだけ心理的の余裕が無かったのかもしれない。

 

 

 

* ピースがはまるということ
ベッドに横になり電気を消すと、強い雨が窓を叩く音が聞こえる。
目を閉じる。なんだか、今夜はいい夜だなと思う。こんなに穏やかな気持ちになるのは本当に久しぶりの事だった。その瞬間、歯車がかみ合う、最後のピースがはまるって多分、こういうことなんだろうなと漠然と思った。何かが解決したわけでは無いけど、多分自分はもう大丈夫だろうと思った。
夏~秋の感覚としては、あと2面合わないルービックキューブを延々こねくり回してる気分に近かった。あっちがあえばこっちがあわず…ぱっと見うまくいっていると見えて裏はごちゃごちゃ…そういう感じだ。それが満を持して6面全部色が揃った感覚があった。

きっかけには正直、心当たりがある。
文フリで買った日記の本だ。私が書きたいのはこういうことだったのかもしれない、と思うほど理想の本だった。スルスルと頭に入ってきた。「自分と感覚が合う本=いい本」ではないと思うけれど、自分の気持ちの背中を押してくれる言葉が沢山あった。
夏から秋にかけて沢山の本を読んだ。でも、読んだだけで自分の身になっていないような気がしてならなかった。読んだ本がルーズリーフだとすると自分の部屋の中でルーズリーフが散乱して何がどこにあるのか分からない状態。でもその日記を読んだおかげで、一つのファイルにかっちり整頓できたような、すっきりした状態になった。こういう思いがけない出会いがあるから、文フリはいいですね。

 

 

本当は今(書いているのは早朝)、小説を書くべき時間だけれどこの気持ちは文字に起こして残しておきたいと思ったので、ブログにしました。

私はずっと、自分の書く文章にそこはかとない気持ち悪さを感じていたが、今日はちょっとだけマシに書けた気がする。