狂気の沙汰も萌え次第

雑記ブログのはずが同人女の日記になりました。

ドキワク!webオンリー初参加レポ

webオンリー、一般もサークルも正直参加がめんどくさい…pixivのキャプションに通販直リンでいいじゃん…って思ってた人間の圧倒的主観に基づくサークル参加レポです。
※覚えてる範囲で書いているので間違いがありましたらすみません。
とにかく詳しくはピクスクの公式ページをご確認ください。
pictSQUARE - オンライン即売会サービス


■準備編

ざっとやることをリストアップ!簡単3ステップ!(簡単ではない)

①申し込み
サークルカット、店舗外観、おしながき作成
③頒布物作成

①申し込み

550円(システム使用料)を払ってピクスク(pictSQUARE、webイベントサービス)申込。
…なのですが、まずはピクスペ(pictSPACE、通販サービス)にサークル登録します。Webオンリー参加に当たってピクスペ登録は必須の模様。名前が紛らわしい…
ピクスクにピクスペで取得したサークルコードとサークル名を入力&決済情報を入力してwebオンリー申込完了。
サークルカットや店舗外観を設定する項目もありますが、この時点では未登録で可(イベント前日までに登録すればオッケー※なお、主催判断によりサクカを期限まで登録しておく必要があるイベントもあるようです)

サークルカット、店舗外観、おしながき設定

<店舗外観設定>
個人的に一番のネックは店舗外観設定。
他のwebイベをチラ見した感じだと、初期設定のままでは手抜きに見えて浮いてる感じかしました。
さらに言うと、ドット絵で室内を綺麗に作りこんでるものより、キャラの顔ドン!サークルカットドン!の方が集客力は高そうな印象(目に留まるので)サークル数が多ければ多いほど、普通の見た目は埋もれるからね。

しかし自分には「ジャンルを盛り上げよう!webイベ楽しもう!」みたいな気持ちが全然無い。とにかく労力と工数をかけたくない……。
そこで私はboothやTwitterで無料配布してるフリーの素材を利用しました
(『ピクスク 店舗 素材』とかで検索すると出てくるよ、それとは別にフリーの店舗作成ツールもあるみたい)
素材画像をDL→そのまま「アップロード」で店舗外観は設定完了。


サークルカット、おしながき作成>
私はいつもリアルイベントのおしながきをcanvaで作ってるので今回もcanvaで作成。
それぞれ既定のサイズがあります。
サークルカット→500*500px
・おしながき→500*1000px(最大)

正直500*1000は縦長すぎるなーっておもったので500*850くらいで私は作成しました。
Canvaさんの綺麗なデザインのテンプレートにしたがって1時間もかからずお品書きは作成完了。
サクカはリアイベサクカのデザインを正方形にしただけです。(小説ってデカデカと書いときました)
こういうのってとにかく「参加者が欲しい情報を的確に伝えられるかが大事」だと思っているので、視認性重視です。小説って最初から書いとけば小説興味ないひとは弾けるし、小説読みたい人のもとにちゃんと届くからね。


<スペース中央のリンク先>
デフォルトだとピクスペの頒布物一覧に飛ぶ形になりますが、任意でURLに直リンもできます。
通販サイトやポイピク、ピクシブのリンクを貼っつけましょう。私はとらの通販ページを指定しました。

③頒布物作成

はいここね一番大事なとこ!!!!
出ない神本より出るクソ本の精神で脱稿。有言実行女ですよ私は。座右の銘は有言実行なので。「本を出した」という事実を作ることが大事なんです、未来の自分の自信のためには。まあでも本は出したいタイミングで出した方がいいよね!って部分が一番大きいです。夏まで待ってもよかったんですけど、前にも書いたと思いますが自分のモチベを維持できないので。

ちょっと脱線ですが、webオンリーのうまみって何でしょう。

<一般・サークルともに>
・旅費交通費がかからない
・開催期間中であれば好きなタイミングで参加できる
・対面しないのでゆっくりチェックできる
・書き込みボード等で交流できる

<サークル参加者>
・スペース代が安い為気軽に参加できる
・ぎりぎりまで原稿ができる
・スペースレイアウトにこだわろうと思えばこだわれる

<一般参加>
・参加費無料
・普段はチェックしないサークルにも出会える(これはリアイベも同じだけど)


