初稿が上がったので自分用のメモです。
今回途中で原稿嫌になって、気持ちの立て直しに時間がかかりました。
原稿に詰まったらこうしろ!!!
①読み返さず、別ファイルに「キャラの心情」を書きだす
続きから書こうとするから書けなくなる。一回切り離して考える。
多少矛盾が生じるかもしれないが、推敲の時直すので大丈夫。
なぜ心情なのか?→行動は心情から生まれるからです
全てに先立つものはこころであるからです(テガミバチで読みました)
②全体の流れがごちゃごちゃしたらノートに書きだす
ノート見開きのプロットをもう一度書き直すイメージで、全体の流れを書きだします。
とにかく書きたいこと、伝えたいことを明確にする!
(推しカプのラブラブえっちを書きたい!でも、受けの生きてる意味を書きたい!でも、攻めの嫉妬心!でも)
その要素は多くて3つくらいに絞らないとごちゃごちゃしがちになる。
プロットの時点で固まってれば一番いいけど、書いているうちに見えてくるものもあるのでそこは柔軟に。
③にっちもさっちもいかなくなったらプリントアウトしろ
1と矛盾するが、プリントアウトして読み返す。
だってしょうがない。そのままPCに向かってても書けないんだから。
自然と赤ペンを入れたくなるので、そのまま紙の上で直してPCに打ち込むべし!!
④次の原稿のことを考える
もちろん、今の原稿を投げ出していいという意味ではない。半分今の原稿に飽きているので、「次はこんな話書きたいな」っていうのを一度リストアップする。
アウトプットすると脳の空き容量が増えるので今の原稿に集中できるようになる。なにより今の本を完成させないと次の本を出せない!というモチベーションになる。
書きたくないときは大抵「どう書いたら分からない」時
なのでこうしよう
→残作業をリストアップして一つずつ消込
・書けてない部分を洗い出す
(自分の場合はシーンごとに番号を振ってるので具体的に(2-4がまだ書けてない)ってノートに書く)
そして書けないシーンを細分化
例)告白のシーンが書けない
→告白の台詞が思い浮かばない
→そもそもなぜ攻めは受けのことが好きなのか?
→○○のエピソードの時、攻めの発言を考えたら告白の言葉はこんな感じ?
みたいな風に一つずつ分解して考える。
脚本風に箱書きをつくることもある
【夜、公園、自販機のあかり、険悪なまま二人がベンチに座っている】
・「お前まだ怒ってんの?」
ぎゅっと缶コーヒーを握りしめる。視線は足元に向けたまま。
(そういうお前こそ、自分が何したか分かってんのかよ)←心の声
みたいな感じ
とにかくノートに書きだして、一つずつチェックを消していくと「進んでる感」が味わえるのでいいです。実際少しずつでも進んでるしね。
そんなこんなで初稿完成しました。
といっても、まだあちこち穴だらけなので、これから3回推敲します。紙出力してひたすら赤ペンを入れます。
推敲はなるべく音読しながらやってます。声に出すと引っ掛かる言い回しや表現が見つかりやすいです。
何故3回かというと、これ以上やると必要ない部分まで加筆して話が長くなったりくどくなったりするからです。あと精神的につらい。
なお、中編、長編の初稿を書き終えた後は必ず1日以上間を開けてから推敲します。熱が冷えて冷静になれるからです。その間SSやブログの記事を書いたりすると一度初稿の内容を忘れられるのでオススメです。(もちろんアニメや映画見たり、とことん寝るのでもいい)
初稿の時点で「ここを直した方がいいかも?」という点をリストアップ化していると推敲作業に取り掛かりやすい。
3回目の後、校正します。
校正の時、チェックする項目
(あくまで個人的なチェック項目です)
・誤字
・誤字2回目(web上の誤字誤用チェッカーに流す)
・文末
・一人称(キャラの一人称が間違っていないか、俺とおれ、私とわたしが混在してないか)
・英数字が横に倒れていないか
・表記ゆれ(特に副詞(私はなるべくひらがなで統一)、一つとひとつ(私はひらがなで統一))
・「無い」の表記に間違いがないか(「本が無い」と「○○なんていう訳ない」の違い(迷ったらひらがなで統一!!!))
・誤字3回目
・ページ数(一度右ページと左ページのフォントを別々にしてしまったことがある)と奥付、中表紙
自カプには一人称を状況によって使い分ける人がいるので…一人称チェックはとても大事です。
個人的に…ですが、漢字を多用されると(僅か、些か、漸く、但し、等)読んでるときに引っかかってしまうのでなるべくひらがな表記にしてます(なんとなく公文書に基準を合わせてます)。いやでも同人なので…表現は人それぞれ好きにやっていいと思います!
こんだけ誤字チェックしても絶対1個は誤字見つかるんだよね。
Webオンリーにも申し込んだので、その作業の自分用のまとめを後日作りたいと思います。
<おまけ>