狂気の沙汰も萌え次第

雑記ブログのはずが同人女の日記になりました。

二次創作における嫉妬と向上心(雑記)

(すみませんが、これはハウツー記事ではなくただの腐女子の日記です。)

 

いきなり汚い話で申し訳ないが、文章を書くことは排泄に似ていると思う。
頭の中の余分な思考が排出され、目の前のこと集中することができる。
特に小説や短歌を書いている時は、豆腐づくりにおからが発生するように必ず余計な思考というものはでてくる。
おからをそのまま脳内に放置していると、異臭を放ち、おいしい豆腐作りに支障をきたす。そのため、定期的にきちんとおからも排出しなければならない。
もちろん、おからもおからできちんと料理すれば美味しくなるので、次の作品のヒントになったりブログに書いたりすることが出来る。

 

現在、私は11月末のオンリーイベントに向けて絶賛原稿執筆中である。1か月ちょっとで3万字かいた。完成原稿は4万字くらいになると思う。プロットや構想も合わせるとちょうど2か月くらいかかっている。ははーん、遅筆である。
もちろん、原稿だけをしていた2ヶ月間ではない。仕事もあるし、投稿短歌もあったし、友達と遊んだりした。その間に、こまごまとしたことがとにかくいろいろあった。主に、悪いことだ。というか、巻き込まれたトラブルはなかったはずなのに、自分自身でトラブルを引き起こしたという方が正しい。

 

Twitterだ。
数の魔物に囚われてしまった。苦手なフォロワーがバンバン数字を取っていくのを見て、わたしの尊大な自尊心は多いに傷つけられ、しなくていい嫉妬に駆られ、創作に集中できなくなってしまった。その結果、「原稿 つらい」「二次創作 嫉妬」というどうでもいいワードでひたすらインターネットの海を泳ぎ、膨大な時間を無駄にした。
この間、約一か月。今思えばそんなことをするくらいならブログを書くなり、創作のネタだしをするなりすればいいのだが、何せ視野が狭まっていた。
「A(苦手なフォロワー)のバカヤロー」と叫んだあとはきまって自己嫌悪だ。
これを乗り越えるために、リアルの友人に愚痴ったり、インターネットの皆さんに相談したりと、とにかく「助けてくれ!」というヘルプサインをだした。
1か月間ぐるぐると悩んだ結果「自分のために創作する」「Twitterを見ない」「嫉妬している自分を否定しない」「嫉妬は向上心の表れ」と考えることにした。
これを心掛けるようになってからかなり楽になっている。お試しあれ。

 

他人を気にしないというのは難しい。一応、小説も短歌も「作って楽しー!はいおわり」と自分の世界だけで楽しむことはできる。しかし、上達とか自分の満足のいくものを作るとかそういう目線に立つと、やはり外の世界に出して他人の目に触れされることは必須である。反応はブクマだとか感想だとか、投稿短歌の採用だとか、そういうアクションになって返ってくる。
数字はすべてではないけれども、ある程度の実力と内容に伴っていると思う。(だがしかし私が好きな小説書きさんの作品は旬ジャンルにも関わらず20ブクマ前後である)そこにとらわれると非常につらい思いをする。
外の世界にだしたら「あとはご自由に」というスタンスで、小説を書き始めたころの「だれか一人ににでも読んでもらえればいいな」という気持ちを忘れずにいた方がいいなと思う。

私は他人の作品を気にするあまり(それは数字であったり、解釈であったりする)、他人の二次創作を読まなくなった。読んでいるのはもっぱらプロの小説家の作品だ。
私には好きな文章を書く人が2人いて、それぞれ「村上春樹が好き」「筒井康隆が好き」ということをお聞きしたので(私が質問して答えてもらった、ありがとう)ひたすらその作家の本を読んでいる。
なぜそうしているのかというと、私の短歌の先生が「好きな作家の好きな作家をひたすらさかのぼっていく」という勉強法をおすすめしてたからだ。私は凡人なので、先人の教えにならってただそれを実行してゆくだけだ。
とにかくアイデアと語彙の手数を増やすため、写経をしたり書評をかいたりと活字漬けの毎日である。Twitterはやはり健康に悪い。

 

ここからは自分用の事実の羅列、思考の整理ノートなので読まなくていいです。

<クリスタの練習をしたい>
絵を描く練習ではない。表紙をつくる練習(というかソフト自体の練習)をしたいのだ。今回ホワイト印刷を利用することにしたのだが、白版印刷をりようするにはPSD入稿が必須である。そのため、今回は絵描きの友達に助けてもらった。なんとかそれっぽい表紙を作成できたのだが、この程度の作業に半日かかってしまった。もっとスムーズに、直感的に、作れるようになりたい。
コピー本ならCanvaでPNGファイルつくればいいだけだから簡単なのに……

 

<ごはん関係>
好きな小説書きさんに物凄く食べ物描写が細かい人がいる。BLあるあるの料理描写はほとんどなく、純粋に食べ物の描写がすごいのだ。味だとか、見た目だとか、匂いだとか食感だとか、五感に訴えるものが多い。あとはお酒に関する知識がものすごい。
小説って書き手自身の価値観が透けるような部分があると私は少なからず思っている。多分このひとは美味しいものを食べることが好きなんだろうなと勝手に想像している。
しかも、登場する食べ物というのが悉くイタリアンだとか、フレンチだとかのおしゃ~な食べ物、おしゃ~なワインばかりなのだ。鯖の煮つけが、とか大根の味噌汁が、とかの話は一切てこない。この時点で只者ではないオーラがある。
実際、その人のTwitterでもそういうオシャレストランやハイブラの話が多い。だが、嫌味やマウントっぽさは全くなく、ガチの天上人っぽさがだけがそこにある。
一方私は、食べられればなんでもいい人間なので、食事描写はほとんどなく、簡単なお茶漬けとおにぎりだとかを推しカプに食わせている。酒とたばこは結構飲ませている。推しカプをダメ人間化すな!!!!