上記のことを鑑みて、今回私は「今まで自分のことを知らなかった人にも自分の作品を知ってもらう」という目標を立てました。
知ってもらうにはどうしたらいいか?→そりゃ魅力的な作品があれば知ってもらえるでしょ。それが出来たら苦労しないんだな。

そこで立てた戦略は三本

  • その1.新刊(紙本と同時に全文web公開)
  • その2.とっつきやすいテーマの短編無配
  • その3.入りたくなるサークルスぺース


その1.新刊
新刊を出したものには人権が与えられると古来より伝わる伝説があります。新刊は武器です。私は武器を手にしました。

そして新刊を頒布と同時全文公開した理由は以下の通りです。
・webオンリーは通販がメインになるため、送料手数料のことを考えると実際に買ってくれる人はリアイベに比べ少ない(だろう)
・さらに言うと、無配や過去の同人誌のweb再録を公開する人も多い為「〇〇さんの漫画はタダで読めるのに川崎の作品はお金出さないと読めないのか、じゃあいいや」という状況になりがち
・でも紙の本が欲しいひとも絶対いるはず…(自分がそうなので)
・頑張って書いたのでみんなに見てもらいたい。自分の長編の看板作品になればいいなという淡い期待

ということで3~4万字程度(読了1時間目安、まぁまぁ気軽に読める)でプロットを組み書きました。そして色々調整しイベント価格ワンコイン本にしました。通販なので正直ワンコインじゃなくたっていいんですが、今後イベントに既刊として持ち込むときワンコインだと楽なので。
あと参加費が500円程度のため、リアイベより安く済んだ分装丁にお金かけられたのは嬉しかったです。黒字を出したいってワケじゃないんですが、趣味だからこそうまく資金繰りをしたい!というのがありまして。だって赤字続きじゃあモチベ下がるじゃないですか。私はかなりケチなので。



その2.無配
無配に関しては軽い話(6000字くらい)を一本BOOTH頒布。一見さんがいきなり「長編読んでください!」って言われても困るでしょうから、お試し用みたいな部分もあります。あとは単純に書きたい短編があったので。
あと、この短編に関して書き込みボードに反応あればいいなという淡い期待も正直ありました。


その3.スペース
上にも書いた通り、他のスペースに埋もれないようにまぁまぁ目を引く外観にしました。
悪目立ちともいうが自分は完全壁打ち、失うものは何もない無敵の人なので関係なし。




■当日編

膝に矢を受けてしまったオタクなので交流しません!!!!!終日不在です!!!!!!のつもりでしたが、夜のコアタイム~閉場の1時間半くらい在席してみました。
何故かというと、書き込みボードに感想や励ましのコメントを頂いたからです。交流一切しない自我出さないオタクにも優しくしてくれる人はいるんだ…と感動し、(とりあえずやってみてダメだったら撤退しよう)という気持ちで在席してみました。


自分が不在の状態だとまぁ見事に閑古鳥…な状態だったのですが、在席して「@新刊あります」吹き出しを固定すると足をとめてお品書きを見てくれる人や、わざわざコメントを書き込んでくれる人までいました。
やっぱり、自分から動かないとだめですね。自分が傷つきたくないというのは宣伝を怠っていい理由にはならない。
別に、頒布数とか閲覧数を気にしなかったら宣伝しなくていいと思うんですけど、読んでほしかったらちゃんとアプローチするべきです。持つべきものは媚びではなくホスピタリティ
自分はTwitterやってないので、なおさら当日の宣伝活動を頑張らなきゃいけないなぁと痛感しました。


なんというか、同人誌を料理に例えると、食材(原作)をどう調理するかは自由だけど、提供の仕方はある程度理想モデルが決まってるよね、という話で、出来上がった料理を机の上に置いてるだけじゃそりゃー誰も食べてくれなくて当たり前。持ち帰り用に包んだり、丁寧なご案内をしたりしなきゃダメよっていう意味。もちろん一流シェフの料理ならみんな真っ先に食べてくれるかもしれませんが!!!!!



■イベントを終えて分かったこと

<反省>

とにかく見やすく、とにかく簡潔に、とにかくクリックする回数を少なく!!!!!!

当日開催されていた別ジャンルのwebイベに一般参加して感じたことも合わせて書いていきます。

とにかく「どこで・何を・どのように公開しているのか」が分からないと一般は手が伸びない。
公開ページはピクスペなのか、pixivなのか、とらなのか、分からないと話にならない。とにかくデカデカと書いて、できれば一発で飛べるリンクを貼るべきだなと思った。プロフィールの活動サイト一覧から飛んでもらおうというのは割とおこがましい気がした。

→解決方法:スペース中央のリンクを「ピクスペ」に設定。
頒布物一覧のところに表紙の画像や書影を掲載し、説明文に公開先に飛べる「こちら」を設定しろ。
とにかく、見たいページに一発で飛べることが大事。とにかくクリックする回数を少なくするべき。どこを見にいったらいいか分からない展示は物理的に見てもらえない。



今回失敗だったなと思うのが無配の「BOOTH頒布」。ブースに飛んで、DLしてもらうという作業工数が発生する。大して興味ない人はそこで脱落する。
→なのでピクスペで無料頒布の方が良かったかもしれない…
でもピクスペもピクスペで(初見にとっては)ファイルDLのやり方が分かりずらかったので、それもそれで…の気もするんですよね。私だけかな。
そもそもBOOTHを選んだ理由は①pixivの小説から直接リンクしやすいように、と②当日だけでなくイベント後も見れるように、という狙いがありました。
よくよく考えたら当日はピクスペ頒布で翌日以降にBOOTHに上げれば良いだけなんすよね…気づかなかった。



あとはやはり「自スぺにいること」が大事だな、と思いました。実際にスペースにいて四六時中見張ってる必要はなく、固定コメントだけ残して画面開きっぱなしにすればOK。
それか店舗外観に「新刊あります」と書くなどして等宣伝をするべき。クリックしなくても「どういうサークルなのか?」が分からないと目に留まりにくい。特に参加サークル数が多いイベントほど!
もちろん宣伝するのが恥ずかしいという人もいると思うけど、自分はやれることをやりたい。
お昼や夜の早い時間帯に在席してたらもっと見てもらえたのかな~とも思いますが、あとの祭りですね。過ぎたことを考えても仕方がない。


<よかった点、感想>

・書き込みボードに感想を貰えた
狙い通り無配の感想を貰えました!あとは既刊の感想や、「紙本予約しました」という嬉しい報告や、これからも楽しみにしてますという励ましのコメントを頂けました。マシュマロ設置してたときよりずっとコメントもらえた気がする。
それに対して即日返信もできたので良かったです。やっぱり交流はカワイイネコチャン。たまに吸うと気持ちがいい。

・なんやかんや楽しかった
超消極的な感じで参加しましたが、そこそこの人に小説読んでもらえたし、本も買ってもらえたし、交流もできて楽しかったです!!!ただ小説pixivにアップしてるだけじゃこんなにコメントもらえないもんね。
読みやすい、とか、世界観が好き、って言ってもらえてうれしかったな~~。読みやすさを意識して書いているので、読みやすいって言われるの本当に嬉しい。
つくづく、自分は「とりあえずやってみてだめならやめる」という人間でよかったなと思います。とりあえずやってみて楽しかったら儲けもんだもんね。もし仮に楽しくなかったとしても「自分にはwebオンリーは合わなかった」という学びになってたと思うし。でもいい思い出になってよかった!
いくつか反省事項もありましたが「最初からうまくいく人はいない」という言葉を胸に次に活かしたいです。
……ってことは次もあるんですか!?!?多分、次回webイベ開催されれば出ると思います。


ふとした時に(頒布数が…ブクマ数が…○○さんと比べて私は…つーか何より下手だ…)というくだらない自意識に押しつぶされてしまうのですが、購入数1、ブクマ数1、閲覧数1の向こう側には血の通った人間が確かにいることを忘れないでいたい、とwebイベを通して再確認しました。
感想送るくらい好きな書き手が上記のようなことで悩んでたら悲しくないですか?私は悲しいです。冷静に考えると読んでくれる人にスゲー失礼だなと思うのでこ、ういう考えもなるべくしなくて済むようになりたいな。でも「他人と比べる煩悩はどんだけ修行を積んでも最後の方まで消えない」って釈迦も言ってたから…仕方ないのかもしれない。

てかその前にお前が好きなのは数字じゃなくて推しカプだろ??自分の推しカプ信じろよ!!!!!!はい解決!!!!




なお、ここで書いたことの8割くらいは「自分が上手くなれば解決する」ことなのでそのためにもこれからもたくさん小説を書きます。押忍!!