 

<今書いている小説について>
感動系の小説を読むのを苦手なくせに、主人公の成長を描くというベタ中のベタの感動モノを書いてる。はじめはこんな話にするつもりは全くなかった。何故だ!!
素人がヤマもオチもない小説書いても、つまらんだろう…ということで三幕構成を勉強したのが運の尽きだった。ハピエン厨であるわたしは、困難を乗り越える主人公を描いてしまった。なんでこんなプロット書いた!言え!なんでだ!
ほんとうは筒井康隆みたいなブラックユーモアやSFっぽい短編を書きたいのだ。でもこの長編を書き上げないことには次の小説に着手できないだ。自分を助けるには、これをまず完成させるしかないのだ。助けてくれ。私は小説が書きたい。

 

<短歌について>
持ち出し金なしでIBSNのついた歌集をだしてくれるという夢のような企画があったので応募した。自選百種を提出しなければならなかった。だが「歌集に載せられるレベルだと自分が考える短歌」なんぞ、短歌歴半年の自分にはなかった。しょうがないので、絞り出して絞り出して、何とか百首出した。こういうのは完成度云々、というより出した、取り組んだという事実が大事なのだと、私は思っている。これを読まされる審査員の方には申し訳なく思っている。推し出版社さん、次に出す本を買うので許してください。そしていつしか私の歌集を貴社で出して下さい。

 

<本関係>
■今月読んだ本
星新一『地球から来た男』
穂村弘『短歌ください』『絶叫委員会』『鳥肌が』
村上春樹『神の子供たちはみな踊る』『中国行きのスロウ・ボート
筒井康隆『笑うな』『最後の喫煙者』
江戸川乱歩『芋虫』『人間椅子
・あとは好きな小説同人誌数冊

 

■積み本
星新一『エヌ氏の遊園地』(途中まで読んで放置中)
穂村弘『にょっ記』『にょにょっ記』※脱稿記念にとってある
せきしろ又吉直樹『まさかジープで来るとは』※イベント中の暇つぶし用にとってある
瀬尾まいこ『戸村飯店青春100連発』(途中まで読んで放置中)
有栖川有栖『幻坂』(途中まで読んで放置中)
阿刀田高『ナポレオン狂』→文体診断でいつもこの人の名前が出るので購入した、もうすぐ届く
・劉 慈欣『三体』※脱稿記念にとってある
村上春樹『遠い太鼓』※字が小さい&600頁くらいあってなかなか読み終わらない
三島由紀夫『不道徳教育講座』※面白すぎて読み終わりたくないという理由で積んである

 

■気になっている本
・初谷むい『花は泡、そこにいたって会いたいよ』※短歌
・飯田有子『林檎貫通式』※短歌
阿部和重伊坂幸太郎『キャプテンサンダーボルト』→私は阿部和重ニッポニアニッポン』で性癖をゆがまされた人間です。伊坂さんとの共著ということで気になる。
星新一『ようこそ地球さん』→おすすめされたので
吉本ばなな『キッチン』→名作なので読んでみたい
恩田陸蜜蜂と遠雷』→恩田陸は読んでて勉強になるので読みたい
村田沙耶香コンビニ人間』→賞を取った時読んで面白かったのでまた読みたい
さくらももこさるのこしかけ』他エッセイ→昔読んで面白かったのでまた読みたい

こうしてみると、読みたい本がたくさんある。Twitterとかまじでどうでもよくなりたい。Twitterやってないときの人生の方が圧倒的に楽しいのに、どうして離れがたいのだろう。もうね、Twitterは告知用アカウントに徹底したい。

 

<執筆のスピード>
ここまで書いて、やっぱりその時読んでいる文章に自分の書く文章が多大に影響を受けるなと思った。あと、以前より文章をすらすら書けるようになった。ここまで30分2000字ペース書いた。慣れというか、文章のパターンを理解しはじめている証拠なのかもしれない。嬉しい。雑記をかくスピードで小説も書けたらいいのに……と思うが、現実は難しい。小説は1日で3000字書ければいい方だ。平均して1000~2000字。一応、毎日一文字でもいいから書くという癖付けをしている。
一応短歌も1日1首つくってはいるが、これはなまじ精度が低い。選歌中にたいていボツになっている。意味があるのかわからないが、あると信じてたくさんつくる。短歌筋はあると思う。筋肉は使わないと衰える。

日記帳にも様々なことを書いているが、いろいろ雑記として雑多に書くにはやっぱりPCでテキストを起こす方が早くて楽だ。推敲せずに出しているので、変な文章になっていると思うけれど、許してほしい。現在小説の推敲作業でしんどいのだ。